スカンジアでランチ。ここのニシンが、私の知っている限りでは、日本の北欧レストランの中でベストです。横浜が今でも世界と深くつながっている街のように感じるのは、横浜育ちではない私が、観光客目線で見ているだけでしょうか。
スカンジア前の木々は、もうすっかり紅葉しています。
今日は、大桟橋に日本最大の客船、飛鳥が停泊していました。母校慈恵医大の先々代の耳鼻咽喉科教授の高橋良先生は、鼻科学の大家で、慈恵医大が内視鏡下鼻内副鼻腔手術を世界に先駆けて行えたのも、高橋先生のつくられた基礎があったからですし、鼻科学では最も大きく歴史も長い国際学会であるISIANも、高橋先生が創設されたものです。私も、幸運にも直接指導をいただく機会が、何回かありました。高橋先生は20年ほど前、教授退任後もずっと続けられていた鼻の手術もやめられ、半世紀以上にわたって続けられた鼻科学の仕事をすべて終えられて、世界一周の船旅に出かけられました。大型客船を見ると、いつも高橋先生を思い出します。