日本にこんな人物が居たことを知るだけでも大変有意義なドキュメンタリー番組だった。主人公・涌井徹
氏は1970年、21歳にして新潟から秋田県大潟村に入植し、1987年、大潟村あきたこまち生産者協会を設
立。「農業は有望なビジネスである」と標榜し、自ら先頭を切って生産から販売まで手掛け、全国を相手
に「うまいコメ」を直接届けていく。
番組では若い頃の涌井氏が減反に協力しないことに憤る他県の米生産者に熱弁を振るう姿を追いかける。
彼は問う「魅力ある農業が育ちますか」。この言葉に詰めていた男性の一人は議員を志し、当選し、涌井
氏の激に応える。
政府の減反政策に反対し、様々な妨害を受けた農業従事者の証言を過去に見たことが有る。涌井氏も圧力
や誹謗中傷を受けたのではないか。それでも涌井氏の発言は正論で、理路整然としており、反論の余地が
ない。常に実践している事実が彼の自信の背景にあり、言動で相手を納得させる力がある。
ころころ変わる日本政府の農業政策に過去、ある農業従事者が投げやりに「関わらないでほしい」とさえ
インタビューで話していたことを思い出す。涌井氏の信念が今花開き、常に半歩以上先を読み、海外への
展開を視野に入れ行動する。今、そのネットワークはさらなる広がりを見せている。そして後進を育てつ
つあり、コメ作りに夢を持つことができるようになった。感動した。(制作 秋田放送)
氏は1970年、21歳にして新潟から秋田県大潟村に入植し、1987年、大潟村あきたこまち生産者協会を設
立。「農業は有望なビジネスである」と標榜し、自ら先頭を切って生産から販売まで手掛け、全国を相手
に「うまいコメ」を直接届けていく。
番組では若い頃の涌井氏が減反に協力しないことに憤る他県の米生産者に熱弁を振るう姿を追いかける。
彼は問う「魅力ある農業が育ちますか」。この言葉に詰めていた男性の一人は議員を志し、当選し、涌井
氏の激に応える。
政府の減反政策に反対し、様々な妨害を受けた農業従事者の証言を過去に見たことが有る。涌井氏も圧力
や誹謗中傷を受けたのではないか。それでも涌井氏の発言は正論で、理路整然としており、反論の余地が
ない。常に実践している事実が彼の自信の背景にあり、言動で相手を納得させる力がある。
ころころ変わる日本政府の農業政策に過去、ある農業従事者が投げやりに「関わらないでほしい」とさえ
インタビューで話していたことを思い出す。涌井氏の信念が今花開き、常に半歩以上先を読み、海外への
展開を視野に入れ行動する。今、そのネットワークはさらなる広がりを見せている。そして後進を育てつ
つあり、コメ作りに夢を持つことができるようになった。感動した。(制作 秋田放送)