都立高校の入試システムは
推薦入試の廃止こそなかったものの
変更点が多々あり、しかもなかなか不透明のままです。
明らかになっているのは
推薦入試の募集枠の縮小と合格基準としてきた内申の割りあいが50%に下げられるという事。
推薦での試験は
個人面談・集団討論・小論文OR作文などが解っていますが
これらの配点や評価観点、またその方法などは不明瞭なままです。
コミュニケーション能力や論理的思考力などを磨いておく必要があるのは解りますが
内申を基準に志望校を選んできた今までの進路指導はどうなるのでしょう?
今の子どもたちに学力だけでなく、多くの能力を求めすぎな気もしますね
推薦入試のチャンスが広がった!という見方をされる先生もいらっしゃいますが
基準も定かではないのに上位校にチャレンジするのはどうかと
私の中ではまだ疑問がたくさんあります。
また一般と推薦との学力差が懸念されているところに拍車をかけているとも思います。
入学してから本当に進学し卒業まで頑張れるレベルの高校に行かなくては
登校拒否や退学する生徒が増えるだけです。
他県のように廃止するならその方がまだすっきりとした受験ができるのではないかとさえ考えてしましますが
現実を受け入れるしかありませんね。
こうした不透明な入試システムに不安を感じ、私立高校への変更も予想されます。
いずれにせよ、内申を高く維持する事と学力を伸ばす事が
一枚岩ではない今の現状がそもそもバランスが悪くて受験をわかりにくい物にしていると思うのですが・・
今回の変更点が思いつきでない事を願うばかりです。
受験学年ではない保護者さまもぜひ関心を持って
お子さんの受験に備え、学力と能力を付ける学習を指導して頂きたいと思っています。