Hiroyasu-kingの体験記  裏読み思考で社会を暴く、真理不尽の違法許さず! 遊び心で一刀両断 是非に及ばず

ヒロヤスキングの穴馬指南奮戦記から、社会の真相に迫る裏読み体験談 
官僚国家の罠 国民は家畜じゃないよ!主権在民だよ!

反社会的勢力排除条例はヤクザ社会を壊滅させるね 企業がヤクザ化するって事が怖いよ

2016年04月10日 17時40分46秒 | 義理.人情.恩返し.体験談.回顧録.仲間

昔、ヤクザの抗争に巻き込まれそうになった話を前文でしたけどね 俺はヤクザ社会とは無縁の人間だからね

勘違いされたら困るけどね 話としては、結構おもしろい話だよ 関わりあったヤクザが超大物だったから事態が大げさになったよ

俺の所有する貸家にお婆さんが住んでいたんだよ 20年位は独り暮らしでいたんだけどね 垢抜けした感じの良いお婆さんだった

高齢の一人暮らしだからね 病気や亡くなった時の事も心配だったけどね 何時も感謝の言葉を口にする礼儀正しい人だった

亡くなった場合のリスクもあるけどね 人情も働いて、最後までみとる覚悟で貸していたんだよ

ある日、もう一部屋他に貸してくれないかと相談に来たよ 理由を聞いたら「子供が重病だから、近くの病院で治療させたい」と言うことだった

重病と言っても普通の生活はできて、通院で治療しながら、悪化すれば入院させるって事だったけどね 年齢は50才代って感じだったよ

ペコペコと丁寧に頭を下げて頼むからね 別の部屋を貸すことにしたんだよ 本人にあったら、ニコニコして低姿勢だったよ

愛想は良いし、年老いた母親と一緒に話したからね とてもヤクザとは思えなかったね 

数か月経った頃から、ヤクザ然とした用心棒らしき男が、2人同乗している車で見かけるようになった。

病気治療にしては雰囲気がおかしいなと思っていたところで、本人が事務所にやってきた。

風体はヤクザ然としていて、金のネックレスに金の腕輪だよ 低姿勢に頼みごとに来たんだけどね

人を脅かすためのブルドックスタイルだよ 「ファックスを貸して貰えないか」との事だった

「良いよ」って貸したんだけどね ファックスに流れてきた書類は、債権の取り立ての証文が十数枚だった

発送元は広域暴力団の本部からのものだった 俺はその書類を見て驚いたよ これはまずいって直感したね

俺は書類を渡して「これは駄目だよ、2度とファックスは貸せないよ、ヤクザってことなら部屋を貸すこともできなくなるよ」って言ったんだ

本人はまずいと思ったらしく「ごめん ごめん もう迷惑はかけないから」って言ってペコペコと出ていったよ

俺は母親を呼んで話をしたよ 「息子さんはヤクザだね、話が違うだろ、病気治療ではなかったのか?」ってね

母親は、息子の生い立ちからヤクザになってしまった話を涙を流しながら語ったよ 「絶対に迷惑はかけないから勘弁してください」ってお願いされたよ

病気持ちである事は本当で、かなり悪いらしく治療の為に来たって事は本当のようだった 母親として出来る事はしてあげたいということだった 

俺は母親に「問題を起こせば出てってもらうよ、ヤクザだって居直られたらこのままにはできないよ」って引導を渡したよ

その後、近隣からヤクザがいるって苦情が来てね もめ事があったらしく「俺は○○組のやくざだ!」っと脅かされたって事だった

俺は本人に会いに行って「ヤクザだ!って名乗って脅したら、このまま貸しとく事はできないよ、契約解除だよ」って言ったんだ

本人は「もう脅かすような事はしないから、近所とはもめ事を起こさないから、もう少し部屋を貸しててくれ」って事になったよ。

昔はね、契約解除をしてヤクザを追いだすなんて危ないことだよ 体を張らなければ解決できないからね 厄介な問題になるよ

今は反社会的勢力排除条例があるからね ヤクザと分かれば貸すこともできないし、契約解除して追い出すとなれば警察が協力するからね 

ヤクザは人間扱いをされていないよ 生活権さえ無いって感じがするね 追いつめられた狂犬の恐さを感じるよ

言葉で脅せなくなれば、地下に潜って行動するって事になるからね ゲリラ化して凶暴になるね

これからは命がけの脅しって事になるんだろう 通り魔に似せた事件が増えるって事だね

 

この男は、車で送り迎えされてる様子や、周りの人物の風体からおかしいと思ってはいたけどね 

関東のヤクザ社会の水面下では、この男の存在が大騒ぎになっていたんだよ

広域暴力団が、関東のヤクザ組織の縄張り内に事務所を出したってことで、大騒ぎになったらしい。

追い出すためには、ドンパチの抗争になるってことで、地元のヤクザがいきり立っているって事らしい。

地元のヤクザは、若い頃からの顔見知りではあったけどね ヤクザとの交流は無いから事務所に行ったことは無いよ

事務所に出入りすると警察にも勘違いされるからね 生きてる世界が違うから一線を画さないと誤解を受けるからね

普段は電話をしてくることも無かったけどね 親分が必死に俺を探しまくって「逢って聞きたいことがある、大変な事だから必ず電話をくれ」って伝言があったよ

俺は電話をして話を聞き、異様な様子を感じ取って事務所に行ったよ 親分は緊迫して焦っていたよ

ヤクザの事務所で見せられたのは、巻物に書かれたヤクザの名簿だった この中に見覚えのある名前は無いかと聞かれたよ

目で追うと見覚えのある名前があった 名簿と同じ○○組のやくざと名乗っている、お婆さんの息子の名前と同じだった

名簿は広域暴力団のもので、肩書きは関東本部長と記載されていた。

この名前と同じヤクザはいますよって答えたら、「やっぱり本当か!間違いないんだな!」って確認されてね 真顔になっていたよ

「このままでは大変な事になる、貸家もお前の事務所も撃ち込まれるかもしれない、関東のヤクザが撃ち込むって騒いでいる」って事だった

俺は「そんな事になってしまうんなら、契約を解除して出ていってもらう、自分で解決する」って言ったよ

そうしたら、親分が「もう時間が無い、俺が直接会って看板を下げさせる、確認できただけで十分だ」と言ったよ

その後、双方で話し合いが上手く行ったのだろう 本人は病院に入院して部屋を留守にするようになった。

俺は、母親にトラブルの内容を話して「このままでは面倒見きれない、退院したら転居して貰うしかない」って言ったよ

この問題はその後、意外な展開で解決したけどね 面倒なことに巻き込まれて一大事になるところだったよ 危ない橋を渡ったよ

情けをかけて、甘い対応をしたしっぺ返しだよ 面接時に指を隠していても、小指が無いのは分かったけどね 若い頃の悪戯と受け入れたよ

病気の子供を呼び寄せて、治してあげたいとの母親の愛情を受け入れたよ まさか、危ない爆弾男のような者とは思えなかったからね

今のように反社会的勢力排除条例が無い時代は、ヤクザを相手にするのは大変だったからね 扱いは厄介だったよ

堅気なのに巻き込まれれば同様の目で見られることになるよ 末端で生きてる人間は避けて通れないこともあるよ

この時は銃撃事件になることも無く治まったけどね 運が良かったって事かな? お婆さんの感謝の気持ちは感じたよ

俺も当時は若かったからね 風体が悪いからって、悪人とは決めつけたくなかったからね 荒くれ職人を見て育っているからね

調子に乗って間違いを犯す奴もいるけど、心根は良い奴って人間も沢山いるからね 見てくれで決めつけたくはなかったよ

人情を大事にして、何か力になれる事があるならって感じで受け止めていたからね

火中の栗を拾って火傷をするところだったけどね 人情は伝わっているよ 

ヤクザたりとて、母親の世話になってる恩人に迷惑はかけられないって心情は働いたんだろうね 

俺は難を逃れたからね 義理人情が通じたって事かな お祖父さんの囚人を扱う心情が生きてるって事だろう

 



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