右膝半月板損傷で手術歴のあるお客様が腰痛で見えました。見事なハイアーチ!これでは足の免震機能が失われてしまうので身体に過剰な衝撃が伝わってしまいます。
右足の半月板損傷はコケタ・すべったではなく、知らぬ間に損傷していたそうです。これぞ「過労学的損傷」。衝撃がかかり続けた結果、引き起こされた疲労骨折です。
それが今度は腰に来てしまった様です。
足をもう少し分析すると、左右の小指が薬指と重なっています。こうなると身体が左右にぶれやすくなり、身体の外側が凝ります。確かにそのように凝っていました。特に右側に顕著に表れていました。あと右親指の外側にだけタコが形成されています。右足が左足より左右にぶれ、靴にその部分が当たっていることがわかります。
仕事で安全靴を履いているのですが、靴の中がいつのまにかスカスカになるとおしゃっていました。
これは指を上げてしまう癖があり、指で靴の中を圧しているために靴の中が広がってしまったことが考えられます。足を見ても足の甲の筋肉が筋張っていますよね、これ、いつも指を上に向けて(指上げ足・浮き指)力を入れているため(背屈)に、筋肉が凝って縮んでしまっているのです。
筋肉でいうと前脛骨筋・長母指伸筋・長指伸筋・第三腓骨筋です。
このような状態ですと、重心がかかとよりになり、これもまた過剰な衝撃を身体に与え続けることになります。
本来なら足テーピングで整え、免震機能を高めたいところですが、仕事に響かないようにまずは痛みをとることが目的でしたので、整体と腰にテーピングをはり様子を見ていただくことにしました。
お帰りになる時には「階段がスムーズに下りれる!」とおしゃっていました。よかった~。
あとは以下の点、お伝えしました。
●痛みがおさまるまでコルセット装着。
●仕事が朝早く夜遅いので、休憩時間はできるだけ横になる。←横向きになるという意味ではありません。仰向けでできれば膝にクッションを敷く。重力から解放し、骨格の負担を減らすため。
●靴に免震性のある中敷きをひく。
●指上げ足にならないように足の使い方を意識する。
●足の甲のストレッチ。
●夜はたんぱく質をしっかりとる。筋肉はたんぱく質で構成されています。大豆製品・お魚・お肉を野菜とともに。
何気に「食」も大事です。疲れて帰ってくるので夜はビールを飲んでそのまま沈没という日々が続いていたそうです。
お疲れ様ですm(__)m
もし根気よく続けられそうなら「カサハラ式フットケア整体」のコースを勧めておきました。
やはりこのお客様も身体の基礎工事が必要です。
もう少し付け加えると、ハイアーチの方と理想的な足の方とでは歩行ラインが異なります。
ハイアーチですとラインが直線的、理想的な足の方ですとなだらかな曲線を描きます。
「過労性構造体医学」笠原 巌著より
なだらかな曲線を描いた方が足は地面に対し受け身をとりやすくなり、接地面に密着感が生まれ、衝撃を吸収することができます。
身体に衝撃を与えないことがいかに大事か、今回のお客様の身体の状態をみるとわかるかと思います。
今回の記事はkanaloaのFacebookに載せております。
Facebookではできるだけスラッと読めるように手短に臨床例を多く載せていこうと思っております。
今回はちょっと長くなってしまいましたが
よろしければこちらもご参考下さい。
右足の半月板損傷はコケタ・すべったではなく、知らぬ間に損傷していたそうです。これぞ「過労学的損傷」。衝撃がかかり続けた結果、引き起こされた疲労骨折です。
それが今度は腰に来てしまった様です。
足をもう少し分析すると、左右の小指が薬指と重なっています。こうなると身体が左右にぶれやすくなり、身体の外側が凝ります。確かにそのように凝っていました。特に右側に顕著に表れていました。あと右親指の外側にだけタコが形成されています。右足が左足より左右にぶれ、靴にその部分が当たっていることがわかります。
仕事で安全靴を履いているのですが、靴の中がいつのまにかスカスカになるとおしゃっていました。
これは指を上げてしまう癖があり、指で靴の中を圧しているために靴の中が広がってしまったことが考えられます。足を見ても足の甲の筋肉が筋張っていますよね、これ、いつも指を上に向けて(指上げ足・浮き指)力を入れているため(背屈)に、筋肉が凝って縮んでしまっているのです。
筋肉でいうと前脛骨筋・長母指伸筋・長指伸筋・第三腓骨筋です。
このような状態ですと、重心がかかとよりになり、これもまた過剰な衝撃を身体に与え続けることになります。
本来なら足テーピングで整え、免震機能を高めたいところですが、仕事に響かないようにまずは痛みをとることが目的でしたので、整体と腰にテーピングをはり様子を見ていただくことにしました。
お帰りになる時には「階段がスムーズに下りれる!」とおしゃっていました。よかった~。
あとは以下の点、お伝えしました。
●痛みがおさまるまでコルセット装着。
●仕事が朝早く夜遅いので、休憩時間はできるだけ横になる。←横向きになるという意味ではありません。仰向けでできれば膝にクッションを敷く。重力から解放し、骨格の負担を減らすため。
●靴に免震性のある中敷きをひく。
●指上げ足にならないように足の使い方を意識する。
●足の甲のストレッチ。
●夜はたんぱく質をしっかりとる。筋肉はたんぱく質で構成されています。大豆製品・お魚・お肉を野菜とともに。
何気に「食」も大事です。疲れて帰ってくるので夜はビールを飲んでそのまま沈没という日々が続いていたそうです。
お疲れ様ですm(__)m
もし根気よく続けられそうなら「カサハラ式フットケア整体」のコースを勧めておきました。
やはりこのお客様も身体の基礎工事が必要です。
もう少し付け加えると、ハイアーチの方と理想的な足の方とでは歩行ラインが異なります。
ハイアーチですとラインが直線的、理想的な足の方ですとなだらかな曲線を描きます。
「過労性構造体医学」笠原 巌著より
なだらかな曲線を描いた方が足は地面に対し受け身をとりやすくなり、接地面に密着感が生まれ、衝撃を吸収することができます。
身体に衝撃を与えないことがいかに大事か、今回のお客様の身体の状態をみるとわかるかと思います。
今回の記事はkanaloaのFacebookに載せております。
Facebookではできるだけスラッと読めるように手短に臨床例を多く載せていこうと思っております。
今回はちょっと長くなってしまいましたが
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