平穏な土曜日、窓を開けると心地よい昼下がりの風景が広がっている。。。。。本日、映画「 レイルウエイ 運命の旅路 」が公開される。 残念ながら、有楽町、新宿三丁目まで足を運ばなければ観ることができない。。。多分、行かないと思う。。。泰緬鉄道( 第二次世界大戦中、ビルマとタイとを結ぶために、日本軍がつくった鉄道。)の建設に捕虜として従事させられたイギリス人将校を描いた内容。。。「 戦場にかける橋」同様、この手の映画は、白人優位の思想が意識の底に根付いていることを見てとらなければならない。。。余談だが、「 猿の惑星 」というイギリス映画は、日本人を揶揄した物語。あれを喜んで観る日本人がいること自体、信じられない。。。それにしても、イギリスほど、盗人猛々しいという言葉が当てはまる国もあるまい。 ボーア戦争、アヘン戦争、など、横暴、略奪の類は驚くほど多岐に渡る。タスマニアに関して言えば、国そのものをせん滅してしまう。 虐殺どころではない。最後の一人にいたるまで抹殺してしまった。。。そんな悪事をたなざらしにし、歴史の尺のほんの一時期、彼らの沽券に関わった事象を炙り出し、舌鋒鋭く非難する。 有色人種に対する倫理観のようなものはみじんも感じられない。。。結局、イギリスの悪口になってしまったが、映画そのものは面白いかもしれません。
冒頭、、、我が国の医療制度は、国民が平等に医療を受けられる点で、世界に誇るべきシステムだ。。。アメリカのように株式会社が病院を経営し、保険会社が医療を支配する国と比べても、日本の医療制度( 保険制度 )は世界一だと思う( 実際、、、今でも世界の多くの国で医療は金とコネを有する人しか受けられないものとなっている。身近なところで、歯の治療にわざわざ帰国するといった話。。。) 余談だが、我が国にはかつて、保険治療が0割、、、つまりタダ、、、( 本人( 働いて保険料を払っている人)、、、、旧老人保健 ) の時代があった。。。お金があったんだな~笑。。。。。さて、昨日から診療報酬の改定が始まった( 医者、歯医者が受け取るお金のことで、点数により表されている。2年に1度、改定される ) ○○という医療行為をした場合、いくら、、、(何点 )といった具合に、一つ一つの治療が点数化されている。。。医療を供給する側からすれば点数を新たに覚え直さなければならないので、正直、面倒くさい。。。。。ただ、これら細かい数字(点数)の向こう側には、政府の医療システムに対する青写真が見え隠れしており、その息遣いを嗅ぎ取るのは、ある意味面白いし、勉強になる。。。。。今回の改定は、『 地域包括ケアシステム 』の理念である住み慣れた地域で在宅療養し、自宅での看取りを推進する政策、がその根幹をなしていた。人によっては、「 患者をあまり長い期間病院で面倒みず、さっさと家に帰ってもらう 」と乱暴な言い方をするだろう。 ただ、今後、医療費は超高齢化の進展に比例して、確実に増加していくことを鑑みれば、そうせざるを得ないと思う。病院と診療所との連携や家庭医の活用( 確か、オランダは患者の9割を家庭医の初期治療で対応していると思う、、、)で、医療の供給面を効率化するのが目的のように思える。歯科においても、在宅医療にその機能が重点化されている。。。よい流れだと思う。 地域医療、地域包括ケアシステムの枠組みにおいて、他分野の方々と潤滑に事を進めていく上で、歯科医に求められるものは、幅広い医学的知識、教養だと感じる。。。 従来のように歯の事ばかり考えているようでは駄目だと思う。。。