地震、計画停電以降クリニックで行った節電対策は、
1. エアコンの分解掃除。 効率が高まり、節電効果があるそうです。
2. 電球の多くをLED電球に交換。 クリニックを暗くするわけにはいかないので、消費電力の少ないLED電球に。
3. エアコンの出力を控えめに。
またこの夏は、午後の一番暑い時間帯(2時から3時まで)にはクリニックを開けないことも、考慮中です。
先日のブログに書いた、今後の原発への選択肢のうち、私は2.省エネ、新エネルギーの開発を進めながら、原発を減らしていき、将来は廃止することに賛成です。いずれにしても、今までのように野放図にエネルギーを使うことはやめなければなりません。
1980年には、現在の半分の発電量で賄えていたということを、今回初めて知りました。1980年といえば、私が社会人になった年です。産業で使われるエネルギーがどれぐらい増えたのかはわかりませんが、自分の家が使っていたエネルギーについては分かります。当時は、まずエアコン(クーラー:冷房専用)は一家に一台あるだけでした。テレビも一家に1台。パソコンはまだ存在していません。暖房はガスストーブが一台と電気ごたつがひとつ。お湯が使えるのは台所と風呂だけで、洗面所は水だけ。冷蔵庫は半分ぐらいの大きさ。食器洗い機はなし。洗濯機はあるが、乾燥機はなし。電子レンジはあったかどうか、憶えていません。
先日、昭和30年代(1958年ごろ)の東京を舞台にした、「3丁目の夕日」をテレビで見ました。これに出てくる子供たちは、私より7歳ぐらい上ですが、ほぼ同世代。このころ3種の神器と呼ばれていたのが、洗濯機、冷蔵庫、テレビです。この3つはまだあまり普及しておらず、これらを揃えるのが夢であった時代です。3種の神器以前に家庭で使われていた電気は、電灯とラジオと扇風機ぐらいだったのです。3種の神器の後、3Cと言って、車Car、カラーテレビ、クーラーが普及しはじめたのは、1960年代後半以降です。
電気の使い方を1958年に戻すのは不可能でも、1980年に戻すことは不可能ではない気もします。そう思うと、かなりの節電は可能です。もっともパソコンだけは手放せませんけど。