SWノベル『輝け！へっぽこ冒険譚1』

『ソード・ワールド・ノベル 輝け！へっぽこ冒険譚1』秋田みやび

イリーナ達（ヒース達？ガルガド達？ノリス達？マウナ達？）がパーティを結成する話。
サーラの話と違って楽しく進むかと思いきや、シリアスな場面もけっこう混じってます。

色々な新設定も登場。イリーナの父親の病名とか（初めてだよね？）、ガルガドのやんちゃ度合いとか(笑)
で、ヒースって兄弟いっぱい居たのね。
（イリーナの兄のクリスは、若い頃の話しか出ないな(苦笑)）

 

ところで今回は長編だけど、章には分かれている。
で、章の題名がリプレイと同じくネタになってる（何の因果か、こういうのが気になる体質になってる(爆)）んだけど、例によって分からないのがあるなー…。
第一章『おもいでぼろぼろ』→『おもひでぽろぽろ』
第二章『はじめに一歩』→『はじめの一歩』
第三章『偶然でも最悪な少年』→？
第四章『通る下水は鬼ばかり』→『渡る世間は鬼ばかり』
第五章『遅刻少女』→？

SWノベル『やっぱりヒーローになりたい！』

『ソード・ワールド・ノベル やっぱりヒーローになりたい！』

サーラの冒険シリーズ、完結。

前巻がかなりすさまじく衝撃的だっただけに、どうなるんだ…と思っていたのだけれど、なんとかきっちり終わりました。
（できればマローダにも幸せになって欲しかったけど）

こういう物語をきちんと納得いく形で締められるかどうかが作者の力量（ザンスを見て以来、そう思っている）。
山本弘さんはすごいです。

 

ところで、敵に登場したムーンダンサー達は、『鏡の国の戦争』で出てきたらしい。西部諸国シアターは最近買い揃えてまだ読んでなかったんだけど、早く読んでおけばよかった(苦笑)
あと、今月の『Role & Roll vol.23』に、こやつらがPCとなったリプレイが載っている（早く次のリプレイアンソロジー出ないかな(笑)）。これは逆に今回のサーラの冒険後の話なので、後から読んだ方が面白かったような気がする。