Route 136

国道136号線―セラピストの日記

逆子と帝王切開

2014年11月17日 | 妊娠・出産・育児
出産後、初ブログです。赤ちゃんのお世話もだいぶ慣れました
お陰さまで母子ともに健康で、無事お食い初めの時期を迎えることができました。
めでたいことなので、伊豆産の赤米でお赤飯を炊き、神棚に供えました。

経験してわかることなのですが… ここまでくるには大変な労力が必要なのだということがよくわかりました。
とにかく生活ががらりと変わります。
産まれて二ヶ月が本当に大変でした。
とにかく家にこもりっきり。
赤ちゃんはかわいいが、どこにも行けないのがけっこう辛い
皆さんどうしているのだろうとネットで調べてみると、2カ月上半身裸で過ごしました…という母も(笑)

わかります

世のお母様方、本当にお疲れ様でしたm(_ _)m

私の出産ですが、やはり帝王切開になってしまいました。
あらゆることを試したのですが、逆子が治らず…
28週ごろからずっと頭の位置が変わらなかったので、たぶんこういう子は何をやっても不動です(笑)

逆子の原因はいろいろあり
 ◎へその緒が身体のどこかに巻きついている
 ◎へその緒が短かすぎる
 ◎骨盤が狭い
 ◎赤ちゃんは温かい方へ頭を持っていくので、お母さんの下半身が冷えている等
ですが、実際原因不明のことも多いらしく、赤ちゃんにとってその位置が一番ラクだったから、という結論に落ちつくようです。
私の場合はへその緒が首に軽く一周巻きついていたそうで…あと頭が他の赤ちゃんよりも大きかったので、私の右肋骨に頭がうまってしまい、身動きがとれなくなっちゃったのではないかと思ってます(笑)
その証拠に産まれてきた時に私の肋骨型に頭がへこんでいました。
異常ないとはいわれましたが様子をみましょうということで。

ですが、何はともあれ健康に産まれてきてくれたので帝王切開は術後がかなり痛かったけど、学ぶことも多くよかったな、と思ってます。

逆子対策としてやったこととして
 ◎逆子体操
 ◎お灸(至陰と三陰交に)
 ◎足浴
 ◎白湯呑み
 ◎腹帯
上記を取りかかったのが34週だったので手遅れだったか!?
できれば28週ころからやっておいたほうがいいです。
逆子は時期がくれば自然と治るよ、といろいろな方から聞いていたのでいつか回転するだろうとい安易に考えていたのですが、実際、先生から帝王切開の書類を渡されるとこのままではまずい!と焦り… 逆子治療をやっている治療院をあたり、逆子体操とお灸の仕方を教えてもらいました。
病院だと万人共通の逆子体操しか教えてくれなくて、たぶん先生も逆子体操自体を信じていない感があり… 
逆子はいろいろなケースがあるので、その人にあった逆子体操を教えてもらったほうが絶対に良いですよ!その際、赤ちゃんの身体の向きやお尻・手足の位置等、病院のエコーで確認できたものを母子手帳などに書きとめておいて持参していただくと治療にかなり役立ちます。

逆子体操もお灸も原因がへその緒にある場合は治りません、たぶん。
巻きつきがひどい時にはまれにエコーでわかる時もあるらしいのですが、赤ちゃんを取り出してみないことには確実にはわからないようです。

逆子の帝王切開ですと予定日より2週間(38週)早くお腹から出してしまうので、赤ちゃんがかわいそうだな、と思いました。
本来なら木の実が熟して枝から落ちるように、赤ちゃんも胎盤がそのような状態になった時に自然と産まれ落ちるはずです。
そうなる前にもぎ取って母子ともに何かしらの反動がないのかな、という不安もありましたが…
大丈夫でした。
赤ちゃんは3100gあり、母乳も二日目からちゃんと出ました。
38週なのでもし自然分娩だったとしても早産にはならないんですけどねσ(^_^;)
39歳で始めての出産なので何かと慎重になってしまいます。

今になって振り返ると、逆子対策としてやっていたことが実はいろいろプラスになったように思います。
お灸は何のためにやるかおわかりですか?
子宮の血行をよくして筋肉を弛めるためです。
弛めたところで赤ちゃんの動くスペースができ、そして逆子体操で頭が下になるように促す…
頭が一番重いので、重力でスルッと下にいくのだそうです。

実際、至陰と三陰交にお灸をすると下腹部が温まる感じがありました。
お灸をする前にお風呂につかることも先生から言われていたのですが、7月で暑かったので代わりに足浴と白湯呑みをし、その後汗だくでお灸と体操をやりました。
そうすると胎動が激しくなりました。
胎動が激しいと赤ちゃんが苦しくてもがいているのでは?と思ってしまいますがそうではなく、
 血行が良くなる=赤ちゃんに栄養がいく
ので、うれしくて動いているんですね。
血液は赤ちゃんのご飯なのです。
ですから妊娠後期になかなか赤ちゃんの体重が増えない方はお灸や白湯呑み、足浴オススメですよ。
私もこのお陰なのか、最後の10日間で赤ちゃんの体重が600g増えていました。
手術日前日の検査で先生がビックリして、あれあれッと何度も測り直していました。
胎児の体重は頭の横幅•大腿骨の長さ•お腹回りから計算されるので誤差が生じることはよくあるらしいのですが… 誤差ではなく、多分急激に体重が増えたのだと思います。
あとアイスやビール代わりに飲んでいた炭酸水も冷えてしまうので我慢し、温泉にも通いました。
赤ちゃんは羊水の中に浮いているので、外からの浮力で回転しやすくなるのだそうです。
伊豆にはいくつもの温泉があるのですが、私の身体が唯一欲したのは函南にある畑毛温泉「駒の湯 源泉荘」のぬる湯でした。
露天風呂がオススメです。
一時間かけて何度か通い、体操やお灸も頑張りましたが… 不動
帝王切開となりました。
けっして帝王切開に偏見があるのではなく

 お腹を切ることが怖い
 麻酔が怖い
 次の妊娠を考えるとお腹を切りたくない →最低一年以上あけなればいけないことと、二人目も帝王切開になる可能性大。

からです。
陣痛に何時間も耐えた後、急きょ帝王切開になった方もいらっしゃったので、予め決められていた方が全然らくなんですけどね

手術室はすべてレディースでした。美人な先生や看護婦さんに囲まれての手術となりました。
良かったのぉ~、我が息子。
産声を聞いた時には号泣です。無事に産まれてきたことに安堵。

出産は本当にすごい経験です。

親バカと言われてしまうかもしれませんが、我が子のお肌は他の赤ちゃんよりキレイで、血色が良く、つるつるでした。
これもお灸や温泉の効果ではないかと
お乳もよく飲み、便秘もなく、体重も順調に増え、とにかく健康な赤ちゃん◎
おなかを切った私の傷口も膿むことなく、お乳の出も良好、子宮も順調に回復し、予定通り退院。
特にトラブルなく今に至ります。
だからこそお灸や白湯呑み、足浴オススメしたいですね。
温泉は個人の判断にゆだねるところですが、温泉の成分が妊婦や胎児に直接影響を与えるという科学的根拠はないと最近定説になってきたので大丈夫だと思います。
私は妊娠3カ月の時に九州の別府温泉・雲仙温泉・小浜温泉
妊娠7か月の時に青森の後生掛温泉、山形の蔵王温泉・肘折温泉
とちょっと個性のある温泉に入ってきたのですが、その後特に大丈夫でした。
ですが一日2個所以内、30分ぐらいで上がりました。
とにかく負担のかかることはしない、あくまで自分が心地いいという範囲で入ったほうがいいです。
もちろん妊娠の経過が順調であることが大前提です!!
あと母子手帳は常に携帯していって下さいね!

腹帯ですが、私は逆子治療を始めた34週の時に初めてつけました。
ちょっと遅いですよね。
それまでは腹筋が弱り、お産の時にふんばれなくなる、と整体の本に書いてあったのでやっていなかったのです。
ですがもう少し早くからつけておけばよかったな、と思っています。
34週までは腹帯なしで起伏のある林道を週に3回くらい歩いていました(臨月になったら逆子の方は破水してしまうと危険なのでひかえてくださいね)。
歩く時の震動ってけっこうお腹にくるんですよね。
非妊娠時は震動は骨格的に首で受けることが多いのですが、妊娠時は背骨のS字彎曲も変わりますので、たぶんお腹で受けてしまう割合も増えるのではないかと思います。
子宮も筋肉なので、震動に対しては硬くすることで子宮を守ろうとします。
つまり筋肉の防衛反応ですね。
ですからウォーキングでお腹が硬くなって赤ちゃんが身動きがとれなくなって、そのままそこに固定されちゃった=逆子になっちゃったのかなと。←勝手な推測です。
妊娠時のお腹はやはり柔らかい方がいいので、張りやすい方は腹帯を早めにつけてみて下さい。
腹帯は日本だけの習慣で、昔は妊娠4カ月の戌の日からサラシを巻いていたそうですが、せめて27週くらいからは使ったほうがいいと思います。今はサラシではなくマジックテープで止められて取り外しが簡単ないい腹帯がいっぱいでています。
私は7月の臨月でしたが、つけていて思ったより暑苦しくなかったですし、お腹も楽でした。
本で読む知識も参考にはなりますが、自分の感覚が一番大切ですね。

ということで、私の出産体験を語らせていただいたのですが、逆子が治らなくてひやひやしているお母さん、あきらめずにギリギリまで出来ることをやってあとはゆったりと構えていて下さい。
ダメな時はダメですが、治る時は手術当日に治ります。

昔は帝王切開が一般的ではなかったので、逆子でも自然分娩をしたそうです。
お産婆さんが外回転術をしたり、赤ちゃん自体が産まれてくる瞬間にクルッと回転して自然と頭を下にして出てきてくれたりと。
へその緒の問題がない限りは本来はこれでいけるのですが… 今は安全に産むことを第一に考え、外回転術を取り入れる病院自体も少なくなり、陣痛が起こらないように予定日より2週間早めに出してしまうのが主流のようです。
が… やはりこれはこれなのです。
安全に産むことが何よりも大事なのですから!

帝王切開をした後は一日点滴と絶食&安静ですぐにお乳をあげることができません。
初乳は免疫物質が多く、赤ちゃんの健康を考えるとあげたいのはやまやまですが、今は母乳に近いように開発されたいいミルクもでていますし、最初からお乳がドバっとでるお母さんも意外と少ないので、焦らなくて大丈夫です。
赤ちゃんは思ったより動物的なので、それがトラウマになったり、恋しくて泣いたり、あるいは不健康になるということは自分の経験からして考えられません。
授乳期間は一年もあるので、最初の2~3日母乳があげられなくても全然問題ないと思います。

初産はいろいろ神経質になってしまいます
これ、自分が不安に思っていたことなのです(笑)


以下の3つの項目は全てのことにつながると思うのですが、
 ●血流をよくすること
 ●血液の質をよくすること=さらさら血液
 ●筋肉を柔軟に保つこと
はとても大切なことなのだと思いました。
健康の鉄則であり、安産の鉄則なのだと。
もちろん出産してから母乳で育てたいお母さんにも良いお乳を出すためには押さえておきたいポイントです。お乳と筋肉の柔軟性?と思うかもしれませんが、肩コリがひどい方はお乳の出が悪かったり、乳腺炎にかかりやすかったりと、カナロアのお客様を施術していてそういう傾向にありました。

ではこの3つの項目をクリア―するためには…?

バランスのとれた食事とほどよい運動(汗をかくことなら運動以外でもO.K.)ですね。

とてもシンプルなのですが、簡単なようで難しい(笑)

ですが、妊娠・出産を機に必要にせまられてやらざるを得なくなります。
あまりきっちり守りすぎると脳にストレスがたまってしまうので、ケーキやカップラーメンも食べたい時には時々食べました。
ストレスをためないように脳とのバランスも大事

妊娠・出産・育児―
どのお母さんも当り前のように乗り越えてきたことなのですが、けっこう?!大変です!!
ですが、学ぶことは非常に多いです。
赤ちゃんは本当にかわいい。
経験するまで全くわからなかったこの感覚。
その他にも、産後の身体や育児をするママさんたちの気持ちがよくわかりました。
妊娠・出産・育児は人生がガラリと変わる一大イベントです。
独身時代の長かった私にとって新婚生活もインパクトのあるイベントでしたが(笑)
自分のことだけを考えていればいい人生からそうではない人生へと変わりました。
自由は半減(いいや、激減だな)するかもしれませんが、得るものは大です。

まずは婚活です。
私は婚活をして、現在に至ります…(笑)

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