人気店「むぎとオリーブ」の新ブランド爆誕
東京メトロの5路線が乗り入れるターミナル・大手町。駅直結の大手町ビルヂング地下2階には、和洋中と様々な飲食店が軒を連ね、界隈の勤め人で賑わっている。今夜は、その飲食店街に2022年6月11日にオープンした「らぁ麺 貝と煮干し、時々濃厚」へ。コチラは都内近郊に複数店展開する人気店「むぎとオリーブ」の系列で新ブランド。
店舗は区画でいうと13番。丸の内線と東西線の改札に近い、ビルの東の端にある。C7かE2の出口ならビル地下2階と直結なので便利だ。和風の引き戸に白い暖簾。割烹のような佇まいの店内は、コの字カウンター10席と2人掛けテーブル3卓の計16席。軒先の券売機は完全キャッシュレスで、現金は不可なのでご注意を。
麺メニューだが、らぁ麺は「貝らぁ麺」が蛤醤油、蛤と煮干しの醤油の2軸あるほか、「煮干しらぁ麺」は黒醤油と白醤油の2種。また濃厚な「Premium豚骨醤油らぁ麺」も用意している。ほか、濃厚煮干しつけ麺、淡麗貝出汁つけ麺、煮干しまぜそばもラインナップ。また、飯モノには豚角煮ご飯、帆立炊き込みご飯も。
今回は「蛤醤油トリュフバターらぁ麺(1200円)」をオーダーした。薄濁りのスープは、大量の蛤と日高昆布を低温でじっくり炊き上げており、蛤の旨味と香りを存分に楽しめる。そこに、兵庫末廣醤油の濃口醤油と再仕込み醤油に数種類の魚介乾物を漬け込み、赤穂の天塩でキレを加えたカエシを重ねている。
合わせる麺はチュルチュルとコシの強い中細ストレート。三河屋製麺と開発したオリジナル麺だそうで、国産小麦「春よ恋」を使用。小麦の香りが良い上、スープとの相性抜群で箸もレンゲも止まらない。チャーシューは低温調理の鶏胸肉が2枚と、大判の豚ロース肉が1枚。いずれも味付け控えめで肉の旨味を感じる逸品だ。
そして、トッピングの肝は蛤の貝殻3つに盛られた「蛤ペースト」「トリュフバター」「紫玉ネギ」だ。それぞれ、徐々にスープに溶きながら食べ進める。最初のうちは蛤出汁の旨さのみを堪能。ペーストを解いて貝の旨味をブーストし、トリュフバターで至高の旨味へ。最後は紫玉ネギでサッパリと。様々な表情を楽しめる。
ほかトッピングには、シャキシャキで香り良いホウレン草、香り良い海苔、柔らかな極太メンマ、ナルトが乗る。卓上には拉麺胡椒、煮干し酢、柚子オイルがあるのでお好みで。また濃厚豚骨用に「やみつきニンニク」もあり、卓上のマヨネーズと和えてライスオン出来るのも魅力だ。次回は濃厚か、煮干しか…悩むなぁ
<店舗データ>
【店名】 らぁ麺 貝と煮干し、時々濃厚
【住所】 東京都千代田区大手町1-6-1
【最寄】 東京メトロ「大手町駅」C7かE2出口直結