サニテラの仲間達

退職を機に、自分は残りの人生で何をしたいのか心の声に耳をかたむけ山小屋生活を楽しみ、世界を歩く夢を実現したいと考えてます

第二の人生 海外旅12日目 ジャングルトレッキング-1

2023-07-29 07:05:00 | 旅行
今日は朝からジャングルトレッキングです。
今日の宿はバナナパンケーキと珈琲の朝食付きです。バナナパンケーキ、初めて食べましたが日本に売っているバナナとは種類が違うバナナを使っているのでしょうか。何とも言えない独特のバナナの味がとても味わい深く、日本に売っているバナナでも出来ないものか、帰国したら挑戦してみようと思いました。


朝食のバナナパンケーキ

朝食前には、ガイドのDDが挨拶しにきて朝食後にスタートする事になりました。すごいイケメンです。にっこり笑顔は女性もイチコロにしそうな感じです。

昨日のデブッチョ営業マンの設定で今回のトレッキングチームは私達夫婦にイケメンガイドDDの3人です。このトレッキングがスタートしてDDからの説明が始まりました。私の英語の程度の問題もあるので訳の正確度は分かりませんが、オランウータンはボルネオ島にもいますが種類が違い、スマトラの方が体毛の色が明るい、スマトラの方が身体が大きいし地上にいる事もある。スマトラには大体4万頭生息している。オランウータンは力も強いので6mの距離は保って、写真はOKだけどフラッシュは駄目よ。この国立公園で7日前にスマトラタイガーが見られたのでもしかしら見られるかもよ。でも15年のガイド生活でも1度も見たことないは無いよ。

トレッキングが始まって直ぐに猿たちが数頭木の上をジャンプしていきます。そして、この辺りは天然ゴムの生産地でもあるようで沢山のゴムの木から実際にゴムを採取しています。そして1本の木から毎日少し取れたゴムを採取して、それをメダンの工場でゴムの原料にしていると説明してくれます。日本でもゴムは採れるの?と聞いたので、日本ではゴムの木からじゃなくて石油からゴムを作っているよと説明したら、石油から作るとは流石は日本だねと驚いていました。
国立公園に入って直ぐのところに、早速人だかりです。お母さんと子供の2頭が木の上にいて、子供はその辺の木々をあちこちと遊びまわっています。とても幸先が良いようです。オランウータンの子供は親離れするのに6年から7年かかるそうで、妊娠期間は7か月か8か月だと言っていたと思います。ジャングルと言ってもそこいらじゅうにトレッキングチームだらけです。日本の田舎の森よりも人口密度が高いです。理由は、この季節がトレッキングには最適でしかもヨーロッパも長期休暇のシーズンインしたのでとても増えていると言っていました。トレッキングしているのは、やはり若いカップルが多く、家族連れも多くて夫婦と子供が3人や4人、子供の年齢も小学生低学年から中学生くらいまででしょうか。夫婦出来ている人達も多いですが年齢的には私たちレベルが最高齢じゃないだろうかと思いました。でも見かけで言うと白人と比べて日本人の私達は実年齢よりも若く見えますし、白人は老けて見えます。更に言うと体も大きく太った人も多くて動きも危なっかしいと思うのですが、それでも沢山の人達が来ていました。


ここからスタートです。

現役ゴムの木は初めて見ました。

野生のパイナップル

野生のドリアン。沢山なってます!

お猿も

完全に木々が重なり合って、地面は日陰です。

オランウータンですが、今日は大当たりのようで次には大きな雄をを発見。顔が横に大きく広がっていて立派に成長した雄です。この場で小さな子供を背負子で背負っているお父さんが居ました。その子がとても可愛かったので、つい声を掛けたら、ちょうど私の孫と同い年でした。お母さんが日本が好きみたいで、日本には今度行くつもりだけど、あれはどうなの?これはどうなの?って色々質問してきます。是非、日本にも来て下さい。楽しいですよと言っておきました。しばらく歩くと更に親子2頭が木の上で遊んでいます。最初に見た子供よりも少し大きい子供のようです。そしてさらにもう1頭、これは高い木の上の方で雌雄は分かりませんでした。その間にも白黒の毛が美しいトーマス猿が幾度となく出てきてくれます。また見た目はニホンザルに似ていて身体がもっと大きな猿もちょくちょく姿を見せますが、こいつは我らチームで神さんが3番目に歩いてた時に、藪から突然神さんを襲った憎きやつです。孔雀はジャングルの中の小さな広場で人間の多くを観客に1ヶ所から動きもせずに、まるでスターにでもなったかのように大きな鳴き声で私達を楽しませてくれました。


中央にお母さんウータンがいます。

近寄って写して来ました。

子供は上の方で遊んでます

雄のウータンは顔が特徴的


孔雀のコンサート!

そしてガイドのDDはとても紳士で気が利く人です。いつも私達のペースに合わせてくれ、ジャングルにある木の種類や特徴、薬草と効能、虫や果物、オランウータンの行動や食料などを歩きながら色々と教えて楽しませてくれます。また、午前のフルーツタイム、昼食のナシゴレンとデザート、午後のフルーツタイムと何処にそんなに持ってきてくれていたのかと思う程準備してくれて至れり尽くせりです。


休憩タイム

神さんのを欲しがってますが、与えない様にしています。

赤い何かを持っていたのでスイカか?と思ったら、花でした。

コイツらの仲間が神さんを脅しました!

昼食です。


ココも急坂ですが写真を撮れる余裕ある場所で、ほとんどのところはそんな余裕は有りませんでした。

今日のキャンプ地には午後3時過ぎに到着しました。川の側でキャンプすると聞いていたので水音が聞こえてくるとほっとしました。到着後、汗で全身べたべたになったほてった体を、森の沢の水に浸かってクールダウン。ゆっくりしていると川岸にマットをひいていてくれて珈琲と果物のおやつでさらにまったりした時間が流れます。


ここが私らのジャングルホテル😅

ジャングルホテル街


沢山の小屋が有ります。

このエリアには、泊りのトレッキングツアー参加者がどんどん集まって来ます。ざっと見積もっても60~70人以上でしょうか。全員が外国人で全員が白人です。日本人は珍しいのか良く他のツアーチームの外国人やガイドからも声をかけられます。特にガイドさん達のみんな日本人にもっとこのブキットラワンに来て欲しがっているように感じました。到着した外人さんたちは大胆です。特に女性はすんごい水着に着かえて、沢の少し深いところに浸かりに沢の中をへっぴり腰で歩いていきます。私は珍しいものを見せていただいて楽しいですが。そんな時にこんな事が起こりました。急に夕立が来たので私は小屋に入っていたのですが、外人さんたちは外で騒いでました。こんな山奥の沢だと上流に雨が降ったら直ぐに沢から上がるのですが、ここではどうなんだろうと思っていたら日本と一緒であっという間に、澄み切った水が茶色い濁流に変わり水かさも増えて危ない沢に変化しています。勿論、外では大騒ぎでガイドたちが早く上がれと指示出していますが、あんな水着で沢に入っているのでそんなに簡単に行動に移せないんでしょう。心配していたら大柄な男性が数人助けに向かい何とか難を逃れましたが、自然を舐めてたら時には牙をむき出しにしてきますから。直ぐに雨も止み太陽が姿を現し、そして夕闇が辺りを墨色に染めてしまう頃、夕食の準備が整いました。自然の中ではキャンドルライトで十分な明るさが確保できる事を知れます。なんとムーディーな夕食でしょうか。この夕食タイムだけはガイドもそのサブも食事の輪に入ってくれます。食事していた時に隣のチームのガイドが私達にも声をかけてきました。日本人がインドネシアに沢山来ているのは知っているが、皆バリ島に行って、ブキットラワンには殆ど来ないんで、日本に帰ったらPRしてくれよ。と、私は快く任せておいて!と返事はしましたが、出来る事はこのブログで記録に残すくらいですから、殆ど影響力ないですね。
ふと空を見上げると、空高くの空に何かがチカッ、チカッと光っています。それがずっと続きます。あれは何かと聞くと日本にはいないのか?なんでこんな事知らないの?と不思議そうな顔で蛍だよと教えてはくれましたが、私も生まれてこれ迄、あんな光かたする蛍なんて見たことありません。あんなのは日本の蛍とは全く別物です。日本の蛍は、水辺から光始めてせいぜい数mの高さまでにしか飛ばないし光り方も日本的なボワッとした光り方ですが、こちらの蛍は低いところにはおらず、20m以上も高いところで機械的に一瞬でチカッと光るのでどうしても同じ蛍だとは思えないほどです。


小屋の前を流れる沢です。この沢の淵をプールと称して、少しの時間で色んな出来事が有りました。

夜の帳が下りると夕食の時間です

そんな、話をしたりDDの個人情報を色々聞きだしたり、オランウータンMINAの話を聞いたりしながら夜は更けていきました。

そんな素敵な夜でも、多分弱点はありました。今日泊るテントを見てびっくりです。もう朽ちた廃屋のような真っ黒なテント?です。私はテント地が黒なのは、汚れが目立たない事、中に入ると特に何も見えないのでそんな気がします。そして実際には、ヒルはいるわ、朝は跳ねるカエルで起こされるわで、凄い所でした。

今日の出費
水        10000
ツアー代金   3000000
合計   30004円



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2 コメント

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Unknown (hiroyumi)
2023-07-29 10:12:21
@kitanodaichitoserow 読んでもらって有難う御座います。増水時はあんな小川が浅いところでも膝上まで茶色い水が流れて来て、ガイドが川に一列に並んで最悪時にはそこで止めるつもりだった様です。でも、ガタイの大きい白人のマッチョマンが、助けに行って最後に上がって来た水着のお嬢さんの手を取り岸に上げる様は、かなりのカッコいい絵になってましたよ。私もハラハラしながら見ている側でしたけど、渓流の雨による増水は本当に危ないですね。
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Unknown (kitanodaichitoserow)
2023-07-29 09:24:45
こんにちは!これはすごい経験ですね。驚きながら読みました。それにしてもやはり水は怖い。読んでいてハラハラしました。
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