春期講習も残り1週間を切りました
生徒の皆さんは自習できているでしょうか?
自習がなぜそんなに大切なのか?
東大院講師が書いてくれていますのでぜひそちらも一読下さい
自習と言っても内容は様々です
暗記することから反復演習
文系の暗記科目は何度でも、計算問題なら、時々四則計算や方程式を解く
そしてスピードをつけて正確に解く練習もあります
リスニングをして発音をチェックしたりといった事も必要でしょう
こうして書いてみると、自分で出来る事は沢山あります
暗記は自分の努力次第ですから、覚えられるまで
忘れた頃にもう一度・・とくり返す事で定着をして行く訳ですよね
自習学習で成績を伸ばせる生徒さんは、こうした暗記する学習が出来る事で
大きく差をつけて行きます
しかし、本当に大切な事は『自習計画』が正しく組まれている事です
自習の難しさは、勉強そのものより
継続性や計画生にあると感じています
お子さんに「自習の計画をどのように立てているの?」と聞いてみて下さい
殆どのお子さんが
縦に時間
横に教科
を書いているでしょう
これは計画を立てたと言うには甘く、計画を立てる上での”大枠を作った”に過ぎません
また時間で細かく教科を分ける作り方をよく見かけます
もし、お子さんがこのような計画を立てていたとしたら
「まだ計画途中なのね?時間で教科を区切るまでは出来たなら、
後は何をその時間にするのかを考えてみて。」
という話の流れをつくり、お子さん自身にこの計画では効果的ではない事を悟らせるのが
良いと思います
私は暗記ならどのレベルのお子さんでも努力次第で効果的な学習が出来ると思っています
しかし、理系教科、特に数学や物理は自習で効果をあげるには
お子さんがそれなりのレベルにならないと出来ない教科だとも思っています
つまり、覚えるだけでなく
覚えた事を活用する教科は、自習するにもそれなりのレベルが必要だと言う事です
数学に関して言えば、自習で効果をあげられる生徒さんのレベルは
例えば学校のテストで90点台をとれる生徒さんでしょう
偏差値で言えば55以上と言うところでしょうか
(55でも無理でしょう・・と言われそうですが)
効果を上げる自習の仕方
その基本は、計画にある事は上に書いた通りです
ではその計画をどのように進行させるかというところですが
自力で解けない問題にぶつかった時、どう対処するか?という違いで効果が分かれます
なので暗記教科なら努力次第ですが
自力で問題を解く教科は努力ではなくレベルの問題が出てきますね
学校の問題でもそれを自力で解くレベルにいなければ
頭を抱えるばかりで先に進めず、ただ机の前で時間が過ぎます
そこで気がつかなくてはいけないのですが
それは『時間の無駄』ですから、解けない問題は印を付け
先生に質問をするという流れがあれば、その問題を飛ばして先に進めればいいのです
効果的な自習の仕方はとても深いです
なので、本人に任せていてもなかなか成果に繋がらない事が多いんです
まずはお子さんが自力で問題を解けるようになるまで質の良い授業を受ける事が大切ですね