2013年7月19日 湘南ゆるり。 平塚にいます。
トマトの宝石箱、昆布〆鮮魚のアボガド入りなめろう、大磯地野菜の天ぷら、お刺身は鰺と生シラスとサザエとマグロ(サザエとマグロは残念ながら普通)、たこ柚子、トマトと釜揚げしらすの味噌マヨ
世界遺産になったからと言うわけではないのやけど、せっかく近くに住むようになったのやし、かねてから一度は登ってみたいと思っていた富士山にチャレンジするぞ思い立ち、調べてみたら、計画のスタートが遅すぎて、土日は山小屋も登山ツアーも世界遺産認定効果も相まって満員御礼のようで。
かといって弾丸登山を敢行するような度胸もなく、とりあえずは、近い将来のMt.FUJIアタックの下見を兼ねて富士山ハイキングなるもので茶濁ししとくことにする。(今日は波もないしww)
で、どんなハイキングコースを選択すればいいかといろいろググったらこの「
富士山登りつくし」というサイトで、富士宮5合目から宝永山を経て御殿場5合目を巡るコースがかなり内容濃いことを知る。
JRで富士駅へ(平塚からは約2時間)、ここから富士急のバスで富士宮口新5合目まで
(所要時間は約2時間10分、途中2回のトイレ休憩有り、運賃は往復で3000円)。
富士宮口新5合目では高度に順応するためにしばし休憩、お昼ご飯は山小屋の食堂でカレーうどん(800円)とゆで卵(100円)を食す(CP悪いよ~諦めてたけどね~)。
登山口で「どこまで行くのですか?」と、緩い装備なのを見咎められのかボランティアのおじさんに尋問され「宝永山に行きます」と言ったら「初めてですか?」と聞かれ「はい」と答えると地図をくれてコースと注意点を教えてくれた、事故が起こらないよう頑張ってくれている、頭が下がる。
登山口の標高は2400m、ここから6合目までの岩場の道を約20分登る。
6合目の宝永山荘・雲海荘のところで頂上アタックの人たちと分かれ(左に曲がると頂上、まっすぐ行くと宝永山)、ほぼ平坦の岩場の道を(でも足下は危ない)10分程進むと第2火口縁(現在までにおける歴史上最後の富士山の噴火である江戸時代中期の1707年(宝永4年)に起きた富士山の宝永大噴火のときの火口)に突き当たる。
たしか今日は晴という天気予報だったのだけど、富士駅に着いた頃には曇り空、そして富士山に向かって登ってくるとますます深い曇り空、で登山口から歩き出した頃には視界数10m、天気が良かったらきっと火口の姿を見ることが出来るのだろうけど、真っ白けでな~んも見えない。
今日一日はずーっとこんなんか~って落胆しきりの気持ちを引き摺りながら、第1火口の底まで下っていく、同時に心も底に沈んでいく・・・。
第1火口底(標高2420m)にあった案内板を読んで、さーって登るかと砂礫の道に足を取られながら(50cm足を出したら靴が砂に埋まって20cm以上戻される)歩いていると・・・
な~んと!
頂上に向かって雲がすっかり晴れていくのだ!すっげー!一気にテンションア~~~~ップ!ヾ(@^▽^@)ノ ワーイ
どぴーかん!雲の上に出た~!
「よ~っし、元気に歩くぞっ!」と気合いを入れて宝永山の山頂を目指してコースを見上げると、この歩きにくい砂礫の山道がはるか彼方まで、そうとうな高低差で存在することまで、雲がなくなったお陰で一目瞭然・・・ΣΣ┗(|||`□´|||;;)┛ガーン!!
そこから標高約300mの砂礫で足が取られる苦しい登りをジグザグと約1時間登る、かなりきついぞ!
こんなとこで泣き言言っているようじゃ頂上アタックはままならんのかな~ってなことも思いながら、しかしほんましんどい登りを歩く、救いなのは雲がスッキリなくなって、左を観れば勇壮な富士の頂がみれ、後ろを見れば宝永火口の複雑な景観がある、テンションは高い。
さ~もうすぐだってなとこで、案内のない分かれ道がある、「どっちだ?」と悩み前述のサイトを見ると、まっすぐ行くと馬の背、右に行くと宝永山の山頂とのこと。
まっすぐ行って馬の背に行って宝永山の山頂に行って、そこから下山すればいいのかと理解してまっすぐ上がる。
しかしそれは間違いで、ここで右に行って山頂に行ってから馬の背に行くと御殿場5合目の下山コースになるのだった。
ま、それはいいとして、馬の背からの眺望を楽しむ、すっきり晴れていたらここから山中湖方面、愛鷹連峰や駿河湾方面の眺望に富士山山頂を含めた360度の大パノラマになるはずが、下界にはみっしりと雲、ん、下界にみっしりと雲と言うことは・・・
雲海や~~~~~ん!すげーすげーすげーすげーっ!ヾ(*ΦωΦ)ノ ヒャッホゥ
さて下山だ、御殿場5合目に降りていく方向を眺めると、雲の海に向かっていく大砂走りが拡がっている。
なんとも幻想的な光景やなあ~ってメルヘンに浸りつつ、なんかスターウォーズとかみたいなSFちっくな景色やなあなどとも思いながら、でも、下りやし~♪って勢いづいて歩き出す。
火山灰の細かい砂が深くて、足を踏み出すとぐぐぐって靴が沈んでいき、下りで勢い付いて歩幅が1mくらいになるのに、その足の沈みのお陰でけっきょく歩幅は1.5mくらい、スピードも上がるのでほとんど走っているかのようだ、1500mの標高差を一気に下ってしまう!
しかし厚い雲の中を歩いているので、雨が降っているわけではないのに、髪も肌もずぶ濡れ(この腕の産毛に付いている水滴見えます?)、そして視界が悪いのでコースを示すロープから離れないように気を付けなくてはならない。
で、ようやく下りきって御殿場口新5合目に到着(標高1440m)。
ジーパンにTシャツと長袖の綿シャツ、スニーカーという服装で(雨具と水は必要だが)、このハイキングコースは楽勝だった(3時間強なのでお弁当とか栄養食とかも要らない)。
が、しかし、山頂アタックとなるとこんな装備ではかなり無理やなということはわかった(御来光を見るのか、山小屋に泊まるのか、等という点も考慮したらさらに)。
ジーパンは脚に引きつるし、スニーカーではかなり足下が危ない上に耐久性が心配だ、グローブとストックもあったほうがいいかも。
ただし、弾丸登山をする自信は付いた(ただし、夜明け前に登山口を発って、必要があれば山小屋で仮眠や休憩をして日暮れまで帰ってくるという計画)。
次回は、山頂まで行くぞ!