大田市出身で舞踊家・振付家の石田種生先生が30日、肺がんのため亡くなられました。
石田先生は、日本のバレエ界草創期に松山バレエ団でダンサーとして活躍、その後は振付家
として東京シティバレエ団や海外のバレエ団において日本の風土に根ざした独創的なバレエ作品を発表され、
晩年には新国立劇場の理事も務めてこられました。
郷土を思う心は常に一貫したものが感じられ、2010年3月1日にサンレディー大田で行われた
「石田種生と語る会」、その夜の「石田種生を囲む会」でお会いしたのが最後となりました。
交通事故で生死をさまよう大怪我を追って復活され、情熱と信念がオーラのように感じられる方でした。
もう一度、郷里にてバレエをという想いはついに叶うことがありませんでした。
ご冥福をお祈りいたします。