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【東京駅】 博多麺房 赤のれん 丸の内店「特製盛合せ麺(1370円)+水餃子5個(320円)」

西麻布の老舗「赤のれん」が丸ビルに

JR東京駅の丸の内北口から歩いて2分ほど。丸ビルの6階、レストランが並ぶフロアの一角で営業する人気店「博多麺房 赤のれん 丸の内店」へ。1946年に博多で生まれた豚骨ラーメンの草分け的存在「赤のれん」の店主・津田茂氏の元で修業した赤坂英晃氏が暖簾分けを許され、1978年に西麻布で店を開いたのが始まりである。

そして2002年9月、建て替えで生まれ変わった丸ビルの6階に入居。いまは2代目・赤坂彰夫氏が味を守っている。なお本家の「赤のれん」は既に閉店。その後、初代の長男・節男氏が「節ちゃんラーメン」を開くも閉店し、現在は味を受け継いだ3代目が博多天神で「元祖赤のれん・節ちゃんラーメン」を営業している。

さて丸の内だが、店内はカウンター6席とテーブルで30席ほど。麺メニューは本家譲りの豚骨白湯に醤油ダレを加えた「博多らぁめん」をベースにチャーシュー、味玉、キムチ、辛子高菜、のり、岩のり、わかめ、メンマ、ザーサイ、辛子明太子を追加トッピング可能だ。また辛味入りの「辛味噌らぁめん肉味噌盛」もラインナップ。

さらに自家製水餃子に加え、白ご飯、明太子ご飯、肉ご飯、高菜ご飯、キムチご飯といった飯モノも用意。デザートには自家製牛乳缶アマレットかけもある。さらに午後5時からは焼き餃子、豚バラ肉の串焼き、若鶏の唐揚げ、那須の揚げ浸し、出し巻き明太子といったツマミメニューが解放され、夜は一杯飲る客も多い。

今回は具沢山の「特製盛合せ麺(1370円)」と「水餃子5個(320円)」を注文することに。なお麺は「細めん」と、節ちゃんラーメンで使う「極細麺」から選べ、さらに麺の硬さを細麺は粉おとし~ヤオメンの6段階、極細めんはカタメ、ふつう、ヤオメンの3段階から選ぶことが出来る。今回は「細めん」を「ふつう」でお願いした。

まず到着したのは「水餃子」だ。小ぶりな一口サイズのものが5つ。刻みネギをネギ練り込んだ肉餡を薄い皮で包んである。卓上の餃子ダレ、お酢、ラー油で味付け。チュルリと食感が良くあっという間に吸い込んでしまう。そしてお楽しみの麺が到着。スープはなんと、店内に大型の五右衛門釜を持ち込み毎日炊いているという。

豚骨100%のマイルドな白湯に小豆島の醤油を使ったカエシを重ねている。濃厚だが嫌な重さはなく、丁寧にガラを下処理しているようで嫌な臭みも皆無。強烈な個性こそないが、万人に愛される味である。麺は加水率低めながら、しなやかでコシがあって旨い。そしてチャーシューは噛みごたえのある豚肩ロース肉が4枚乗る。

ほかトッピングには岩のり、細メンマ、コリっとした食感のよいザーサイ、刻みネギが。卓上にはゴマ、紅生姜、胡椒もあるのでお好みで味調整を。今回は水餃子を頂いたので遠慮したが、お好きな方はぜひ替玉を。バランスの良い一杯、最後まで美味しく頂いた。立地もよくテーブル席も多いので、飲みたい方にもオススメだ。

<店舗データ>

【店名】 博多麺房 赤のれん 丸の内店
【住所】 東京都千代田区丸の内2-4-1
【最寄】 JR「東京駅」丸の内北口徒歩2分

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