土曜、夜10時放映、テレビ東京「美の巨人たち」を、毎週かかさずに観ている。10年以上だと思う。前回の放送は「 ラトゥール 」だった。 フランス絵画の黄金期である17世紀に活躍した人物。名前を知らない方でも、「 いかさま師、ラトゥール 」で検索すると、なんとなく見覚えのあるようなないような画像が網膜に張り付いてくると思う。。。なんかすきなんですよね。この「いかさま師 」、画家の遊び心なのか、貴族社会へのアイロニーなのか、描かれている人物が浮き出す心理的緊張感に、ぐっと引き込まれていくんです。恐怖感が瞬間生まれるんです。。。さて、番組で紹介されたのは「 灯火の前のマグダラのマリア 」。ラトゥールの最高傑作といわれている絵画。この画名から、おそらく、今までの生き様を悔い改め、これから、凛として人生に臨んでいきたい。単純に、そんな場面なのかもしれない。けど、静かな眼光の背後に秘めるこの女性の別の感情を読み取ってあげなければいけない。そんな気持ちにさせられる絵画。。。。。。時はバロック全盛の17世紀フランス。いけいけムードに押し流されることなく、光と闇、夜、を描き続けた画家。ラトゥール。人間のもつ理性に対し、ある種の悲哀感を抱かずにはいられない。
、、、、マグダラのマリア、、、、 映画「 ダビンチコード 」を観返したくなった。
、、、、マグダラのマリア、、、、 映画「 ダビンチコード 」を観返したくなった。