あごう ひろゆきの「集志貫徹」 ブログ

生まれ育った「大田市」をこよなく愛し、責任世代の一人として、先頭に立ちがんばっています。皆様との意見交換の場です。

「集志貫徹」

やっぱりおおだ!

なぜ行財政改革が必要なのでしょうか?

2010年07月27日 17時02分47秒 | 想・有・独・言
本日は第2回の「大田市議会 行財政改革特別委員会」が開会されました。

執行部から副市長、総務部長、総務次長、行革推進室長、担当職員のご出席を頂き、
これまでの行財政改革の取り組みと成果についてご説明をお聞きいたしました。

その後の執行部への質疑では、各科目について細かい取り組みや成果についてがほとんどで、肝心の「大田市議会 行財政改革特別委員会」の議会の方向性と行政への意見具申についてが、なおざりにされた様な感が致しました。

これまでの「行革特別委員会」でも、議会の委員長報告を議事録で読み返してみても
そういう質疑方式での進め方であったように感じます。

議会の方向性と行政への意見具申を議論しないと、本質を見失ってしまうのではないでしょうか。


ではなぜ行財政改革が必要なのでしょうか?

わが国は民主主義国家であり、国から地方公共団体に及ぶまですべての権利は住民にあります。
すなわち「主権在民」です。
よって、地方自治体である大田市政も執行する権利(住民が市政に参画する)と全てを知る権利(市民が市政を監視する)を住民が有していると考えます。
「住民本位」の自治体運営が行われるべきです。
市行政の役割は、主役である住民の皆様が満足出来るサービスをどう提供するかになってきます。

大田市長は市民の直接選挙で選ばれます。同じように大田市議会議員も市民の直接選挙で選ばれています。
そして市長は主に執行を、議会は決定を担当し、二元代表制によって政治が行われます。
長も議会も直接選挙で選ばれた以上は市民の意見を政治に反映させていく責任があります。
民意を聞き、それを反映させていくことにより住民が市政に参画することと、監視することが可能になると考えます。
(もっと直接に市民は市長を直接請求で住民投票を行い、リコールすることができますし、同様に議会を解散させることも、議員をリコールすることもできます。また、自治体の条例を直接請求できます。住民監査請求もでき、これを経て住民訴訟もおこせます。)


市民の権利を市長や議員に渡してしまったのではなく預けてあるだけです。また、行政を企画や執行する権限を行政機関に委託しているだけに過ぎません。
市政の全てを知る権利は市民に留保されていると思います。

市民は税金を納めています。税負担者としての立場と権利を有しています。
行政は住民の負担に対して 最大限の効果、受益を住民に提供しなければならないと思います。
税金を使う側の論理から税金を納める側の論理へ、サービスを提供する側の論理に立った行政からサービスを受ける側の論理に立った行政へ転換しなければならないと考えます。

住民本位の自治体運営にするためには、大田市のシステムはまだまだ不十分ではないでしょうか。
そのためには行財政改革を実行し、真の姿に立った行政サービスが成されなければいけないと考えます。

行財政改革を実行するにあたっては、行政は当然、変わっていかなければなりませんが、同時に議会も変わっていかねばなりません。
また、住民意識も変わっていかなければなりません。
そうするために、行政は「大田市行財政改革推進本部」があり、総務課に「行改推進室」が設けられています。
議会は「大田市議会制度検討特別委員会」と「行財政改革特別委員会」を立ち上げました。

この中でしっかりと本質を見極めた議論をしていかねばならないと考えていますし、速やかに実行に移していかねばなりません。
市民の皆様に意識改革を図っていくために、長も議員も、今まで以上に声を聞かなければなりませんし、説明をしていかねばなりません。
その手段の一つが各議員の書くブログであると思います。

長と議会と市民の三つの力がお互いに作用しあいながら自治体を運営し、結果として主権者市民の意思を反映させ、行政と住民が対等なパートナーとして協働する。
そのために行財政改革は是非とも必要だと考えます。


9月定例会日程

2010年07月22日 22時11分07秒 | 想・有・独・言
本日、平成22年第4回大田市議会定例会が平成22年9月6日から9月30日の会期で開会されることが発表されました。

9月定例会日程

この定例会では、

○特別委員長中間報告(大田市立病院医療確保対策、大田市議会制度検討、行財政改革)
○付託案件審査報告(総務教育、産業建設)
○決算審査意見発表
○決算審査特別委員会設置、同委員選任

等があります。


また、本日は午前9時から広報編集委員会が第1委員会室で開会されました。

内容は6月定例会を内容を盛り込んだ、「大田市議会だより NO.20」のほぼ最終的な
校正でした。

この市議会だよりは8月19日発行予定です。

私の一般質問の内容も記載されています。お楽しみに。



RAILWAYS

2010年07月19日 11時03分04秒 | 想・有・独・言
やっとこさ「RAILWAYS ~49歳で電車の運転士になった男の物語」を見に出かけました。

錦織監督の話を聞くたびに期待に胸を膨らませていましたが、ようやくスケジュールが空き、
見ることができました。

文句無し、いい作品です。

ストーリーはどこにでもある、やや単純では話ではあるけれど、引き込まれましたね。

錦織監督は何が言いたかったのでしょうか?

単純に考えると男はいつまでも夢を追いかけ続けるということなんだろうけど、
そう単純ではなさそうな気がします。

今や都会に拠点を置いて生活する田舎出身者への葛藤とエールを送った作品ではないかと思います。

本当は田舎へ帰って生活したい、生活するべきだという想いと、今の仕事は捨てられない、帰って仕事はあるのかと、でも、何とかしたい、
という理想と現実の間をさまよう葛藤を訴えたかったように思えてなりません。

そして、現実にこの島根で暮らす我々にとって、それが幸福なのか、あるいは不幸なのかを考える作品であると思えました。

田舎に親を残して都会で生活する大田市出身の皆様にとっても、この葛藤は必ずあるのではないでしょうか。

そして、田舎に住む我々にとって、この故郷を守って生活する大切さを改めて考えさせられた作品でもあると思います。



大田に帰って良かったと心から思える作品でした。

所々に映し出された島根の自然がすばらしい。

さすがに錦織監督作品だと思えました。

地域安全マップ

2010年07月18日 11時26分42秒 | 想・有・独・言
大田小学校PTAが毎年続けている「地域安全マップ」づくりを行いました。

「地域安全マップ」とは犯罪が起こりやすい場所を地図にしたものです。
犯罪社会学の第一人者の立正大学の小宮信夫教授が提唱され、
犯罪の機会を与えないことによって犯罪を未然に防止するという考え方に基づいています。

小宮教授は犯罪が起こる場所に着目。
「誰でも容易に入りやすい場所」(監視性が低い)
「誰からも見えにくい場所」(領域性が低い)
この場所で犯罪が起こりやすいと警告されています。

この2つのキーワード「入りやすく」「見えにくい」場所を見つけて、
地図に表したものが「地域安全マップ」です。


今年は新諸友子ども会が地元自治会をフィールドワークして作成しました。

梅雨も上がった直後で、たいへん暑い中、子どもたちが一生懸命に取り組んでくれました。

最後に出来上がった地図をもとに、発表会をしました。
9月には新諸友の自治会全員の前で発表する予定です。









吉川自治会長さんを始め、新諸友自治会に皆様、保護者の皆様、PTA役員の皆様、
大変お世話になりました。




久手海岸と石見銀山

2010年07月10日 22時15分03秒 | 想・有・独・言
今日は朝7時前から大田市海岸を美しくする活動実行委員会が主催された
大田市海岸を美しくする活動(大田市海岸一斉清掃)に参加いたしました。

平成16年に始まったこの活動も、今年で6年目。
今年の会場は久手海岸。

多くの皆様がお集まりになり、ゴミを拾い集めました。

大田市のすべての海岸で、同時に実施できれば良いのですが、
なかなかそれもかなわない事。

その分だけ海辺の皆様にはご負担をおかけしています。

毎年この日だけではなく、常にこういう意識は持ちたいものです。






午前10時からは、大田小学校の6年3組の親子レクレーション。

今回は、ガイドの会さんにお願いをして、ガイド付きで電柱が地中化した大森の
町並みを散策しました。

子どもたちもガイドの皆様から丁寧な説明を聞き、改めて石見銀山の価値と
大森の町並みのすばらしさを実感したことと思います。









これが終わると、午後からは「大田名画シアター」による「剣岳」の上映にスタッフとして
お手伝い。

夜には大田小学校PTAが主催する「地域安全マップ」の地元説明会を開きました。

一日中フル回転でくたびれました。正直言って。

また、明日もがんばります。