サニテラの仲間達

退職を機に、自分は残りの人生で何をしたいのか心の声に耳をかたむけ山小屋生活を楽しみ、世界を歩く夢を実現したいと考えてます

第二の人生 法事の巻

2023-11-28 10:11:00 | 人生について
私の実家に法事に帰っていました。

法事とは、親戚を呼んで、坊さんにお経上げてもらって少しの説法を聞いて、食事をしてお土産ももらっての流れが通例だと思っていましたが、今回は私の提案で、親戚も呼ばず坊さんも呼ばず、家族のみで亡き人の話をしながら食事をして偲ぼうという意見を採用してもらいました。
お経はCDで流しながら久しぶりの兄弟妹で親父の話をして供養をしました。その後は豪勢な食事をしながら近況報告も出来て、これまでの型にはまった法事よりも良い法事が出来たと改めて感じました。

今回は老いに関しても深く考えました。
先日から義父に来てもらって一月ほど一緒に生活してみて、1年前と比べてもかなり老いてしまった義父が言った、「自分の中ではまだ40歳代のつもりだけど身体がついて行けない」との言葉に、ある意味当たり前の事かも知れませんが、90歳手前でも自分の本質である中身の部分が若いと言う気持ちなら、今までの行動のいくつかも納得出来ました。よろよろしながらしか歩けないのに、一人で急な階段に突進していって私らを慌てさせたり、孫一同からプレゼントされた杖も「自分にはまだ早い」と使いたがらない事も納得です。

私の実父は生前、とてもバイタリティー有り活動的で負けず嫌いでしたが、最後は痴呆も出てきて何にも興味を失いただその命をつないでいるだけにも見え、私も何か父にしてやれることは無いかと思いましたが、当時は現役で仕事に追われる毎日で実際何も出来なかったことが今でも心残りです。

私も今の時点で、自分の身体が頭で思うよりも実際が思ったほど動かなくなってきている事、鏡に映った自分の姿をみると知らない爺さんがいたりする事。自分の外と中が一致しずらくなってきたのが分かり、あと20年もすれば実父や義父のどちらかになるのかと思うと。。。いつまでも元気でパワフルでやる気満々な前向きな父であり、祖父であり、曽祖父でいたいものです。


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