8月24日(日曜)
久し振りにウォーキングやゆっくりジョギング。
降り注ぐ陽射しを遮るように聳える樹木の中で、
振り絞るように鳴く蝉。
そして、いつもの場所で、いつもの人生の先輩方が、
今日の最後の曲なのか、みんなで手を繋いで歌っていました。
兎追いし 彼の山
小鮒釣りし 彼の川
夢は今も巡りて
忘れ難き 故郷
如何にいます 父母
恙無しや 友がき
雨に風につけても
思いいずる 故郷
志を 果たして
いつの日にか 帰らん
山は青き 故郷
水は清き 故郷
夏は、父を想い 母を想い、友を想い、
そして、生まれ育った故郷を想う。
人生を重ねれば重ねるほど
その想いは募るのでしょうね。
あの頃の自分を包んでいたすべてのものに。
8月の終わり、蝉時雨の下で、
公園に響き渡る歌声。
心の中にある宝物入れの蓋を空けて、
子供だったあの頃に戻る。
これが、大人の夏、なのかもしれない、
そんな事を考えたりして。