食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

利休切腹

2011-06-28 05:19:43 | 日記
  先日の大河ドラマ「お江 」は、利休が秀吉に切腹を命ぜられる場面で終わった。


 女性脚本家の限界というか、構成と2人( 秀吉、利休)の心理描写は、かなりひどいものであった。


 石坂浩二という名優がかわいそうである。


  それはさておき、、、、、、、、、


 利休切腹は、歴史のミステリーとして数多の人間の興味をそそいできた。


 諸説あるが、、、、、、、


 才能に溢れ、忽然とした態度を取る利休に秀吉が嫉妬を抱き、やがて権力者ぶりが鼻につきすぎ、切腹を命ぜられる、という大筋は、衆目の一致するところである。


 そしてある一つの説に僕は興味を注がれる、、、、、、


  利休の弟子に山上宗二という男がいた。  彼は、秀吉がつくった黄金の茶室を、成金趣味だ、茶道の堕落だ、と批判し大阪を出て、関東の北条氏の元へ行ってしまう。


 やがて、小田原征伐のときに、山上宗二は発見され、秀吉の前に連れてこられた。


 秀吉もわだかまりがあるため「 どうだ、少しは気持ちを変えたか。もう俺のことを成り上がりものだと思わないか。」 と問いただしたところ、、、、、


 「 いや、依然として思っております。あなたは所詮、文化人ではない。」とむしかえした。


 怒った秀吉は、、、、


 「 その口が生意気だな。 口を斬れ。」  と、それで次は、耳を斬れ、鼻を斬れ、と、結局、山上宗二は死んでしまう。


 それを目の当たりにしていた利休は、いくらなんでもやりすぎだ、と秀吉に猛抗議する。


 腹をたてた秀吉は、利休を京都に謹慎させ、やがて切腹を命じる。


 少々短絡的だが、日々の積もる怒りが後押ししたのだろう。


 権力者の嫉妬が政治に直結する、というよくある悲劇に、利休が巻き込まれたであろうことは間違いないと思う。。。。。


  

保険料

2011-06-21 06:09:55 | 日記
 昨日のYahooニュースによると、、、、、


 大企業のサラリーマンが加入する健康保険組合が、危機的状況のようである。


 震災による影響の前時点で、全国に1447ある健康保険組合のうち約9割が赤字に陥る見込みだという。


 今後は保険料収入の減少、医療費負担の増加によってさらなる財政悪化が懸念されるであろう。

 当然、さることながらそのしわ寄せはサラリーマンにいく。 


 赤字補填のため、保険料の引き上げに踏み切るであろう健康保険組合が増すことは想像するに難くない。


 民主党支持者ではないが、社会保障に関するマニフェストの、医療保険制度の地域保険一本化に関しては、賛同する。


 健康保険、国民保険、共済保険などの区別をやめて、所得に比例した保険料徴収のシステムに統一したらいかがであろうか?


 その保険運営を、都道府県単位で行い、年齢構成や所得などの地域格差については、国と地域間で財政支援を行うようにする。


 まさに、これにより地方分権の土台が築かれる。


 少子高齢化、貧困、 我が国の社会保障制度は見直しを迫られている。


  まさに、政治の決断が必要である。。。。。

低エネルギー社会

2011-06-14 06:15:38 | 日記
 今の若者は、はきがないといわれる。


 車に関しては、ポルシェやフェラーリなどの高級車に憧れを抱かず、むしろ、自転車、電気自転車にのめりこむ傾向にあるようだ。


 自分自身を傷つけることの畏怖から、好きな子がいても告白しない、もろもろの競争に加担しない。


 海外旅行など見知らぬ場所に行きたがらず、地元で遊ぶことを好むようだ。


 「 とりあえずビール 」という言葉は聞こえず、「 青りんごサワー、カルピスサワー 」 など個々の嗜好物で乾杯する。


 読書やヘアケアーなど、自身の内面、外見を磨くことがプライオリティーの最上位にくるそうだ。


 このような、いわゆる草食系男子を取り巻く状況を考えると、、、、、

 
 彼らが、「 高度経済成長 」 や 「 バブル期 」 といった日本がせわしく燃えていた時を知らず、不況、デフレ、といった脱力感の中で育ってきたという経済環境に、一要因を求められる気がする。


 いい時代を知らないから、頑張った先にいいことが待っていると思えないのかもしれない。


 しかし、、、、、、、、、、


 原発事故の影響もあって、世界は低エネルギー消費社会への移行に関心の矛先を向けている。  


 トヨタの副社長が5月の決算会見で「 日本のものづくりは、すでに限界を超えている 」 と述べたことが記憶に新しい。


 もしかしたら、、、、、、、、


 たくさん作って、たくさん売ろう、の大量生産・大量消費から、付加価値の高いサービス産業中心の低エネルギー消費社会への産業構造転換に、草食系男子が潤滑材として機能するかもしれない。。。。。


 

減量

2011-06-07 05:48:02 | 日記
 今日、健康診断がある。


 このブログを遡ること1年前、減量シリーズを終えてから、無気力な日々が過ぎていった。


 痩せようと思い、努力した三ヶ月間がフラッシュバックする。


 怠惰に、座敷ブタのように時間をやり過ごしてきた自分がいる。


 このままメタボで生活習慣病を受け入れるか、減量と葛藤し、そのストレスで体内の免疫機構が崩れ、癌になるか?


  だったら、このまま腹10分目の生活をつらぬこうか?


 雑念に思いを巡らしながら、体重計にのってみる。


    92.8 kg


  ふと、関が原で敗れた石田光成が、三条河原に連れられる途中ではいた言葉が浮かんだ。


  「 大儀を思ふものは、たとえ首をはねらるるときも、命を大切にし、何卒本意を達せんと思ふ 」


   一番軽いトランクスをはいていこう。。。。。