2019-9-24大分発・北海道一周 自走車中泊 夫婦旅 (鮭の遡上・奇跡な出逢い・ウトナイ湖・サラブレッド)27日目です。

2019-9-24(火)北海道千歳市にある『道の駅サーモンパーク千歳』で27日目の朝を迎えました。
天気は晴 気温16℃
台風一過。
今日は夏日になる予報です。
朝は長袖ですが午後からはTシャツ1枚でよさそうです。

いつものように朝4時に起きた私。
この後、まるで小説のような出逢いが待っていようとは・・
男と女が赤い糸ならば縁という名の糸は何色でしょうか?

『道の駅サーモンパークで鮭を食べたい』この嫁の一言で決まった車中泊。
事前に調べもせず台風の影響が強い雨の夕方、この道の駅に着きました。
鮭が食べたいと言ったもののそれらしきメニューはありません。
スタッフの方に聞くと、『サーモンという名前はすぐ横の川に遡上してくるサケからとったものでサケの料理はありませんよ』とのこと。
ならば明日の朝、鮭が遡上している川を見に行くことに。
翌朝AM5時。
1人で川に行く私。

そこにいた1人のご老人。
この方の知識が凄かった。
以下、このご老人から聞いたこと。
ここは日本で最初にサケの人工孵化をした場所だということ。

海では釣っていいけど川で釣るのは違反で罰金がすごいから誰も釣らないということ。
ここから10km上流まで鮭は遡ること。

その目的だけで鮭は遡上するのでここにたどり着くまでの50〜60日間は何も口にしないこと。
だからここまでたどり着くとぼろぼろ状態であること。
一旦、川に登ったサケは下流に下ることはないこと。
朝の6時30分にオスとメスを選り分けること。

メスは卵を取りイクラとして売るのでお金になること。
オスは加工するだけだからあまりお金にならないこと。
午前と午後に分けて取ること。
車が3台待っているからおそらく1台に500匹ほど入れるだろう。
3台なので1500匹ほどになること。
過去一番取れたのが平成7年で
55万匹だったこと。
これが過去最高。
逆に最低だったのは平成20年
4万8000匹と一番少なかったこと。
理由は地球温暖化だったこと。
これらを一気に喋ったご老人。

最後に
『もし嫁さんがいるのなら6時30分から鮭のオスとメスを仕分けるから見ると面白いよ』と言われ
たのですぐに嫁に知らせに行きました。
6時30分ちょうどに始まるオスとメスの仕分け。
(これは観光として大々的に売り出したら良いと思います。
100台近くの車中泊の車がいたのに見に来たのはほんの数人だけ。
なんと勿体ない。こんな光景は北海道ならではだし、期間限定の今だけでしょうに)

オスの鮭は向こう側に、メスの鮭は手前にと分けます。
それもメスの方には(メス10匹に対してオスが3匹の割合)で入れます。
全部が終わった頃『いま車に積んだ鮭は1843匹』とご老人。
え? 何故分かるの?
なんと右手にはカウンターを持って数えていたんです。

『ご老人いったいあなたは何者なんですか?』
『ハッハッハッハ。ワシは越後チリメン問屋の隠居で、隣にいるのはスケさんとカクさん・・』
なんて返事はなくそこからは無言でした(笑)

実はこのご老人の隣にいた人が今回のご縁の方なんです。
途中からご老人と代わって私とずっと話していたYさん(男性)が最後に『どこから来たの?』と聞いてきたので『大分県です』と答えると『大分なら臼杵に仕事に行ってたなぁ』との返事。
『え?臼杵なら私の地元です』という話から。
臼杵の○○会社に北海道から行っていた、とYさん。
なんと嫁の母が務めていた会社だったのです。
それも同じ部署。
さらにその会社の知り合いの子供さんが嫁とは先生と生徒の関係。
もちろん名前も良く知っています。
そのYさんもいつもここに来ているわけではなく、滅多に来ないのにたまたま、用事があって来たとのことでした。
偶然がいくつも重なったご縁。
もし嫁が鮭が食べたいと言わなければ。
私がスタッフに聞かなければ。
朝5時に私が川に行かなければ。
ご老人がもう一度嫁さんと6時30分に見に来たら?と言わなければ。
Yさんの用事が今日でなければ。
全て出逢うようになっていた奇跡。

お互いのフルネームを確認してお別れしました。
今回の旅は不思議な縁が多いのですが一番鳥肌が立ったご縁でした。
AM8時30分 道の駅出発!
AM9時 『道の駅 ウトナイ湖』到着。


白鳥が1羽。
嫁が遊んでいます(笑)

遠くからもう1羽がやってきました。
途中で羽を広げバタバタさせるのは威嚇なのか求愛なのか?

嫁と遊んでいた白鳥も同じく羽を広げバタバタと。

まぁこれで恋人同士になるとハッピーエンドとなるのでしょうが、現実はなかなかそうはうまくいかないようでした。
突然、遠くにいた鳥(種類は不明)がグループに分かれ、空中で円を描くように飛び回ります。

朝日を浴びた湖面が煌めく中、幻想的な光景に思わず声を上げてしまいました。

AM10時 出発!
AM11時 『むかわ四季の館』到着。
温泉に入り、今日は今風なマッサージ器で揉みほぐしです(笑)
そしていつもの牛乳。
14時 『サラブレッド銀座通り』到着。

ここから数キロはどこを見てもサラブレッドだらけです。

『ここから白馬が見える』と嫁。

今日の観光はここまで。

何かに操られるように出逢う人との縁。

今日も感謝です。


2019-9-24(火)北海道千歳市にある『道の駅サーモンパーク千歳』で27日目の朝を迎えました。
天気は晴 気温16℃
台風一過。
今日は夏日になる予報です。
朝は長袖ですが午後からはTシャツ1枚でよさそうです。

いつものように朝4時に起きた私。
この後、まるで小説のような出逢いが待っていようとは・・
男と女が赤い糸ならば縁という名の糸は何色でしょうか?

『道の駅サーモンパークで鮭を食べたい』この嫁の一言で決まった車中泊。
事前に調べもせず台風の影響が強い雨の夕方、この道の駅に着きました。
鮭が食べたいと言ったもののそれらしきメニューはありません。
スタッフの方に聞くと、『サーモンという名前はすぐ横の川に遡上してくるサケからとったものでサケの料理はありませんよ』とのこと。
ならば明日の朝、鮭が遡上している川を見に行くことに。
翌朝AM5時。
1人で川に行く私。

そこにいた1人のご老人。
この方の知識が凄かった。
以下、このご老人から聞いたこと。
ここは日本で最初にサケの人工孵化をした場所だということ。

海では釣っていいけど川で釣るのは違反で罰金がすごいから誰も釣らないということ。
ここから10km上流まで鮭は遡ること。

その目的だけで鮭は遡上するのでここにたどり着くまでの50〜60日間は何も口にしないこと。
だからここまでたどり着くとぼろぼろ状態であること。
一旦、川に登ったサケは下流に下ることはないこと。
朝の6時30分にオスとメスを選り分けること。

メスは卵を取りイクラとして売るのでお金になること。
オスは加工するだけだからあまりお金にならないこと。
午前と午後に分けて取ること。
車が3台待っているからおそらく1台に500匹ほど入れるだろう。
3台なので1500匹ほどになること。
過去一番取れたのが平成7年で
55万匹だったこと。
これが過去最高。
逆に最低だったのは平成20年
4万8000匹と一番少なかったこと。
理由は地球温暖化だったこと。
これらを一気に喋ったご老人。

最後に
『もし嫁さんがいるのなら6時30分から鮭のオスとメスを仕分けるから見ると面白いよ』と言われ
たのですぐに嫁に知らせに行きました。
6時30分ちょうどに始まるオスとメスの仕分け。
(これは観光として大々的に売り出したら良いと思います。
100台近くの車中泊の車がいたのに見に来たのはほんの数人だけ。
なんと勿体ない。こんな光景は北海道ならではだし、期間限定の今だけでしょうに)

オスの鮭は向こう側に、メスの鮭は手前にと分けます。
それもメスの方には(メス10匹に対してオスが3匹の割合)で入れます。
全部が終わった頃『いま車に積んだ鮭は1843匹』とご老人。
え? 何故分かるの?
なんと右手にはカウンターを持って数えていたんです。

『ご老人いったいあなたは何者なんですか?』
『ハッハッハッハ。ワシは越後チリメン問屋の隠居で、隣にいるのはスケさんとカクさん・・』
なんて返事はなくそこからは無言でした(笑)

実はこのご老人の隣にいた人が今回のご縁の方なんです。
途中からご老人と代わって私とずっと話していたYさん(男性)が最後に『どこから来たの?』と聞いてきたので『大分県です』と答えると『大分なら臼杵に仕事に行ってたなぁ』との返事。
『え?臼杵なら私の地元です』という話から。
臼杵の○○会社に北海道から行っていた、とYさん。
なんと嫁の母が務めていた会社だったのです。
それも同じ部署。
さらにその会社の知り合いの子供さんが嫁とは先生と生徒の関係。
もちろん名前も良く知っています。
そのYさんもいつもここに来ているわけではなく、滅多に来ないのにたまたま、用事があって来たとのことでした。
偶然がいくつも重なったご縁。
もし嫁が鮭が食べたいと言わなければ。
私がスタッフに聞かなければ。
朝5時に私が川に行かなければ。
ご老人がもう一度嫁さんと6時30分に見に来たら?と言わなければ。
Yさんの用事が今日でなければ。
全て出逢うようになっていた奇跡。

お互いのフルネームを確認してお別れしました。
今回の旅は不思議な縁が多いのですが一番鳥肌が立ったご縁でした。
AM8時30分 道の駅出発!
AM9時 『道の駅 ウトナイ湖』到着。


白鳥が1羽。
嫁が遊んでいます(笑)

遠くからもう1羽がやってきました。
途中で羽を広げバタバタさせるのは威嚇なのか求愛なのか?

嫁と遊んでいた白鳥も同じく羽を広げバタバタと。

まぁこれで恋人同士になるとハッピーエンドとなるのでしょうが、現実はなかなかそうはうまくいかないようでした。
突然、遠くにいた鳥(種類は不明)がグループに分かれ、空中で円を描くように飛び回ります。

朝日を浴びた湖面が煌めく中、幻想的な光景に思わず声を上げてしまいました。

AM10時 出発!
AM11時 『むかわ四季の館』到着。
温泉に入り、今日は今風なマッサージ器で揉みほぐしです(笑)
そしていつもの牛乳。
14時 『サラブレッド銀座通り』到着。

ここから数キロはどこを見てもサラブレッドだらけです。

『ここから白馬が見える』と嫁。

今日の観光はここまで。

何かに操られるように出逢う人との縁。

今日も感謝です。
