食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

初夢

2009-12-29 07:59:01 | 日記
  1月2日の夜に見る夢を 「初夢」 といい、


  見た夢の内容によって、その年の運勢を占ったりする。


   何故、元旦でなく、2日なのだろう?


  昔は、2日が一年のスタートとして大切な日であると考えられていたため、仕

事始め、書き初めなどを、その日に行っていた。 


  初夢も、それに乗じていたようである。


    

     夢の内容は、

 
  『一、富士 二、鷹  三、茄子』

 
  の順でめでたいものとされている。


 
 夢枕に、富士山、がそびえたっていた暁には、歓喜の雄叫びを挙げたいのを、グ

ッと堪え、仕事中も、周囲に悟られないよう嬉しさをおくびにもださず、一人もく

もくと、、、、、  心の中で(今年は最高についている!!!)



      しかし、
  

    実は、これ、、、、、



   江戸時代以降に作られた序列なのである。


 富士山も、鷹も、茄子も、すべて駿河(静岡県)の名物であり、そこは徳川家康

 の出身地でもあった。


  
   つまり、人々が抱いた


 
  家康にあやかりたい、という願望が、「初夢」の形に巧みに組み込まれてしま

ったのだ。



  けど、思うに、民族の歴史を脈打つ一つの生命体と考察すれば、「初夢」とい

う願望の背後に埋もれる、先祖から続く正のエネルギーは、現代に生きる我々に、

大きな推進力をもって希望や勇気という形に喚起されうる、のではないだろう

か。。。。。


  

     ちなみに、、、、、


  オモチャメーカーの『タカラトミー』から、


 「見たい夢を見ることができるマシーン」  が発売されている。

通勤電車

2009-12-26 07:39:33 | 日記
 朝の満員電車通勤地獄からはなれて4年ほど経つ。


 不謹慎なことを言うようだが、電車内で痴漢をしたことも無ければ、幸い痴漢に勘違いされたという経験もない。


 「それでもボクはやっていない」という映画があった。


 痴漢の濡れ衣を着せられ、冤罪と戦う男の物語。


 不事実も、一度、誤解を受けると、知らぬ間に負へ向かって誇張し、驚くほど柔軟な速度で検察権力の下に、有罪として取り込まれてしまう。 というもどかしさを描いた秀作である。


 実際、そばの女性に痴漢と勘違いされないように、わざと両手をバンザイ状態にしたまま通勤されるサラリーマンの姿をよく目にする。


   が、、、、、


  この涙ぐましい努力をされている企業戦士の方々に朗報がある。


 先般、発売された痴漢冤罪予防グッズ 『男のグー手袋』 がそれだ。


 読んで字のごとく、この手袋をしていれば、掌で女性に触ることが必然的に不可能なため、瞬時にアリバイを証明することが可能だ。


 これなら、大上段に構え安心して通勤できる。


  冬場は暖かく使い勝手があるが、夏場はむれて大変なように感じる。


 しかし、痴漢に仕立て上げられ、家族、世間から疎外されていく苦しみを考えれば、いささかたりとも、はめ心地に難をつける余裕などない。


  
  さて、、、、、


 母子家庭に認められてて、父子家庭に認められてない制度に、


 
     『児童扶養手当』


 がある。 明らかに差別である。


 父子家庭に導入できないのなら、母子家庭からもこの「手当」、取り上げるべき

である。

     



  


 

駅伝

2009-12-25 09:45:10 | 日記
 お正月、新春の風物詩「箱根駅伝」、、、、、


 青春をタスキに託して。   筋書きのないドラマ。


 区間を全力で疾走した若者が精根尽き果てて倒れ落ちる様は、アマチュアスポー

ツという無償の行為を超え、ある種、組織への自己犠牲と言った思想的な恍惚さえ

感じられる。



 途中、給水は「真水のみ可」。  スポーツ、エネルギー補給飲料類の一切を禁

じている。ところも、古き良き体育会系の鼓動を頑なに引き継いでいる。


 
 瀬古も、谷口も、「箱根駅伝」のスター、から彼らのマラソン人生が始まった。



 『箱根駅伝』


 何を隠そう、平均視聴率が常に30%台という、日テレのドル箱スターなのである。


 ご多分にもれず、実家の父も筋金入りのファンであり、1月2日、3日は、必ずこの番組がついている。


 
 
   そもそも『駅伝』とは、、、、、、


 古代中国において発達した、交通情報通信システムのことをいう。


 首都から地方にのびる道路網、一定の距離ごとに中継所となる「駅」をつくった


 この「駅」と「駅」とをつなぐ形で築かれたシステムを「駅伝制」と呼んだ。


 この「駅伝制」、中国のみならず、古代メソポタミア、ローマにも存在している



   さて、、、、、


 我が国最初の「駅伝マラソン」は、


 大正6年に、東京上野の不忍池と、京都三条大橋との間を、20区間ほどに分け、

襷わたしをしながら走破した「東海道駅伝競走」とされている。


  現在でも、不忍池、三条大橋には瓜二つの記念碑が立っている。


 この「東海道駅伝競走」は大成功のうちに終わり、その数年後に


 距離を縮めた「箱根駅伝」が誕生するのである。。。。。



 
   その昔、僕がまだブクブクに太る前、アスリートだった頃、


  
 県の駅伝大会に第一走者として出場し、後ろから 3番目で襷をわたした、こと

を思い出した。


    チームへの自己犠牲は出来たと思う。。。。。


     

        



 

クリスマス

2009-12-24 07:20:19 | 日記
 12月25日がクリスマスで、イエス・キリストの誕生日とされていることは言うまでもない。


  が、


  実は、これは便宜上の誕生日とされている。


 本当のところ、イエス・キリストの誕生日は、はっきりとは解っていないのだ。


 キリストの教えや、行動を記録した『新約聖書』は、彼の誕生日について全く触れていない。



  では、いつごろから 12月25日をキリストの誕生日としたのだろうか?


      

 当時、ローマ帝国において12月25日は、ミトラ教の太陽神の誕生日を祝う大切な

一日であった。


   
    そこに新しく、キリスト教が入ってくる。


  
    そしてこの土着信仰と結びつき、

 

  「キリストは、太陽のごとく、この世を照らす光である」

  というキャッチフレーズが出来上がった。


 
 これをプロパガンダとして、ローマ帝国領土内に、キリスト教は広められていく


  大凡、381年ごろに、12月25日がイエス・キリストの誕生日と制定されるのだ


 
 つまりクリスマスは、キリスト教がローマ帝国に伝わってから後にできたものなのだ。


  
    いうなれば、、、、、


  12月25日は、本来ローマ帝国の太陽神の誕生日だったのだ。


  
     いずれにせよ、、、、、


   Merry Christmas !!!