昨日書きました塾テストの話の続きです
今日は小学生の高学年の話
塾に通わずにこれまで通信教材などで過ごしてきた生徒さんたちにとって
塾で行われるテストは意外な結果になることが多いのですが
その難易度や量に慣れておくことが中学での定期考査で悲惨な結果を見ずに済む方法だと思います
先日のテストで初めて塾テストを受けた生徒さんは
あまりの難易度の違いに衝撃を受けたようでした
高学年となると、学習自体が意外に難しいですし、基礎だけの学習で満足しているわけにはいかなくなってきます
一つの単元から広がる応用問題もそれなりに解き、同じ単元でも難易度が違うということを意識して
挑戦していくというスタイルを持って欲しいですね
昨日も書いたように、復習する習慣がなければ忘れてしまいます
まして次から次へと新しい単元学習が待っている学年にとって、公式などの暗記・難易度を変えての演習などに加え
漢字学習・社会や理科の暗記とやることは一気にボリュームアップ!!
学習習慣がなければ到底追いつきません!
ですが、親御さんの意外と多い「中学受験は考えていないので」という意見
確かに中学受験するわけではないから、勉強に重点を置く生活に興味はないかもしれません
学校で行われるテストではそれなりの点数を取ってくるのだから、大げさに心配する必要はないのではないか?
という気持ちもわかります
しかし、小学校のテストは単元ごとに行われ基礎問題が8割を占めている上に、記憶が新しいうちに行うテストが
中学の定期考査のように半年スパンになったらどうでしょう?
当たり前のことですが、結果は惨敗ボロボロなのです
結果が惨敗だけなら良いですが、そうなってしまうとちょっとやそっとの努力でこれらを逆転するのは容易ではありません
なぜなら、中学でも新単元の目白押しですから、現行単元を学習しながら遡り学習をするという
一気に2倍の学習が待っているからです
しかも、中学生は部活動も盛んですから例えば運動部に所属した場合3倍の努力が必要となる!
遅れをとっていない人より3倍の努力をしながら高校受験までの3年間を過ごすなんて過激な生活が待っている!
それを「小学生の頃から知っていれば、もっと勉強しておいたのに・・」と嘆く生徒さんは少ないないのです
冒頭で紹介した初めて塾テストを受けた生徒さん、あまりの衝撃に涙目になり、こちらの声がけに声も出ませんでした
初めてということで緊張もしていましたから、いつものように振舞えなかった部分もあるでしょう
しかし、半分以上無回答となってしまったテスト
おそらく人生で初めて経験した 難しくてわからない どうやって解けばいいのか?
不安と焦りを感じたのではないでしょうか
なぜなら、学校のテストでは常に高得点を取ってきた真面目な生徒さんなので
自分でもこんな結果になるとは思ってもいなかったはずだからです
ただこれをマイナスに捉える必要はありません
中学に行く前にこうした現実を知ることができたのは逆にラッキーでした
これを機に中学に備える学習習慣をつけて行くことができますね!
小学生こそ塾テストを受けるべきだと私は思います
中学で高校で何が待っているかを知り、準備することができるからです
この夏を無駄にせずに小学生も多方面からの学びを実践していきましょう
久しぶりの投稿になってしまいました
学童学習教室のブログがメインとなってしまい、なかなかこちらが書けない状態ですが
先日行った学力テストの結果から考えたこの夏の取り組みについて書こうと思います
小・中学生対象の学力テストでは
普段の学習が的確かどうか、定着しているかどうかがわかります
今回は小学2年生から中学2年生までのテストでした
小学2年生は満点を狙える学年です
算数は文字どおり満点を出した生徒さんもおり、まずまずの結果でした
ただ、2年生でも国語は思うような点数には至りませんでした
学習をしていても、算数より国語は文章の内容によるところが大きかったりするからでしょうね
3年生になってくると、すでに漢字の問題で得点を落とす傾向が出てきています
計算ミスと合わせると、自習学習の確保が重要になってくるのは3年生ではすでに必要だというところかと思います
学童学習教室の3年生さんで、スタディータイムに気になったのは かけ算九九の暗記が怪しい と思ったことです
親御さんにそのことをお伝えし、ご家庭で確認してもらったところ、やはり「できていなかった」とのことでした
その時の会話からわかることは、学校に通っているだけでは定着しないということです
学校のテストでは気になる点数はありませんから、まさか九九を忘れているとは思ってもみなかった と話されていました
実は九九だけでなく、センチやリットルの単位もおぼろげの3年生さん
このまま進むと完全に図形問題を解けなくなると思ったのは、私が出題した2年生の図形問題に手も足も出ませんでした
ヒントを出して、何度やり直しをしても正解は出てきません
(足し算しか使わないような問題です)
このレベルの問題で30分以上考えても正解が出ないという事実は学校に通っているだけでは気がつかないご家庭は多いでしょう
ただ、この生徒さんが特別できないわけではないことは学校の成績からもわかります
真面目ですし、学校のテストは問題ない
つまり、忘れてしまうのです
九九や単位を忘れてしまうものだろうか?と思ってしまいがちかもしれませんが
自習する習慣のないお子さんは簡単に忘れますから注意が必要です
家庭学習で多いのは「通販型の学習教材」です
私も子供達には使わせていたのですが、振り返ってみるとそれで良いのは1年生
つまり導入の部分では苦手意識を持たせないという意味で良い教材だと思います
しかし、学年が上がるとどうしても問題の量が少ないと感じます
それも圧倒的な少なさだと思うのです
落とし穴ですが、それをしていることで安心して
家庭学習量は足りている と判断してしまいがちです
それで足りるお子さんというのは塾に通っていたり、他の学習手段を持っている場合にそう言えると思います
毎月送られてくるからと思っていても、ひと月当たりの学習量として考えると全く足りていない のが現実です
親御さんにそうした話をすると、「では、家庭用教材としてどんな教材を選べば良いのでしょう?」
と質問されます
その答えとしては、生徒さんの性格や学習姿勢、集中力とネバリ強さ、現状の弱点・・・など
総合して考えなくなては私も出てきません
先ほど書いた3年生を例に取るとすれば、間違いなく2年生からやり直した方が早いです
お家にいると1ページ進ませるにも大変とのことだったのですが
そもそも、そうした家庭学習習慣がないということが問題です、まずは学習習慣をつけるということが大切ですから
問題集を何にしよう迷って先延ばしにすること自体が時間を無駄にしていると思います
私はほぼ毎月大手書店に出向き、新しい教材を目にしています
それに付け加えて、塾専用教材も目にしています
塾用教材を使うにはやはり講師の存在が必要となりますが、書店に並んでいる教材
特に小学生の教材は講師がいないくてもできる家庭学習用教材が豊富ですし、弱点特化した教材も豊富です
ただ、家庭学習習慣がないお子さんの場合は、何を買っても使い切ることがないという欠点もありますね
なので、何の教材を使うかより先にご家庭で習慣作りをすることが先決です
習慣付けのための学習としては問題集を買うよりも、学校の教科書を書き写したり漢字を何度も書く
教科書の1ページ目に戻りもう一度問題を解くなど、難易度を上げるのではなく
一度学習したことをもう一度 というのが取り組みやすいと思います
話が広がってしまいましたが、この夏私が着目しているのは 自学自習する力を養うということ
なので、塾の生徒さんたちにも 自習 を強制する時間を設け
最低でも20時間、最高で50時間を塾で自習することを課しました
とは言っても、ただ放置していると お遊びの時間に早変わりしてしまうので
専用のスタッフもつけ、課題を出し、小テストも行います
また、夏は何を目標に学習すれば良いか?という点ですが
夏は復習をする時期です!
夏にしっかり取り戻し、復習ができていることが大前提で冬に先取りへと進めるからです
理解・定着も曖昧にしたままの先取りは全くの時間の無駄となります
この夏はしっかり復習し、同じ単元でも難易度を上げて学習しましょう!!