放浪の記録

バイクツーリングの備忘録みたいなもの、だったのですが、最近ではお散歩花写真の記録になってしまいました。

2011夏 知床を満喫するぞと道東ツーリングへ(8/17その2 オシンコシンの滝~網走湖編)

2011-08-31 21:26:26 | 旅行記
今回のツーリングで一番楽しみにしていた知床クルーズを満喫して,余韻を残しながら次の目的地へ出発です.

R334をちょっと走ると,これまた有名なオシンコシンの滝です.
駐車場も整備されていて,人が沢山います.

IMG_0352


階段を上って見上げたところです.

オシンコシンの滝


今朝の知床クルーズと比べると,いかにも観光地って感じのところですが,安定感のある滝の形というか,水の流れ方が美しいです.
あとで分かったのですが,国道沿いをもう少し進んで旧道に入ると,滝を上から眺めることが出来るそうです.

ふむふむと思いながら出発します.次は,道の駅斜里によりました.
今日は80kmくらいしか走らないので,時間には余裕があります.道の駅を見つけるたびにとまります.

おなかもすいたので,併設されているレストランで昼食にします.
ヒグマになった気分で鮭親子漬け丼というのを食べました.

この次は,道の駅ハナヤカというところです.なんとJRの浜小清水駅と道の駅が合体している珍しいところです.

R0010494


道の駅から,JRのホームに出ることが出来ます.
R0010495


ところで,この道の駅で何となく缶コーヒーを買って飲んだのですが,ゴミ箱がありません.

よくよく見るとエコステーションとかいてあります.
何がエコなのかというと,ゴミは空き缶一つから回収が有料だそうです.
空き缶ひとつすてるにも,専用のゴミ袋を購入しないとだめなのです.
う~む,仕方ないので,パニアの隅っこにつっこんで,次の道の駅で捨てることにします.これってエコなのかなぁ?

モヤモヤとした気持ちで次の道の駅網走を目指します.
あっという間に到着です.空が青いです.

IMG_0353


網走と言えば刑務所ですが,あんまり近づきたくないので今日の宿を目指します.
まだ,燃料系を観ると半分をちょっと下回ったくらいで,まだ300km以上走れそうですが,明日に備えて大きな町にいるあいだに給油しておくことにします.
フルサービスなので頑張ってくれました.12Lくらい入りました.

さて,道の駅網走からは10分弱で今日の宿に到着です.
網走湖畔と思っていましたが,ホテルの名前のとおり,ちょっとだけ離れた丘の上にあります.

バイクで宿泊ですというと,ちゃんと屋根のある駐車場に案内してくれました.
今回のツーリングで屋根付き駐車場は,フェリーを除くと,ここだけでした.

DSC_0378


何でも有名なホテルチェーンらしく,接客は行き届いています.なんだかディズニーランドのようです.

チェックインは,よくあるカウンターでなくて,ソファーのようなところで済ませます.
アップルジュースと,北見名物のミントの香りのおしぼりが出てきます.

たいして興味も無いのでしょうが,チェックイン担当のかたが,笑顔でバイク旅の話をきいてくれます.
思わず文句をつけたくなりますが,つけようがないすばらしいサービスです.

まだ17時前なので,網走湖を散策することにしました.
フロントにいって「歩いて」網走湖を見に行きたいと告げると,一瞬,フロントの人の顔が曇りました.
が,すぐに「7~8分で行けます」と心強いお言葉とともに,地図をくれました.すばらしい対応です.

網走湖の地図


このおおざっぱな地図を頼りに歩いて行きます.何しろ北海道です.
周囲はこんな畑?が広がっています.

DSC_0377


地図を見ながら,ちょっと不安な気分で,この畑の脇の道をトボトボと歩いていきました.

DSC_0379


確かに,10分弱で網走湖の「ほとり」につきました.
いや,確かに網走湖にはつきましたが...何もありません.確かに湖畔ですが道路があるだけでした.

それでも,ラッキーだったのか雲と光の加減で不思議な風景を見ることができました.
近くに漁港があったので,漁港の隅っこから写真をとって,ホテルへと戻りました.

網走湖

網走湖

DSC_0394


ホテルに戻って一息ついたらお風呂です.
大ホテルなので,お風呂も大きいし,ゆったりとしていて清潔な感じがします.

さて,お風呂上がりの晩ご飯です.

バイキングですが,豚のハリハリ鍋というのが,スープ代わりで必須です.お肉と野菜はバイキングなので食べ放題です.
飲み物も60分飲み放題で1200円というのにしました.まずは,お風呂上がりの生ビールです.

いきなり,ハリハリ鍋に行くのもなんなので,アペタイザーになりそうなものを選んでとってきました.
ツブ貝のしょう油煮,焼トマト,カツオのたたき,タコのカルパッチョ,クジラのたたき,真鱈のスモークです.ちょっと取りすぎたかな.

IMG_0354


生ビールを飲みながら,鍋のだし汁が沸騰するのを待ちます.
茹ですぎないように,しゃぶしゃぶみたいにして頂きました.水菜が定番ですが,キャベツも美味しかったです.

これだけで,結構おなかが膨らんで来ましたが,最初に目を付けていたに自分で具を選んでのせるピザというのにも挑戦してみました..
自分で生地とトッピングの具を選んで係の人に石窯で焼いてもらうというモノです.

数種類ある生地から普通のピザ生地を選んでトマトソースを塗って,サラミ、黒オリーブのスライス、ドライトマト(?)の細かいやつ、ピーマンと北海道のチーズをたっぷり乗せて焼いてもらいました.
約3分で焼き上がるそうです.ピザ生地が薄いのが僕好みです.出来上がりが楽しみです.

オードブルの続きと赤ワインを飲みながら待ちます.焼き上がりました.

IMG_0355


これまでの宿では和食ばかりだったので,チーズとワインは新鮮です.パリッとした焼きたてのピザは美味しかったです.
あとは,小さなプリンとエスプレッソでおしまいにしました.おなかいっぱいです.

食事の後,ギャラリーという部屋の脇をとおりました.何となくのぞいてみると,いろんな種類の椅子や置物が飾ってあります.
で,よく見ると部屋の片隅に大きなテーブルの様な物体が..あっ,昔懐かしい(?)パラゴンとMcIntoshの真空管アンプがあります.
でも音は出ていません.ホテルの人に,音は出ないの?って聞いたところアンプが壊れていて,ただのインテリア状態になっているとのことでした.

IMG_0357


ただ,翌朝,朝食の後,ギャラリーをのぞいてみると,何か音が聞こえます.パラゴンが,控えめな音量でなっていました.
何だちゃんとなるんじゃないかと思いましたが,よくよく聞いていると,右側のチャネルの音が出ていません.
右側のスピーカの上の真空管が白く変色しているので,右チャネルはだめみたいでした.

部屋にもどって食後のコーヒーです.部屋には,コーヒー豆,電動ミル,コーヒーメーカーが備え付けです.
自分で好きなときにコーヒー飲めるのはうれしいサービスです.
アメリカのホテルだと,コーヒーメーカーが備え付けって結構有りますが,大抵はパックされた粉でカフェインの有無が選べるくらいで,あんまり美味しかった記憶はありません.
ここは,選択肢はないですが,豆からひくところに心意気を感じます.コーヒーも美味しかったです.

それにしても,今日はラッキーな一日でした.
何しろ,この悪天候が続く中で一日晴れていたしいたし,知床クルーズではクマさんにも出会うことができました.
充実感とともに就寝しました.お休みなさい.




おまけ:

翌日の朝ごはんです.やっぱりバイキングでした.
コンロの上の大きな鍋が何かというと,好きな具をとってきて,お味噌汁を自分で作るというものでした.
まぁ,お味噌汁作るのも家族連れなら楽しいのかな.
朝はパン派なので,黙ってコンロのスイッチを切って目玉焼きとパンとサラダの朝ごはんにしました.

IMG_0356





温泉メモ: 北天の丘 あばしり湖鶴雅リゾート

温泉はアルカリ性単純泉です.無色透明のお湯です.湯加減もちょうど良いです.
当然,露天風呂も当然あります.
もともとの湯温が低いのですこし沸かしているようです.
利用しませんでしたが,岩盤浴もあるそうです.足湯の施設もありました.
女性の方には,エステもあるそうです.



2011夏 知床を満喫するぞと道東ツーリングへ(8/17その1 知床クルーズ編)

2011-08-29 23:12:36 | 旅行記
午前中のクルーザに乗るためにちょっと早めの6:30に起床です.
眠い目をこすりながら天気を確認すると,昨日の深夜からの雨です.

せっかくの知床クルーズなのに雨か~と思いながらも,9:30の船に乗るために出発の準備をしておきます.
カメラや大物の荷物などを朝食前にバイクに積み込んでおくことにします.

7:30に朝ごはんを食べて,外を見ると少し晴れ間が出てきました.
これならカッパはいりません.昨日から干してあった,カッパを畳むことにします.

その後,8:30頃にはすっかり晴れてきました.
それまで,涼しかったのが,日が出たとたんに暑くなってきました.
朝早く出発する観光船も見えます.

IMG_0348


9:30出発のクルーザですが,受付は30分前ということで,早めにチェックアウトして,ウトロ港へと向かいます.
宿からは5分程度で到着しました.バイクなので,案内所というか受付の建物の前に止めさせてもらいました.

受付を済ませて,カメラや双眼鏡など船に持ち込む荷物だけを小さなバッグにつめて出発を待ちます.
この時間を和ませてくれたのが,観光船の看板犬です.

DSC_0245

とっても大人しくって,みんなになでられまくってました.
それでも意に介さずといった感じですやすや寝てました.

今回のクルーズは,知床岬の先っちょまでを3時間程度で往復する知床岬コースというものです.
三時間近くのるので,少し大きめのクルーザのゴジラ岩観光さんをを選びました.
受付の横にあった知床観光マップです.

ゴジラ観光ガイドマップ


短時間のコースなら,小型のクルーザの方だと滝などの見所ではギリギリのところまで近づいてくれるので,
クルーザ会社は予定に合わせて選んだようが良いです.

さて,これが今日お世話になるゴジラ岩観光のクルーザです.

R0010446


乗船の順番は,予約順となっています.やっぱり一番は,大手観光ツアーの団体さんです.
自分は,約二ヶ月前に国民宿舎経由で予約しておきましたので,割と早めの順番で乗れそうです.

この乗船順で好きな席に座れるのですが,おすすめの席は,一階後方デッキの一番前,右側の席です.

何故か一階前方の船室と二階席が人気の様でしたが,二階は揺れるし,一階の船室は写真撮るのも大変です.
クルーザは,知床半島の北側を東に向かって進むので,見所は右側に集中します.
というより左側は海しか見えません.ということで,一階後方デッキの一番前・右側のシートを確保しました.

さて,出発です.この日のために買った(?)GPSロガーを準備します.
が,この席だと二階席が鉄の屋根になっているので,衛星を補足してくれません.
そこで,屋根が無い最後方の空いている席にくくりつけておきました.

でも,痛恨のミスです.このときログ開始ボタンを押し忘れていました.
が~ん.知床の先っちょまでいってから気がつきました.帰り道だけログが残っていますが.意味ないです...

さて,港をでて,最初の見所がフレベの滝です.女性の涙らしいです.

R0010449


その裏側に男の涙という滝(?)もあります.滝というか,岩から水がしみ出しているという感じです.

R0010452


雄大な知床半島をみながら走ります.

DSC_0251



熊がいました.放送でヒグマが見えますって流れてましたが,なかなか見つけることができませんでした.
黒くって動いているモノを探してください,といわれても,やっぱり距離感というか,大きさの感覚がわかないので難しいです.
それでも,流木の近くだよといわれて,何とか見つけることができました.双眼鏡越しですが自分の目で見られるのは感激です.

DSC_0265



次は,有名なカムイワッカの滝です.

DSC_0273


温泉になっているらしいですが,歩いてくのはたいへんだろうなぁ.

カムイワッカの滝


次に見えてきたのが硫黄の滝です.

イオウの滝


知床大橋が見えます.

知床大橋


この後で,ヒグマがよく出没するというルシャ湾に近づくと放送の前に自分でも見つけることができました.
親子です.元気に動く子熊の動きがかわいらしいです.

DSC_0286


こちらは2頭の小熊を連れています.

ヒグマの親子


その近くの鮭が遡上するという川の河口の岩の上には,熊さんが陣取っていました.

鮭を狙うヒグマ


しばらく,岩の上でじっとしていた熊さんですが,川に飛び込んで鮭を捕まえたみたいです.
キラッと光を反射する鮭らしきものを加えて移動しています.

鮭つかまえた


近くにいたもう一頭のヒグマが,ものほしそうに鮭をとった熊を追いかけてます.

DSC_0326


今まで,写真やTVなどでしか観ることが出来なかったヒグマの姿を観ることがでました,ここまで来た甲斐があります.

知床半島の滝などの自然の風景もすばらしいですが,そこに生きている野生の動物に出会うことが出来たことは感激です.
なんとなく「遠くにある自然」という星野道夫の言葉を思い出してしまいました.

さて,熊さんと別れて,先に進みます.

R0010481


DSC_0329


獅子岩というらしいです.

獅子岩


次は,海に直接落ちるというカシュニの滝です.

R0010483


なんて言うんでしょう,どうしてここに,こうして流れているのって気がします.この場所に滝があるのが不思議です.

カシュニの滝


この後は,いくつもの奇岩を見ながら,さらに先に進みます.

左上にちょこんとあるのが観音岩です.

観音岩


メガネ岩です.片目です.

メガネ岩


いろんな岩を観ながら,ついにつきました.知床岬の先っちょです.
灯台があります.何でも,昔はディーゼル発電でしたが,今は太陽光発電を使っているそうです.

DSC_0354


これまで,ずっと雨や霧で見えなかった国後島がかすかに見えます.
北方領土です.ロシアのとの交渉をうまく進めて返還してほしいものです.

DSC_0353


これ以上進むと,ロシアに拿捕されてしまうので引き返します.

行きは,いろいろなところを見ながらきたのですが,帰りは一目散ですので速いです.

帰り道のカムイワッカの滝です.硫黄山が良く見えます.

カムイワッカの滝と硫黄山


残念ながら,イルカや鯨と遭遇することも無く約40分(だったかな)でウトロ港へと戻りました.

ウトロ港にいた,カモメの若鳥です.ぴーぴー(?)泣いてました.

DSC_0360


有名なゴジラ岩です.てっぺんにカモメがとまってました.

DSC_0361


バイクに戻るとわんちゃんがお出迎えしてくれます.

DSC_0362


荷物を整理していると既にお昼の時間ですが,バイクに乗り換えて先に進むことにします.

(8/17その2につづく)



2011夏 知床を満喫するぞと道東ツーリングへ(8/16その2 知床五湖を散策してウトロ編)

2011-08-28 17:29:57 | 旅行記

霧の知床峠をあとにして,R334を少しずつ下っていきます.
下るにつれて霧も薄くなり,だいぶ走りやすくなりました.

すると,なにやら車が何台も止まっています.あれ,事故かなと思ったら,エゾシカさんでした.
バイクを止めて,見に行くと,立派な角の鹿さんが3匹.仲良く笹の葉っぱを食べていました.

DSC_0184


家族連れの人たちは,携帯写真とってましたが,数メートルまで近づいても,気にせず葉っぱ食べてました.
人になれているんだなぁ.

DSC_0183


鹿さんを後にして,殆ど霧が晴れた頃に,知床五湖へとむかう道道93号の看板がみえました.
さっきまでは,珍しくてバイクを停めて写真をとったりしてましたが,この道は鹿さんだらけです.

DSC_0186


あんまり沢山いるので,なんだか日光の猿を連想してしまいました.

ときおり道路に飛び出してきたりするので,鹿さんをよけながら走ると,なにやら渋滞しています.
交通整理をしている人に聞くと知床五湖のPA待ちで,350mだそうです.

げげげっです.でも,バイクは別ですよと言われて渋滞の最後尾につきます.

すると案内の人がこっち来いと手招きしてます.観光バスに続いて,渋滞している車の列を横目にあいている車線をスイスイと走っていきました.
やっぱり観光地はバイクです.

駐車場のバイク置き場の隅っこにとめて,知床五湖の散策へと向かいます.

知床五湖には,無料ではいれる高架?の遊歩道と,有料の5湖を巡る遊歩道の二つがあります.
季節によって違うのですが,8月は簡単なレクチャを受けると,五湖巡りの認定証というのがもらえて,ルールに沿って観察ルートを歩くことができます.

これが立ち入り認定証です.

立ち入り認定証


レクチャと言うのは,簡単に言えば,決められたコースから出ない,あらかじめ声をだして熊に出会わない方法,熊に出会ったったときには,慌てて逃げないこと.
最後の手段は地面に伏せて致命傷を避ける方法だそうです.これが本当に役に立つ状況には遭遇したくないです.

さて,靴底をたわしでこすってから,知床五湖巡りです.

知床五湖ルートマップ


Bルート(long loop)という五つの湖をすべて回る,1時間半のルートへと歩き出します.

道路も渋滞しているし,遊歩道には数メートル間隔で人間も渋滞している状態なので,さすがのヒグマさんも恐れをなして出てこられないような気もしますが,観光地に熊が出没する事件も報道されたりするので油断は禁物ということで,なるべく,熊よけのベルをならしながら歩いている人の近くを歩くことにします.

歩き出して直ぐに五湖に出ました.

DSC_0187


次は,四湖かな.

DSC_0193


DSC_0194


三湖です.

DSC_0202


DSC_0196


DSC_0204


知床五湖で,よく紹介される羅臼岳が見える風景です.曇っていますが..

DSC_0213


知床連峰の説明がありました.

DSC_0215


DSC_0216


遊歩道の脇には,最初は何かと思いましたが大きなキノコが生えていました.

DSC_0222


二湖にでました.きれいです.

DSC_0223


DSC_0227


DSC_0229


ここから先は,木道にはいります.一湖の湖畔展望台が見えます.人が沢山です.

DSC_0228


展望台からみた一湖です.

知床五湖 一湖


木道を歩いてきます.

DSC_0234


反対側にはオホーツクの海がみえます.

DSC_0235


一湖を見下ろす風景です.

DSC_0239


それにしてもきれいなところでした.十分満足です.
最後に,パークサービスセンターというところで,コケモモのソフトクリームを食べてから出発しました.

今日の宿は,ウトロからちょっとだけ知床よりにある国民宿舎です.

R0010445


宿の前からウトロ方面をみるとこんな感じです.

R0010444


宿について,しばらく休憩..している暇も無く,まずは,コインランドリーでお洗濯です.
お洗濯の間に,お風呂に向かいます.

あれれ,結構混んでます.というか,洗い場のカランが二個しかないので,待ち行列というか待ち湯船です.
湯船自体も三人が精一杯かな.露天風呂もありますが同じくらいの広さです.

ちょっと茶色く濁ったお湯です.これは,釧路とおんなじ感じかな.こちらの方ちょっと薄い色です.
内湯がちょっと熱めですが,露天はぬるめで,今の時期に長く浸かるのにちょうどよい湯加減でした.

で,長く浸かっているとお腹がすいてきました.お風呂の後は,晩ご飯です.
国民宿舎って,当たり外れあるのですが,ここは当たりです.

IMG_0345


例によって固形燃料ものは,カスべというエイ仲間の鍋です.お刺身が,甘エビ、たこ、ホッキガイです.
そして,毛ガニ.これは,カニ付きのプランを選んだからですが.

生ビールのあとは,これ.
IMG_0346

ちょっとしてから,黒鱧の蒲焼き,地鶏の焼き物もでてきましたが,カニ食べるのに一所懸命で,なかなか他の料理に手が回りません.
折角温かい料理出てきたのに,カニ食べ終わった頃には,冷めちゃいました..それでも,美味しかったです.

部屋にもどって,しばらくTVを見た後で,もう一度露天風呂に入って寝ました.
明日はいよいよ,知床クルーズです.




おまけ:
翌朝の朝ごはんです.温野菜が美味しかった.

IMG_0347




温泉メモ:国民宿舎桂田
 ナトリウム・塩化物・炭酸水素泉,掛け流し.
 内湯はカランが二個しかないので,入る前に混み具合を確認した方がよいです.
 露天あり.オホーツク海が見えます.



2011夏 知床を満喫するぞと道東ツーリングへ(8/16その1 根室から野付半島のトドワラ,霧の知床峠編)

2011-08-28 11:48:24 | 旅行記
朝早く,カモメの鳴き声で起こされました.
海に近いせいなのか,季節的にカモメさんの恋の季節(子育て)なのか朝から騒々しいです.

君たちか....昨日からうるさかったのは.
写真には写ってませんが,ちょっと離れたところにもう一羽います.

根室のセグロカモメ


仕方ないので,目覚ましよりも早めに起床して,出発の準備をします.
まずは,気になる天気の確認です.
一階におりて外をみると..ありゃ,雨です. 

IMG_0336 - バージョン 2


天気予報を見ても雨雲が道東全般にかかっています.
まぁ,しょうが無いです.朝ごはんも早めに食べて,カッパを着込んで8:30ごろ出発しました.

今日は,風蓮湖,野付半島を通って羅臼へ.そのあと知床峠を通り知床五湖へと向かいます.雨ですが盛りだくさんです.

この後GSがどれくらいあるか不安なので,根室の市街地のGSで給油しておきます.
ガス入れたら,こんなのもらいました.いつの間にやら願いを発信していたようです.

根室証明書

根室証明書-裏


R44沿いを走って,30分ぐらいで風蓮湖のほとりの道の駅スワン44というところにつきました.
朝早いので,それほど人はいませんでした.カッパを着込んで館内見学するのも気が引けたので,外の展望台から写真撮ります.

IMG_0337


代表的な動植物だそうですが,雨のせいか何も見えません.

R0010431


この後は,R243からR244をひたすら走って,道の駅「おだいとう」で一休みします.野付半島の先っちょの反対側にあります.
叫びの像だそうです.

R0010435


2階に展望台があり,お天気がよければ野付半島や国後島が見えるそうですが,ここでも雨で何も見えないので休憩だけして直ぐに出発します.

先ほどの道の駅から見えなかった野付半島へと向かいます.先っちょのトドワラを目指します.
雨なので,のんびり風景を見ながら,とうよりも道路に出来ている大きな水たまりをよけながら走ります.
ちょっと右側の海岸沿いをみるとキタキツネがお散歩してました.

R244から道道950フラワーロードという道にはいり,トドワラのネーチャーセンターという施設に到着しました.

トドワラ側の風景です.

トドワラネーチャーセンターから


どれがトドワラなんだろうと探してもそれらしいものは見当たりません.
どうやら,遊歩道があって,そこから見るようです.

レインウェアは着ているので,そのまま遊歩道に突入しようかと思いましたが,ヘルメットを脱ぐと頭がぬれてしまいます.
カメラももって歩くので,バイクに戻って小さな折りたたみ傘を引っ張り出して,遊歩道へと向かいます.

遊歩道の入り口近くに野付半島の碑がありました.

DSC_0157


ところが,遊歩道を歩いていても,周りは草ばかりで,湿原の中を歩いているようです.

DSC_0158


最初に確認してませんでしたが,この遊歩道1.2kmくらいあるそうです.

遊歩道の脇をなにやら馬車が走っています.
なんだ,こんな乗り物もあったのか..

R0010440


いいんだ,自分の足で歩くんだモ~ンと,15分以上歩いたでしょうか.
やっと,視界の開けた場所に出ました.なるほど,トドワラの風景です.

DSC_0161


DSC_0168


DSC_0177


DSC_0175


トドワラに満足して,来た道を引き返します.何も考えずにひたすら歩いて来た道をひきかえしました.

R0010441


ブーツに水がしみてきてちょっと冷たくなった頃,ネーチャーセンターに戻りました.
少し休憩して,出発です.R244に戻り,知床半島へとつづくR335に入ります.

雨の中ひたすらはしって,約1時間くらいで,道の駅羅臼に到着しました.
この道の駅,駐車場が狭いですね.たまたま空いた場所止めましたが,ラッキーでした.
ちょうどお昼を過ぎて1時近い時間だったので,2階のレストランに入りました.

メニューを見ると,ウニ丼,いくら丼が目に入ります.せっかくの北海道です.
両方を楽しめそうなウニ・いくら丼というのに決めました.
で,出てきたものは...ちょっと,コストパフォーマンスが...

まぁ,観光地のレストランと割り切ってあっという間に完食です.さっさと出発します.
ここまで,朝からず~っと雨でしたが,知床峠へと向かう道というか山を見上げると雲の中のように霞んでいます.

標高が上がるにつれて霧が濃くなってきました.
ちょうど前を走っている車に追いついたので,霧払い(?)していただくことにして,テールランプを追いかけます.

視界は,だいたい車間距離ぐらいしかないです.
しばらくすると,前の車が左ウィンカーを出すので,何かと目をこらすとPAのようです.
なるほど,ここが知床峠のPAでした.でも,霧で何も見えません.

R0010442


観光バスも来ていましたが,みんな霧と記念写真をとっていました.
何も見えないので,直ぐに出発です.

(8/16PM編につづく)



2011夏 知床を満喫するぞと道東ツーリングへ(8/15 釧路湿原から霧の納沙布岬,そして根室の炉端焼き編)

2011-08-27 12:25:13 | 旅行記
昨日は,夕方からの大雨で宿から出られませんでしたが,今朝は曇り空ですが雨は止んでいます.

宿の前のシラルトロ沼へ散策に出られそうな道がありますので,朝食を済ませて散策することにしました.

IMG_0325



道の先はこんな風になっています.

DSC_0081

曇り空の湖畔にでました..

釧路湿原シラルトロ沼


葦が湿原っぽいです.

釧路湿原シラルトロ沼


謎の足跡があります.

Footprint



曇り空が湖面に映っていました.

釧路湿原シラルトロ沼



残念ながら,丹頂鶴は見られませんでしたが,小鳥やトンボが飛び交っていました.

ピンぼけですが,右の木の先っちょと真ん中の木の下の方に,鳥が2羽います.エゾビタキくんかな.

エゾビタキかな?


トンボが沢山飛んでいました.ホバリング中のトンボです.

トンボ


この後,ちょっと休んで,9時頃に宿を出発しました.
それにしても,蒸し暑いです.
宿をチェックアウトしてから,バイクに荷物を積むだけで汗だくになってしまいました.

昨日は,摩周湖から宿へ直行したのでほとんど見ていなかった釧路湿原をもう少し楽しみたかったので,サルボ展望台に寄ることにします.
走りながらシラルトロ沼をみると丹頂鶴が,水面すれすれを飛んでいるのが見えました.う~ん,写真に納めたかった.

R0010424



サルボ展望台につきました.思っていたよりも,こぢんまりとしたところです.
展望台へは駐車場からは400mくらい歩きます.お天気が良くなってきて晴れ間がでてきました.歩いていると暑いです.

DSC_0099



こんなところを歩きます.微妙に傾いて,腐りかけた木の階段もあります.歩きにくいです.
登り切ると,こんな景色がみられます.

展望台につきました.

サルボ展望台



展望台からの風景です.

サルボ展望台



サルボ展望台



堪能したので,来た道とは別のルートで国道へ戻ります.
たいていの人は,来た道を引き返してましたが,こっちのルートの方が坂道が緩やかでした.
下りきると,塘路湖が見えます.
展望台からはわかりませんでしたが,水鳥が沢山います.
カヌーとかで湖の中から見るもの楽しそうだな.

塘路湖


朝顔にカミキリ虫.

DSC_0107



このあとは,塘路湖のエコミュージアムセンターに寄ろうかと思っていましたが,勢いままって通り過ぎてしまいました.

引き返すのも面倒なので,このまま道道221を進みます.
塘路から厚岸へ向かう道ですが,気持ちよく走れました.釧路へ向かうR391は結構交通量がありましたが,こちらの道は,殆ど車がいません.

途中でR44に合流するのですが,数台としかすれ違いませんでした.R44に合流してからは,JR根室本線の横を走ります.

急に気温が下がってきたなとおもったら,目の前に海が見えてきました.
厚岸望洋台PAというところで一休みします.

逆光でカンバンが読めませんが...
厚岸望洋台


ず~っと牧草地帯を通ってきたので,海が見えると新鮮な感じです.
R0010425


このあと,ちょっとだけ走って厚岸の道の駅によります.
厚岸の町が見下ろせるところにありました.
この辺はカキが名物らしいですが,お昼には早い時間だし,おなかもすいていないので,一休みして出発します.

このあと,R44を離れて海沿いの道道123を走ります.この道も海を見ながら気持ちよく走ることができます.
琵琶瀬PAというところにつきました.

DSC_0110


霧多布湿原と太平洋が一望できます.
厚岸湿原側の風景です

DSC_0116


道路を挟んでどちらも180度見渡せるので,パノラマにしてみました.
使ったのは,Huginというソフトです.

DSC_0111-DSC_0115


海側の風景です.霧で何にも見えていないので,いまいちです.

DSC_0118-DSC_0121



風景を見ていたらおなかがすいてきたので,お店に入って昆布入りのラーメンというのをいただきました.
最初は昆布だしなのかなと思っていましたが,たしかに昆布が丸ごと入っていました.

IMG_0328

大きな昆布が一切れです.これって出汁なのでしょうか,食べるものなのかなぁ.
一口食べてみましたが,あんまり味もないし出汁と思い込むことにしました.

さて,バイクに戻ると,急に霧が濃くなってきています.
霧多布岬へよるか悩んだのですが,霧があんまり濃いので霧多布はやめて最東端の納沙布を目指すことにしました.

海沿いの道道142に入り,霧に霞む海を見ながら気持ちよく走ります.
海岸線にも出られるルートもあったらしいのですが,海が荒れていて砂浜には近づきたくないお天気です.
アスファルトの上を気持ちよく走ります.

それにしても,きれいな風景の中を走ることができる道です.右に海,左に所々で草を食む牛さんがいる牧場地帯です.
お天気が良ければもっと気持ちよい景色なんだろうなぁ.
写真を撮りたかったのですが,あんまり気持ちよく走っていたので写真は無しです.

根室半島の南側の海沿いをとおって,納沙布岬へと向かいます.霧で霧多布をあきらめたのですが,さらに霧が深くなっています.
それなりに視界はありますが,標識は見づらいです.Zumoの地図と風景を頼りに納沙布岬にたどり着きました.

IMG_0329



霧が濃くてとっても近いはずの歯舞の島も何もみえません.
おまけに寒いです.インナージャケットを着こんで散策することにします.

灯台方向の風景も霧で霞んでいます.
DSC_0142


数十メートル先の岩ぐらいまでしか見えません.それにしても,この霧の中でもウミウは羽を干すんだな.

DSC_0144


最東端?のお土産屋さんです.

DSC_0148


ちょっと歩くといろいろなモニュメントがあります.

DSC_0127


DSC_0128


でっかいのもあります.さむかったので,なんとなく真ん中の火がうれしいです.

DSC_0130



振り返ると,なにやら高い塔があるのでいってみます.広い駐車場に車が一台.

DSC_0136



お休みなのかと思うと営業しているようです.
でも,この霧の中で展望台に上っても白い風景しか見られそうもないし,900円もするのでやめました.
しかし,このお天気ではお客さん少ないのです.その代わりにカモメが沢山いました.というか住み着いてるみたいです..

DSC_0137


駐車場に戻る途中で,物産店というのがありました.その手前の駐車場になにやら不思議な建物があります,
流氷の形の電話ボックスでした.あしか?が乗っかっています.

DSC_0140


寒いので物産店によってみます.お店の前の温度計を見ると.

IMG_0331


寒いわけです.19度...寒いのでお店の中に入ります.

トットくんです.

IMG_0332


コーヒーの自販機があったので,暖かいコーヒーでホッと一息.

バイクにもどって,出発です.今度は,根室半島の北側をとおって根室の宿に向かいます.
経由地の入れ方がおかしかったのか,Zumoくんは今日のルートをもう一周するヘンな道案内をしてきます.
無視して進んでいくと,あっとゆうまに到着しました.根室と納沙布岬って近いんですね.

今日の宿は,根室の町中のホテルです.

IMG_0333


夕食は無しで予約したので,お風呂に入ってから食べに出ることにしました.
フロントの人に聞くと地図とおすすめのお店を何軒か教えてくれました.
ホテルの前の道を下ると5分くらいで繁華街につきました.
俺ん家という炉端焼きのお店に入ることにします.

おすすめの,サンマのお刺身です.アスパラバターも美味しかったです.

IMG_0334


炉端なのでやっぱり焼き物も頼みました.北海道は定番のホッケです.

ほっけ


生ビールもおかわりしておなかも膨らんできました.締めにおにぎり食べて終了です.
さて,宿に帰って明日のルートを確認しようっと..

明日はいよいよ,今回のツーリングのメインとなる知床半島へ向かいます.