今回のツーリングの行き先は富士山の麓の朝霧高原にある田貫湖です。
不安定な天候が続いていましたが、天気予報だと二日間だけ晴れて、その後は暫く雨の日が続きそうです。 このタイミングを逃すと暫くバイクに乗れそうもないので、あわてて前日の夜に宿探しです。 ネットで検索していたら、ホタルがみられそうな宿があったので行ってみました。
翌朝は、ノンビリと準備をして10時過ぎに出発しました。
東名で御殿場まで行って富士山スカイラインをとおって富士宮へと抜けます。
この道は陸上自衛隊の駐屯地があるので、大きな装甲車とか迷彩塗装の車が普通に走っていてビックリします。 自衛隊だけではなくて、道路脇には親子の鹿もあるいていました。
休憩を多めにとりながらノンビリと走ったのですが、宿には2時半頃に到着です。 チェックインには早いので、宿に荷物をあづけて、ホタルが見られそうな場所の下見を兼ねて湖畔を散策することにします。 小さな湖なので一時間程度で一周できます。
ダイヤモンド富士が見られるという展望デッキからスタートです。
残念ながら富士山は雲の中でした。
湖畔を時計回りに歩きます。 対岸にみえる芝生はキャンプ場です。
湖の北側にでました。
この写真に写っている湖畔の右側あたりがホタルスポットです。
湖に突き出た半島のような部分の上に猛禽類が飛んでいました。
標準ズームのレンズなので小さくしか写っていないのですが、ミサゴが魚をぶら下げて飛んでいるようにも見えます。
さて、先ほどの写真に写っていたキャンプ場に来ました。
結構広いキャンプ場ですね。 全面芝生で、設備もととのっています。
この写真もキャンプ場内の展望デッキから撮影したものです。 大雨の後だからか、テントが数張りあるだけでした。
ノンビリ歩いたので4時ごろに宿に戻りました。
温泉につかってから、缶ビールを飲みながら部屋の窓から外をみると、先ほどまで雲に隠れていた富士山の頂上部分だけが顔を出していました。
ホタル見物に備えて早めの夕食です。
さて、ホタルタイムです。 そのときどきの見頃の場所に案内してもらえると言うことで宿のホタルツアーに参加しました。 ただ、ツアーは滞在時間が短くて写真を撮っている時間が無いので、途中でツアーとは別れて居残りして写真を撮ることにします。
真っ暗な中でカメラのボタンを手探りで探しながら、インターバル撮影の設定をして写真をとります。
カメラが働いている間は手が空くので、ふわふわと飛んでいるホタルを眺めます。 手が届きそうな目の前を淡い光が飛んでいる風景は神秘的です。
ホタルは、不規則に光っているようですが、ある一瞬に一斉に光るタイミングもあります。
この写真は、30秒露光を20枚比較明合成したものです。 湖面にもホタルの光が写っていました。
9時を過ぎると、ホタルの光も少なくなってきたので、真っ暗な湖畔を歩いて宿に戻って寝ました。
つづく。