Route 136

国道136号線―セラピストの日記

疲れのとり方

2011年09月06日 | アロマテラピー
最近、夏の疲れをとるお客様で混みあっていました。
皆さま、お疲れ様です

私ごとで恐縮ですが、一日仕事をした後はすぐに家事という流れで、自分をケアする時間がなかなか取れない状況が続いておりました。
そろそろ腕がパンパンになってきたな~、と思いつつ、5分少々のストレッチではケアが追いつかないな~、これ以上溜め込むと多分痛める…というところまできていました

こういう痛めるギリギリの症状としては

◆むくみ:手はむくみを感じやすいと思います。手を握ると違和感、パンパンとした感じがあります。
◆骨の痛み:骨のでっぱっているところ(足のくるぶし、膝や手首、鎖骨等の骨のでっぱり)を動かしたり、圧すと痛みがあります。
◆だるさ:ちょっとした動作でも重だるさを感じます。

があります。

ケアしたいけど、あれもこれもまだまだやることがある

   自分自身がだるい~動きたくない~。

と自分が訴えていたので、手軽にできる方法をとりました。

仕事が終わった後に、使いすぎた筋肉を休めるために手浴。
桶に水をはり、そこにペパーミントの精油を落とします。軽くかき混ぜ、5分くらい肘から下をつけます。冷たさが足らないと思う時は氷を2~3個入れます。

ペパーミントには冷却作用・鎮痛作用・鎮痙作用がある(期待できる)ので、筋肉そのものに働きかけ、ラクにしてくれます。
使いすぎた時はとにかくアイシングです。しかも直後に
精油を持っていない方は冷たい水だけでも十分です。
庭にペパーミントが植えてあれば、葉をすりつぶして入れてもいいです。

この方法は同時に香りも楽しめます。プラスしてペパーミントは中枢神経にも働きかけるので、頭がすっきりしたり、気分もシャキ~ン!!としてきます。お勉強やお仕事で頭が煮詰まっている時にも嗅ぐといいですよ◎

ペパーミントと言えば、ガムや歯磨き粉が身近なところですが、やはり生の香りにはかなわないな~と思う時がよくあります。
ペパーミントはどんなメーカーでも比較的お手頃な価格で購入できるので、ラベンダーやティトリーとともに常備薬としてはおすすめですよ!

ちなみにいっぱい歩いてほてった足には足浴を。
しばらく冷んやり感が続いて、とても気持ちいいです

ということで、その日、手浴をした後、料理や洗濯で再び腕を使いましたが…
次の朝、腕が快調でした
軽いし、筋肉柔らかくなってるし。
ただつけただけなのに


適切なケアというものは大事です。
原因を知り、方法が分かっていれば最短で効果的に施すことができます。


先日来店されたお客様で、本当に疲れちゃって、
 お風呂にも入りたくない~!
  ストレッチもしたくない~!!
    何もしたくない~!!!

そんな時はどうしたらいいですか?と聞かれました。


どうしたらいいと思いますか?―


寝る

これ肉体を重力から解放することができるので、骨格的にも精神的にもすごく効果的なのです。
とにかく力が抜けます。本当に疲れている時は自然と余分な力も抜けます。

ですので、次から次にやることがあって時間がない時は、できれば5分くらいでも立位から仰臥位(あおむけ)に体を休ませてあげて下さい。


あとは本当に寝る―。

昼寝でも早寝でも

体が寝たいと思うだけ寝る。時間の許す限り。
夢を見ている時が筋肉の休養時間です。


寝ている時、心も体もいろいろなものを整理しているんでしょうね~。

きっと、整理しつくしたら目が覚めるんでしょうね~

こうして私たちの体は機能しているんですね~。

体さん、いつもお疲れ様です

精油で応急処置

2010年11月05日 | アロマテラピー
母が知り合いの犬を散歩していたところ、いきないダッシュされ、思いっきりこけてしまったのでした。
私はその現場を目撃していないのですが、悪いけど…想像すると(笑)
膝・手首に擦り傷&青アザがあり、動かすと痛いとのことでした。
骨は大丈夫そうですが、観た目は十分痛そうでした

そこで温泉水99(粒子の細かい水 市販で購入可)・ペパーミント・ラベンダーを混ぜたものをコットンに浸し、患部に貼り、テープで留めておきました。
しばらくすると…熱感がとれて痛み方が変わってきた!と驚いていました。

応急処置はとにかく大事です
傷口や損傷部は最初は熱を持つので冷やしてあげると治り方が全然変わります。
ですので冷却効果のあるペパーミントがいいです。
あと鎮痛効果・皮膚再生促進作用のあるラベンダーで痛みをやわらげ、傷口の回復を早めることができます。
できればラベンダーだけはオイルと混ぜ、患部につけ続けることをおすすめします。傷口の跡が目立ちにくくなります。
効果・効能をうたっては薬事法の関係でいけないのですが、わかりやすくするために。。。ラベンダー・ペパーミントはお手頃ですし、開封して約一年はもつので、各家庭に一本あってもいいですよ。

それにしても…犬にダッシュされた時点で綱を離せば…でも道路の歩道でのことだったので頑張ったのでしょう…
お疲れ様でした

風邪

2010年06月23日 | アロマテラピー
久々に風邪をひきました。
薬に頼りたくない私は自然流で治します

抗ウィルス作用のあるティートリー/ユーカリを枕元で焚く。
マスクに精油をたらし、精油を吸う(これ喉痛にすごく効きました。予後は痰も出なかったです。今回は国産ヒノキ使用)
ビタミンCの補給のため、ローズヒップ&ハイビスカスティーをホットで飲む
(生活の木のハーブティー「エキナセアレモン」「エキナセアベア」が美味しくておすすめ)
ビタミンC&酵素補給のため、甘夏を食べる(伊豆ではこの時期にいっぱいもらいます)。
※酵素は加熱していない生の食品や発酵食品からとることができます。現代人は酵素が不足しているため、免疫が下がっているとも言われています。

今回の風邪は寝込まずに回復しました

風邪はお医者さんや薬が治してくれるもの、と思いがちですが、人にはもともと自分で治る力―自己治癒力が備わっています。それをサポートするように心がけてあげることが体に対する思いやりですよね。風邪をひいた時は体にやさしいことを2つくらいはしてあげて下さい。もちろんいっぱい寝ることも大事です。

「風邪をひく体」というのは「風邪をひける体」という見方もできます。
体の感受性があるからこそ、体が弱った時には風邪をひいて休みなさいよ、と体がメッセージを送ってくれています。
その信号が鈍ってしまうと「風邪すらひけない体」になってしまい、いずれ大病を引き起こしてしまうかもしれません

風邪は体のリセットです。

風邪をひいて咳やくしゃみがでるということは、肋骨が硬くなってしまったために咳・くしゃみをして横隔膜を動かすことで骨を弛めることを体が促しています。
肋骨が硬いということは呼吸が深くできていない証拠で、血液の循環も悪くなっていきます。
呼吸は生命活動の要ですから、呼吸が上手くできていないことは様々な病気の引き金となります。身近なところでいえば便秘や頭痛、全身のむくみもそうなんですよ。

風邪が完治した時には体のコリもとれているものです。
これは私のお客様の体でも実感しています。
風邪をひいた時は単に体が疲れているというだけでなく、体が硬くなっていないか、呼吸が浅くなっていないか、チェックしてみて下さい。
そして無理に治そうとせず「経過し回復していく」過程を見つめてみて下さい。
体とのコミュニケーションをとることで、内側から体を整えていくことができます。

私たちは小さい頃からいくつもの病気(麻疹・風疹・オタフク風邪等)を乗り越えてきました。その中には看病・手当てという愛情の記憶も体に刻みこまれています。人はそうやって大きくなっていくんですね。

風邪をひいた時はそんなことも振り返ってみてはいかがでしょうか

アロマテラピー検定

2010年06月09日 | アロマテラピー
アロマテラピーアドバイザーの検定試験の結果がでました!
生徒さん2人とも合格です
うれしですね

限られた時間の中で、限られたことしか教えられないのは歯がゆいことですが、授業で学んだ知識をお仕事の中で生かし、1のキーワードから10の知識へと広げていっていただきたいと思います。

アロマテラピーはもともと古い薬学であり、植物学であり、医学でもあるので、ともても奥深いものです。深めれば深めるほど哲学的な答えもでてくるかもしれません。


アロマテラピーを勉強していて印象的だった言葉があります。

それは「アロマテラピー」という言葉そのものを造ったフランス人化学者 ガット・フォッセが残したものです。


  自然の物質は全体的な純粋なかたちで使うべきである

            全体はその部分の総和よりも大きい―


化学的に開発されるものは、まず自然界のものを分解し、そこから有効な物質だけを取り出し、不要なものは取り除きます。全体というよりは部分を重視します。
しかし化学を極めた彼が導きだした結論は、できるだけ手を加えず、自然な状態でそのまま使う―全体を重視するものでした。

これは自然療法の真髄そのものです。

アロマテラピーを勉強した皆さんが、これからどのような言葉と出会い、どのように知識を広げていくのか楽しみです

手作りシップ

2010年05月24日 | アロマテラピー
土肥のお祭り(10月)のフラメンコの練習が始まっています。
何気に楽しいです
(いっぱいいっぱいな)青木の指導のもと、セビジャーナス(スペイン盤盆踊り)とタンゴを踊るのですが、お姉さま達、初めてのわりに覚えも早く、うれしくなってしまいます♪

手始めに腕と手の動きを特訓しているのですが、いつも使わない筋肉を長時間使ったため、青木の手の甲に痛みがでてしまいました。

仕事にひびくといけないと思い、さっそくアイシング。
使いすぎたあとはとにかく冷やすのが一番!
冷シップでもいいのですが、人体実験をかねて、手作りシップを作ってみました。

クレイ(モンモリロナイト)
ビワの種チンキ
精油(ペパーミント・ラベンダー)
をゼリー状になるまで適量混ぜ、患部に塗布。

冷んやりしてかなり気持ちいいです~

チンキのアルコールとペパーミントの冷却・抗炎症作用
ビワとラベンダーの鎮痛・鎮静・抗炎症作用
クレイの(老廃物)吸収吸着・抗炎症作用

が効いたのか、翌日、痛みがかなり軽減し、翌々日は全く消えました

皆さまも疲れた筋肉様にお試し下さい


お祭りまであと4カ月。
こんなご時世だからこそ、あっぱれ行きたいですね~

 Vamos