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肥宝館 -貧すれば丼する-

【栃木 小山】 一品香 城東店「チャーシューメン(900円)」

小山市のソウルフード「一品香」

JR小山駅の東口から歩いて12分ほど。小山商工会議所そばにある「一品香 城東店」へ。元々は1975年に国道50号に近い駅南町で創業したが、その後、新しく建てた城東店を本店として長年営業。宇都宮市内にも駒生店、今宮店と暖簾分けした店が2つあるほか多くの弟子も輩出している、まさに小山市を代表する店である。

なお、一品香の味をベースに独立した弟子筋やインスパイア店は「ピンコ系」と呼ばれ、北関東を中心にコアなファンも多い。残念ながら2022年1月末に駅南店は閉店したが、城東店は健在。カウンター7席に加え、5人掛けテーブル3卓、7人掛け2卓と約40席大バコだが、休日ともなると店の外に行列が出来る人気ぶりだ。

軒先の看板の通り、行列時はまず食券を買ってから並ぶシステム。全員が敷地内に揃っていて食券を買っていれば代表待ちもOKだ。メニューは創業以来、醤油味のラーメンと餃子で勝負。チャーシューメンは肉3枚なのだが、その上に肉6枚の「肉増し」、9枚の「肉増しW」と初見殺しのマッチョなメニューも用意されている。

一方の餃子は店内で食べるのはもちろん、テイクアウトも可能で、焼きと生、冷凍でも購入出来る。餃子も肉増しも捨てがたいが、今回は「チャーシューメン(900円)」のみをオーダーした。着丼まではおよそ5分。弱気チョイスのつもりだったが、到着したのは大判の肉に覆われたボリュームたっぷりの一杯である。

スープは豚骨と鶏、香味野菜を炊いた清湯で、そこに円みある醤油のカエシを重ねている。ほのかに甘味もあり、優しい飲み口だ。そこに、手打ちの自家製太縮れ麺を合わせている。並盛でも麺量はかなり多め。大鍋で茹でて平ザルで上げた麺は、コシがあり小麦の香りも良く旨い。太さが不揃いなのでクセになる食感だ。

チャーシューは先述の通り、肉厚で大判の豚肩ロース肉が3枚。タレに漬け込みオーブンで焼いているそうで、赤身と脂身のバランスが良く、タレの旨味も感じられる逸品だ。夢中でかぶりついてしまった。ほか、柔らかな太メンマ、笹切りのネギが乗る。肉も麺もボリューム満点。小山を訪れる際は是非一度、啜ってみて欲しい。

<店舗データ>

【店名】 一品香(いっぴんこう)城東店
【住所】 栃木県小山市城東1-9-29
【最寄】 JR東北本線「小山駅」東口徒歩12分

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