「集志貫徹」

議員任期が4月10日に満了することに伴い、3月議会閉会で特別委員会は解散することになります。
常任委員会・特別委員会共に慣例に従って2年ごとに改選がされることになっています。
私は4年間通じて常任は「産業建設委員会」、特別は「行財政改革特別委員会」に所属いたしました。
行財政改革特別委員会では、前半が松村委員長のもと、後半は三浦委員長のもとで
活発な議論を通じた委員会活動だと感じています。
特に後半2年間は、委員会開催ごとに、入札制度・まちづくり等の具体的なテーマを決め
集中的に議論し執行部に意見具申を行いました。
決算審査特別委員会の更なる発展を見据えた事務事業評価(議会版仕分け事業)も実施いたしました。
その中で、「まちづくり予算を市税の1%予算に」という提言はまさに実りあるものだと実感しています。
行財政改革の本来の意味は「市民本位の行政」だと強く感じております。
主役である住民の皆様が満足出来るサービスをどう提供するかということです。
市民の権利を市長や議員に渡してしまったのではなく預けてあるだけです。
また、行政を企画や執行する権限を行政機関に委託しているだけに過ぎません。
市民は税金を納め、税負担者としての立場と権利を有しています。
行政は住民の負担に対して 最大限の効果、受益を住民に提供しなければなりません。
税金を使う側の論理から税金を納める側の論理へ、
サービスを提供する側の論理に立った行政からサービスを受ける側の論理に立った行政へ転換しなければならないと考えます。
その為に行財政改革は市民が満足するまで行わなければなりません。
後半2年間は、まさにこの考えに立った闊達な議論に基づいた意見具申と提言であったと思います。
三浦委員長お疲れ様でした。有意義な議論が活かせますように。
昨日20日をもって3月議会が閉会致しました。
3月議会は「予算審査」が非常に重要な要素となります。
審議の結果、「一般会計」並びに10の「特別会計」、並びに水道・病院の「企業会計」が
賛成多数もしくは全会一致にて可決されました。
ここで「一般会計」について概略を説明致します。
総額は243億6500万円。市長さんは24時間365日予算とおっしゃっていました。
前年度比13億5000万円、5.2%の減額編成になります。
この背景は、歳出では消防庁舎の建て替え(消防防災拠点施設整備事業 ▲5億2126万円)、
水産物卸売市場の建設(水産物卸売市場再編事業 ▲2億6185万円)
新不燃物処分場の整備(新不燃物処分場整備事業 ▲17億9870万円)などの
大型プロジェクトが一段落したことにより、投資的経費である普通建設事業費が伸率▲44.4%(▲26億2408万円)と
ほぼ半減した要素にあります。
今年度の新規事業としては、
携帯電話等エリア整備事業(5087万円)富山町芦谷地区、祖式町矢滝地区の携帯電話不感地区解消に向けて基地局の設置。
橋梁長寿命化事業(7300万円)計画に基づき、橋長15m以上の橋梁を年次的に改修・改善する。
小学校耐震補強・改修事業(2億1976万円)川合・池田・仁摩の各小学校体育館の耐震補強・改修工事。
新大田市立病院建設事業(1億4128万円)新病院建設に関連して発生する排水対策工事。
大田運動公園整備事業(4766万円)多目的広場にトイレを備えた管理棟の建設。
などです。
予算規模としてはやや落ち着いた予算編成だと感じます。
一方歳入の方は、地方交付税・市債・国県支出金などの依存財源が76.5%を占め、
市税等の自主財源の伸びが期待できない状況にあります。
基金は11億2516万円を取り崩し、残高が6億7781万円減少する見込みです。
市債は33億円増の365億9220万円となり、3ヵ年平均の実質公債費比率は0.3ポイント改善する見込みでは
ありますが27年度以降はプラスに転じることになりそうです。
あらゆる面で自主財源の確保に努めて欲しいと切望いたします。
平成26年度はこの貴重な予算を有意義にまた効果的に投入し、成果の見える事業展開を
お願いしたいと思います。
よいよ明日は大田市立第一中学校の卒業式です。
私はPTA会長として来賓を代表し、祝辞を述べる予定になっています。
(卒業生の一保護者でもありますが)
卒業生が入学した3年前は、ちょうど東日本大震災が起こって一ヶ月後。
日本中が情勢的にも、精神的にも不安定な時期の入学でした。
その後、「絆」という精神的な支柱となる言葉が注目され、
彼らはその言葉と共に中学校生活を送ってきたと思います。
やはり「絆」というキーワードで彼らにエールを送ろうと 祝辞の文章を考えております。
彼らが希望を見いだせるような、力強いエールにしたいと思っています。
(非常に難しいし、責任ある祝辞ですよね。頭痛いですわ。)
まもなく、完成です。
昨年の入学式の様子 昨年の体育祭の様子
明日から3月議会の一般質問が行われます。
1期4年間の最後の議会での質問です。
私は1期の目標を、「議員として基本的な資質向上に切磋琢磨する」を挙げて行動してきました。
議会に対する姿勢もその一つであり、すべての定例会で一般質問することをその証と捉えていました。
今回で16回全てに質問することが出来そうです。
質問したからいいとは決して思いませんが、毎回質問を考える度に資料を約100ページ分くらい
用意し、目を通しています。
日頃の議員活動に当然役だっています。今後もできるだけ続けたいと思っています。
では、今回の質問の内容を。
1.定住施策について
(1) 出生者数の増を図るため「安心して子育てができるまちづくり」の推進について
これまでの少子化対策は、主として「子育て支援策」を中心に取り組まれてきた。
一定の成果はあり、その重要性は引き続き変わらないものの、今後は、さらに視野を広げ、
「恋愛・結婚」をめぐるデータの集積、現状分析と評価、政策的対応のあり方等について、
議論を深め、大田市独自の結婚支援施策を構築すべきである。
そのためにはどうすればよいのか。を質していきます。
(2) 転出者数を抑えるため「ふるさと大田の意識醸成」を図ることについて
大田市で行っているふるさと学習をESD(持続発展教育)の観点に立ち、学校教育において導入・推進し、
同時に地域・NPOを含めた社会教育の観点からESD推進環境を整える。
そのことが学校と地域が一体となり地域力教育(自称)を創造し、
ふるさとに対する誇りと自信を持った若い世代を育成して、市外への流失を防いだり、Uターン促進への一助とする。
そのことが社会動体の減少に寄与する。そのためにどうするのか。を質していきます。
(3) UIターン者の就業対策による「暮らしやすいまちづくり」の推進について
産業振興と雇用の確保は大田市民のみならず、UIターン者を増やし、
社会動態の減少に歯止めをかけるための重要な施策である。
「地下資源」「石見銀山」「神楽」等をキーワードとした、
新たな技術や大田市の豊かな資源を生かした新産業を創出をすることで
新たな雇用やUIターン者を増やし、ひいては企業誘致に結びつき、社会動体の減少に寄与する。
そのためにどうするのか。を質していきます。
3番目ですので、午前11時前後からの登壇になると思われます。
傍聴、又はぎんざんテレビでご覧下さい。