放浪の記録

バイクツーリングの備忘録みたいなもの、だったのですが、最近ではお散歩花写真の記録になってしまいました。

2012夏: 利尻島&道北を巡るツーリング(6~7日目)名寄のひまわり~苫小牧へ,まとめ編

2012-08-26 08:40:24 | 旅行記



北海道最終日の朝です.



昨晩は雨が降っていたようです.
朝起きて,外に出てみるとバイクが濡れていました.
まぁ,このところ潮風に吹かれていたからいいかな.

朝食まで時間があるので,宿の周りを散策してみることにします.
この町の建物は,みんなオレンジ色です.町のテーマカラーなのかな.
宿泊施設だけでなく隣接する特養ホームなどの建物もオレンジ色で統一されていました.

とぼとぼ歩いていると,宿の裏手に日本庭園というのがありました.
小鳥たちの元気な鳴き声があちこちから聞こえてきます.
朝ごはんの時間らしく,小鳥たちが忙しく飛び交っているのが見えました.
望遠レンズ持ってこなかったのが残念です.

西興部ホテル裏の日本庭園


さて,宿にもどって朝ごはんです.大きな甘塩鮭と温泉卵がついてます.
これ以外に生卵,海苔,納豆などは,カウンターにあって取り放題でした。
この宿はの食事は良いです.それにしても、お盆のこの時期に宿泊客が数組しかいないのは残念です.
目の前の山がスキー場になっているので,冬場がメインなのかもしれませんが..

食事も終わって,部屋に戻り荷物をまとめながら,梅ちゃん先生も見て,もうそろそろ出発です.
お土産の鹿肉の大和煮とヒグマの缶詰を買ってチェックアウトしました.

今日は,フェリーに乗る以外に特に予定も立ててません.
士別までは一般道でそこから先は高速で,苫小牧までは,300kmくらいの道のりです.
夕方までに苫小牧に着けば良いので,時間的には少し余裕がありますが,どこかの観光地に寄り道するほどの時間はとれないです.

route-06




名寄のひまわり畑



なにも考えずにとりあえず出発しました.
R239をひたすら走って,名寄の道の駅で休憩です.

道の駅の入り口に映画のロケに使われたひまわり畑の紹介があります.
パンフレットをみると,それほど遠くないみたいです.
時間に少し余裕があるので行って見ることにします.

きた道を少し戻って,ロケに使われたヒマワリ畑へと向かいました.
パンフでは近そうだったのですが,実際には10km以上ありました.
途中で道間違えたかと思ったころにひまわり畑直進という看板がでてました.

でも,時期が遅すぎたみたいです.ほとんどかれてました.
せっかく寄り道したひまわり畑ですが,ちょっと残念です.

このあと名寄から士別にむかったのですが,途中の道路脇にいくつか満開のひまわり畑がありました.
う~ん,場所によって開花時期がちがうのか..

名寄のひまわり


帰ってから調べてみたら,名寄周辺に何カ所かひまわり畑があって,場所によって開花時期がずれているようです.





ウトナイ湖でカルビ丼を買って苫小牧港へ



士別から道央自動車道にのります.
ここからは苫小牧まで,ひたすら高速道路を走ります.

少し時間があるので,今年もまた苫小牧の手前の千歳で高速をおりて,ウトナイ湖の道の駅で時間調整です.

この道の駅は野鳥観察と黒毛和牛の料理が自慢です.
ここで食事をするつもりはなかったのですが,何となくレストランのメニューを見ているとテイクアウトも出来るようになってます.
ということで,今日の晩ごはんが決定です.牛カルビ丼を買ってフェリー乗り場へと向かいました.

トップケースのなかでカルビ丼がひっくり返らないように慎重に運転しながら,5時前にフェリー乗り場に到着です.
受付を済ませて,暫く立つと乗船の案内がありました.

バイクを積み込みます.お盆時期の週末ということもあってバイクも沢山です.
このフェリーを利用するのは4回目ですが,いままでは全て4階のEデッキでした.
今回はバイクが多かったので,一階下って3階のFデッキでした.

F-Deck


さて,B寝台のベッドに荷物を置いて,速攻でお風呂に入ろうとしたのですが,このときに気がつきました.
スリッパをバイクに積んだままでした.一度客室に来てしまうとバイクには戻れません.
一日ブーツですごすのかぁ..
と,悲しい気分ですが,あとで,缶ビールを買いに売店をのぞいたときに使い捨てのスリッパを売っているを発見,
ブーツから解放されました.

そんなこんなしながら,お風呂上がりのビールをデッキに登って飲みます.

あ~ぁ,これでツーリングもほぼ終了です.
明日は仙台から高速に乗って帰るだけだし.

苫小牧港の夕景


船内に戻り,買ってきたカルビ丼で夕食済ませて暫くすると出港の時間です.
ど~んという銅鑼の音とともに,バイバイ~北海道!

フェリー出航


翌朝です.朝風呂に入ってからデッキに上がってみると,とってもお天気でした.

洋上の朝,良い天気


船の上は,心地よい風も吹いていたのですが...
フェリーを下りてからは,熱風の高速道路をひたすら走って帰りました.

おしまい.







まとめ&反省会

走行距離: 1847km(道内は1047km)
ガソリン: 77リットル (平均燃費 23.8km/l)

やっぱりフェリーの予約に出遅れたのが痛かった.
お盆時期の北海道ツーリングは,2ヶ月前の予約で決まります.

今回は,道内4泊でなおかつ利尻島まで足を伸ばしたのでちょっと忙しいルートとなってしまいました.
一日当たりの走行距離は,こんなもんかという感じですが,時間制約のあるフェリーに4回も乗ってしまったので,そこに計画が縛られてしまいました.

良かったのは,一度も雨に降られなかったことかな.雨が降ったのは夜のうちだけで,あとは殆ど良いお天気でした.
あとは,毎度の事ながら下調べがなさ過ぎ.行き当たりばったりでした.
まぁ,それはそれでいいか..全然反省になってないな.



2012夏: 利尻島&道北を巡るツーリング(5日目)宗谷岬~興部の鹿料理編

2012-08-25 16:06:37 | 旅行記



今回のツーリングのメインだった利尻島一周も終わり,あと一泊となってしまいました.
などと考えると寂しくなりますが,空を見上げると,今日もとっても良いお天気です.
まずは宗谷岬を目指します.朝食を済ませて,8時ごろに出発しました.






宗谷岬



つきました.定番の日本最北端(北方領土を除く)の碑です.
去年,英文表記が追加されたそうです.

宗谷岬


間宮林蔵です.ここまであるいたのかぁ~.

宗谷岬,間宮林蔵


最北端の海です.

宗谷岬


アオサギが沢山いました.

宗谷岬


で,海を覗いてみると,小さな魚が沢山泳いでいます.アオサギくんはこれを狙っていたのかな.

宗谷岬,魚がいっぱい泳いでます.


灯台のある公園に登ります.ラーメン屋さんがいい感じです.
お昼時なら入ってしまいそうですが,まだ9時ちょっと過ぎです.

宗谷岬公園


旧海軍の望楼です.老朽化しているので中には入れません.
外側の階段を登って海を眺めていると,シジュウカラが群れをなしてピーピー言いながら飛んでいました.
この辺じゃスズメじゃなくてシジュウカラなのか..

宗谷岬公園


海とは反対側の公園を歩いてみます.
大きな塔が立っています.何かと思ったら日時計でした.

宗谷岬公園の日時計


この丸い石で時間が分かるようになってます.6じゃなくて9です.9時始まりです.

宗谷岬公園の日時計


正面から見るとこうなってます.
祈りの塔というらしいです.大韓航空機の撃墜事件の慰霊のために建てられたそうです.

宗谷岬公園の日時計


世界平和の向こうに見えるのはゲストハウスです.レストランもあるようです.

宗谷岬公園




さるふつ公園



さて,次はクッチャロ湖の周辺です.いくつも湖沼があるので,どれかによることにします.
なんかいい加減な計画です.何にも考えてません.
道の駅があったのでとりあえず休憩します.

猿払公園というところです.お隣は村営牧場です.
ということで,牛乳を頂きました.
お店の人曰く,良く振ってから飲んでくださいとのこと.脂肪分が分離してしまうようです.

さるふつ公園


海側にでてみます.ずーっと海です.

さるふつ公園


なにやらモニュメントがあります.

さるふつ公園


いさりの碑というらしいです.乱獲を反省して,自然と共存しましょうということらしいです.

いさりの碑


昔はホタテがたくさん取れた証拠なのかな.40トンもあるホタテの化石です.
大きな岩のようですが,よく見るとビッシリとホタテ貝が詰まってます.ほとんど全部ホタテ貝です.

さるふつ公園


こちらはインディギルカ号遭難者慰霊碑です.座礁した旧ソ連船でなくなられたかたへの慰霊のために建てられたそうです.

猿払公園のインディギルカ号遭難者慰霊碑






まっすぐな道とベニヤ原生花園



猿払からR238を淡々と南下します.
ポロ沼というところからR238をそれて海沿いをとおるエヌサカ線という裏道(?)に入ります.
気持ちのよいみちです.ま~っすぐで,両側が牧草地帯です.

エサヌカ線


エサヌカ線





ベニヤ原生花園



まっすぐな道を暫く走ると,元のR238に合流します.
すぐにクッチャロ湖の筈なのですが,なぜか見つかりません.
何でだろう.ガソリンスタンドに寄ったついでに聞いてみると逆方向とのこと.
浜頓別の町に入ったところで左折したのですが,逆だったようです.

ガス補給して元の道を戻ってクッチャロ湖に出ました.
クッチャロ湖は,サイクリングコース主体で,歩いて回れそうもありません.

で,ちょうどお昼どきだったので,温泉施設に併設されたレストランで広東風ラーメン食べてからベニヤ原生花園に向かうことにしました.

R238をちょっと戻って海側に向かう道に入ると程なく到着です.
ベニヤ原生花園の3キロほどのコースを歩いて回りましたが,季節がちょっと.あと一ヶ月早ければ楽しめたのかな.

ハンゴウソウかな.

ベニヤ原生花園


ハマナスの花がところどころ残ってました.

ベニヤ原生花園のハマナス


見渡すとこんな風景です.

ベニヤ原生花園


近づくと直ぐに逃げてしまうので遠くからですが,ノビタキかなぁ.

ベニヤ原生花園


かわいらしい色と形のクサフジです.

ベニヤ原生花園


この形はトリカブトだろうな.

ベニヤ原生花園


働くハチさんです.白と黒のまあるっこい体で花粉を集めてます.マルハナバチの一種かな.

ベニヤ原生花園


湿地帯にでました.見渡す限りの湿地帯です.

ベニヤ原生花園






興部で鹿肉オムライス



さて,良い時間になってきたので,西興部にある今日の宿を目指します.
といってもまだ100km以上あります.

ま~っすぐな道をひたすら,淡々と,淡々と,そして淡々と走ります.
ときどき道の駅で休憩しながら興部というところで海沿いを走るR238を左折して,内陸に向かうR239に入ります.

今回のツーリングでは,シカさんにあってませんでしたが,R239で初めて道路を横切るメスのシカさんに遭遇しました.
R239を10kmほどはしったところが,今日の宿です.

読み方が分かってなかったのですが,「森夢」という漢字でさがしていたので,看板の「RIMU」というのを見ても,最初はぴんとこなくて通り過ぎてしまいそうでした.
森の中の宿ということですが,名物は鹿肉料理です.

西興部のホテルRIMU


レストランは自分で注文できるので食事無しのプランで予約してたのですが,朝食は予約必要とのこと.
チェックインのときに朝食ありに変更してもらいました.

しばらく休憩してから温泉(?)につかって,お目当ての晩ごはんです.
鹿ラーメンというのが名物なようですが,ラーメンはお昼に食べてしまったので,新メニューとかいてあった鹿肉のオムライスというのを頂きました.

とろとろ卵ののっかったオムライスの横に鹿肉たっぷりのデミグラソースです.
この鹿肉がよく煮込んであって,とろっと柔らかくて美味しかったです.
よく煮込んだビーフシチューの鹿肉版ですね.
写真撮ればよかったのですが,気がついたときにはパクパク食べてしまってました.

それではお休みなさい.

つづく




2012夏: 利尻島&道北を巡るツーリング(4日目)利尻島一周,稚内の温泉,そしてノシャップ岬の夕日編

2012-08-25 07:34:15 | 旅行記


昨夜は大雨でしたが,朝になるとやんでいました.
でも,朝食前に外に出てみると曇り空で,風もビュービューふいてます.
Tシャツだと風が冷たいので寒いくらいです.

朝ごはんを食べて,チェックアウトする頃には晴れ間が見えてきました.
お天気が期待できそうですが,フロントの人に聞いたところ利尻富士の影響で島の北側と南側ではお天気が変わるそうです.
それでも,雨を覚悟していたので気を良くして出発します.

島一周です.一周と言っても40km程度です.
まずは,島の南側にある仙法志岬海岸というところを目指します.
これもフロントの人に聞いたのですがアザラシがいるらしいです.







仙法志岬へ



海沿いを気持ちよく流します.
途中で道道108をそれて仙法志漁港をとおりすぎると,仙法志岬海岸というところにつきました.

DSC_1415


カモメくんがお出迎えです.

仙法志のかもめ


時期的に幼鳥が沢山います.
ここだけではないですが,カモメの幼鳥は道路を走っていてもヨタヨタと歩いてたり目の前を飛んだりするので要注意です.

仙法志のかもめ


アザラシくんを探します.
お土産屋さんの脇を海に下りると,いました.野生かと思ったら飼われているみたいです.
観光客があげるエサを目当てに顔をだしてました.

仙法志のアザラシくん




南浜湿原



次に向かったのは,南浜湿原です.駐車場がないので通り過ぎてしまいそうです.

南浜湿原


遊歩道があります.短いルートだと一周しても400mくらいです.

南浜湿原


ここでも,小さな花が沢山咲いています.タチギボウシです.

南浜湿原の花


青がきれいなサワギキョウです.

南浜湿原の花



オタトマリ沼を一周



つぎは,直ぐお隣のオタトマリ沼です.

オタトマリ沼


沼の周りを一周できるようになってますので,歩いてみます.

オタトマリ沼


お天気が良くなってきたので,水面が青く光ってました.

オタトマリ沼


スイレンが沢山です.

オタトマリ沼


よく見ると黄色い花が咲いています.

オタトマリ沼のスイレン


名前が分かりませんが,小さな実がなってます.

オタトマリ沼




姫沼園地



さて,次は島の東側を北上します.なんか沼巡りみたいになってきました.
次は姫沼園地を目指します.

海沿いを気持ちよく走るとあっというまに到着です.

姫沼園地


駐車場から吊り橋を渡ると姫沼です.

姫沼園地


看板をみると野鳥が沢山いるみたいです.

姫沼園地


ここも沼の周りを一周できます.

姫沼園地


鳥さんの鳴き声はしますが,なかなか見えません.
遊歩道をあるいていると,ときどき,チャポンという音がします.

最初は魚がはねているのかと思ったのですが...
ジャンプしてたのは,カモさんでした.何度もジャンプしてます.何かいるのかな.

姫沼園地のカモ,ジャンプ!


ジャンプしてたのはこの子です.

姫沼園地のカモ


沼間の真ん中には,サギと鵜が仲良くひなたぼっこしてます.

姫沼園地,仲良しの二人

やっと見つけた小鳥さん.シジュウカラでした.

姫沼園地のシジュウカラ





ペシ岬に登る



さて,一周したので帰りのフェリーです.といっても,まだお昼前です.
稚内行きのフェリーは14:05発となってます.受付は13:10からなので,まだ一時間以上あります.
ということで,昨日寄らなかったペし岬にのぼってみることにします.

フェリーターミナルからは,歩いて10分くらいです.
お天気がよいので,汗だくになりながら登ります.

ペシ岬


頂上は狭いです.団体さんは無理ですね.

ペシ岬の頂上


こんな景色がみられます.

利尻富士方面です.いいお天気です.

ペシ岬から利尻富士


頂上から見下ろすと白い灯台があります.礼文島行きのフェリーも見えます.

ペシ岬の灯台






稚内港で温泉につかる



さて,ペシ岬を下ります.
途中にお土産屋さんがあったので,小さなだし昆布とインスタントの昆布ラーメンというのを買いました.
ターミナルに戻るとちょうど受付の時間です.ぼ~っとしながらフェリーを待ちます.

時間通りに到着したフェリーに乗り込みます.行きは椅子席でしたが,今度は広間でした.
売店でクリームパンと牛乳を買ってお昼を済ませて,ごろっと寝転がると,あっという間にねてしまいました.
いつの間にやら稚内です.予定どおり16時ちょっと前に到着しました.

う~ん,これからどうしよう.
まずは,ペし岬で汗をかいて気持ち悪かったので,稚内の副港市場にある港の湯という温泉施設に寄ることにします.

港の湯


まだ,明るいうちから,温泉につかります.幸せな気分になれます.
露天風呂もあります.お湯につかって暖まったら素っ裸のまんま,すぐ隣にあるデッキチェアで風に吹かれます.
港の風が気持ちよいです.

のんびりとお湯につかって,風呂からあがってもまだ5時ちょっと過ぎです.
今日の宿は南稚内の近くなので,まだちょっと早すぎます.



ノシャップ岬の夕日



ちょうど涼しくなってきたし,お天気が良いのでノシャップ岬に向かいます.
港の湯からは5kmくらいなのであっと言う間に到着です.

ノシャップ岬


先ほどまでいた利尻島が見えます.

ノシャップ岬,遠くに利尻島


とりあえず,イルカの写真をとって,ボーッとします.

ノシャップ岬のいるか


いいお天気です.

ノシャップ岬の灯台


お天気もよいので,昨日みられなかった日没をここでみることにします.
日没まで時間があるので,お土産屋さんで利尻昆布サブレというのを買ってポリポリ食べながら海を見ながらボーッと過ごします.

カモメさんもぷかぷか浮いてます.のどかです.

ノシャップ岬のカモメ


一時間弱まつと,だんだんと夕暮れの雰囲気になってきました.
フェリーも通り過ぎていきます.

ノシャップ岬の夕暮れ,フェリーが通り過ぎます.


夕暮れから夕日へと変化していきます.

ノシャップ岬の夕日


大きな太陽が海に沈んでいきます.

ノシャップ岬の夕日


日没直後のMagic Momentです.雲がオレンジ色に染まっていきます.

ノシャップ岬の夕日


もうそろそろショーが終わりですね.カモメさんも帰っていきます..

ノシャップ岬の夕日





夕日を堪能したので,バイクに戻って宿に向かいます.
今日の宿は船乗りさん向けの宿泊施設なのですが,一般の人も宿泊できるようになっています.
夕食はなしなので,南稚内駅近くの繁華街のあるオレンジ通りというところで居酒屋さんを探します.
このところ魚ばっかり食べていたので,近くの焼き鳥屋さんに入ります.
枝豆と焼き鳥と生ビールを飲んで,今日はおしまい.

お休みなさい.



つづく




温泉メモ: 稚内天然温泉港のゆ

副港市場という施設に併設された日帰り温泉です.入浴料は700円です.
きれいな施設です.港が見下ろせる露天風呂が気持ちよいところでした.

一階には,「昭和」の香りがする稚内の駅舎の再現もあります.
食べ物屋さんもあります.バイクでなければ,お風呂から上がって居酒屋さんに直行できます.
お隣には,松坂大輔記念館もあります.(200円)




2012夏: 利尻島&道北を巡るツーリング(3日目)稚内~利尻島へ,そして利尻の温泉編

2012-08-24 11:04:27 | 旅行記


稚内フェリーターミナルへ



昨日は体長が悪くて9時前に寝てしまいましたが,ぐっすり寝たのでずいぶん回復しました.

さて,今日は,稚内発11:10のフェリーに乗るために少し早めの出発です.
6:30に起きて,朝食のはじまる7時きっかりに食堂へと向かいます.
食堂がはじまると同時に,焼き鮭と生卵と納豆でご飯をかき込んで,7:15に朝食終了.

荷物をまとめて,8時前に出発します.
利尻島行きのハートランドフェリーは,11:10発です.
バイクの予約は受け付けてませんので,1時間前くらいに着くようにします.
初山別から稚内のフェリーターミナルまでは,110km弱ありますので少し早めに着くようにノンストップで走ることにします.
途中のサロベツ付近とかも見てみたかったのですが,今回は利尻島優先なので断念です.

今日のルートです.

初山別→稚内



9:40にフェリーターミナルに到着しました.受付は9:50~とのことなのでしばし待ちます.
ちょっと早く着きすぎたな.
お盆の時期ですし,混んでいるかと思いましたがそうでもありませんでした.

受付を済まして,バイクをフェリー乗船の待機場に移動してから時間をつぶします.
暫くするとやってきました.サイプリア宗谷号です.

利尻島行きのフェリー


フェリーにバイクを積み込みます.
フェリーによって作法が異なりますが,ここでは,ハンドルロック&ローギヤです.
バイクは最初に積み込みなので,客室にも一番乗りできます.
この船は,椅子席だったので船室の一番前の足が伸ばせる場所に陣取りました.
時間的にお昼にかかりますが,船内にはスナック菓子くらいしか売っていませんので,昼食は島に着いてからです.
利尻島までは,1時間40分くらいです.iPodで音楽でも聴きながら過ごすことにします.

ウトウトしながら音楽を聴いているともうすぐ到着とのアナウンスです.まだ港には着いていませんが,バイクにと戻ります.





夕陽丘展望台



港に着いてフェリーを下ります.
お昼の時間ですが,朝ごはんを沢山食べてあんまりお腹もすいていないので,フェリーターミナル付近のお店の前を素通りして出発です.

ペシ岬というところに寄ろうと思ったのですが,駐車場がありません.
フェリー乗り場からすぐなので,明日フェリーに乗る前によることにして,次の夕日が有名な丘にむかいます.

あっという間に夕陽丘に着きました.ここを登ります.

夕陽丘展望台


丘の頂上です.

夕陽丘展望台


頂上からみた利尻富士です.ちょっと曇ってます.

夕陽丘展望台


先ほど通り過ぎたペシ岬が一望できます.

夕陽丘展望台からのペシ岬


丘に登る途中には,利尻島らしい花がさいてました.

野いちごです.

夕陽丘展望台の野いちご


これは,エゾフウロ.

夕陽丘展望台の花,エゾフウロ


ツリガネニンジンです.

夕陽丘展望台の花,ツリガネニンジン


ノコギリソウです.

夕陽丘展望台の花


エゾカワラナデシコです.

夕陽丘展望台の花,エゾカワラナデシコ


これは..??です.

夕陽丘展望台の花





沓形岬公園




次に向かったのは沓形岬公園です.
利尻島に着いてからの予定をほとんど立ててなかったので,この辺から行き当たりばったりになってきました.
目的地の公園は,今日の宿のすぐ近くでした.

ハマナスの実が沢山なっています.

沓形岬公園,ハマナスの実


公園の先っちょにでました.

沓形岬公園



なにやら碑があります.時雨音羽とありますが,歌詞の一部分みたいです.

沓形岬公園


もう少し海辺をあるいてみます.風が強いです.海辺は大きな岩がゴロゴロしてます.

沓形岬公園


さて,公園を一周してバイクにと戻ります.
お天気が良ければ,夕方宿にもどってから夕日の時間にあわせて立ち寄ることにします.今日は望み薄ですが..




見返り台園地



宿が近いのでこのままチェックインしてしまおうかとも思いましたが,まだ時間が早いので見返り台園地というところに向かいます.
沓形をとおって島をぐるっと一周する道路から,ちょっと入ったところに看板がでているので,それに従って走ります.
くねっとした狭い道を5分程度走ると駐車場に着きました.

駐車場から更にあるいて登ります.
階段というか急な坂のような歩道を10分くらい歩くと到着です.

見返台園地展望台


曇り空ですが,利尻富士方面を見るとこんな風景です.

見返台園地展望台から利尻富士


こちらは沓形港方面です.

見返台園地展望台から沓形港






ホテル利尻



このあと森林公園というところにも寄ったのですが,ちょっと寂しいところだったので,すぐにバイクに戻って宿へと向かいます.

今日の宿は,利尻島でやっと掘り当てたらしい温泉のある宿です.
フロントの人に聞いてバイクをホテル前の軒下に停めたのですが,別の女性フロントの人が,奥の駐車場のほうが屋根があって良いですよ.
今日は雨の予報ですので..とのこと.素直に奥の駐車場に移動しました.

あいにくの曇り空なので,最果て感が漂ってます.というか,雨降りそうだな..

最果て感が漂ってます


ということで,沓形公園からの夕日はあきらめて自慢の温泉へとむかいます.
看板があります.ちょっといいわけがましい書き方ですが,温泉です.

ふれあいの湯の特徴


露天風呂もあります.この露天は源泉の温度そのままの33.8度だそうです.
茶色く濁ったお湯です.33.8度というのは微妙な温度です.
入ってすぐは最初は冷たい感じですが,だんだんと体にまとわりついたお湯を体温で温めているような感じがしてきます.
なんか不思議な感じです.

お湯の底の方に比べて表面付近の方が少し温かいです.
お湯がちょろちょろと流れ込んでいるところで確かめてみると,温度の低い源泉そのものです.
でも,そのお湯が流れ込んだところにある石を触ってみると微妙に温かいです.
どうやら,この大きな石でお湯を温めているみたいです.その石のすぐ後ろがサウナになっているので,
サウナの熱が石に伝わっているのかもしれません.

内湯は2種類あります.大きな浴槽の方は加熱してあります.
もう一つの丸い湯船は,露天と同じで源泉そのままです.
大きな浴槽に暫くつかって,のぼせそうになったら,源泉の温度そのままの丸い湯船にはいります.
これがとっても気持ちよいです.しばらく源泉に使っていると,体のなかはポカポカなのに表面がちょっと冷めた感じになります.

そのままお風呂から上がります.
部屋にもどると,空気が乾燥しているので,すぐに体が乾いてしまいました.
エアコンのないホテルですが,そんなもの不要です.

夏のお風呂上がりは汗がだーっと出てきたりしますが,ここではそんなことはありません.
海からの心地よい風で十分です.
体の芯はポカポカした状態のままで,気持ちよいです.

さて,お風呂の後は暫くしてから晩ごはんです.
ウニです.カニです.写真に写ってませんが,温かいほっけの煮付けとカレイの唐揚げが後から出てきました.
美味しかったです.

ウニです.カニです.ほっけです.カレイです.


おなかいっぱいです.
部屋に戻ると,ベッドの上でぐだ~っとして何とかお腹が苦しいのをやり過ごします.

お腹も落ち着いて,10時ちょっと前にもう一度お風呂に入りました.
熱い方のお湯に暫くつかって,晩ごはんの後から降り出した大雨の露天風呂へ.

屋根はあるのですが,風が強くて,雨が吹き込んでくるのでつめたい雨に当たらないのはほんの一部しかありません.
それでも,不思議です.顔から上は雨のしぶきがあたってちょっと冷たいのですが,
首から下は,一定の温度でぬく~っとした感じです.
雨が強くなってきたので,内湯に戻って源泉につかります.

15分くらいぼ~っとつかって,ちょっと寒いかなと思いながら上がります.
でも,不思議です.じわ~っと体が温かいのです.
33.8度の温泉,あなどれないです.熱いお風呂と違って汗も出ません.
でも,じわ~っと温かいのでした.

明日のお天気が気になりますが,そのまま寝てしまいました.
お休みなさい.

つづく






温泉メモ:
利尻ふれあい温泉

感想は本文に書いたので..これだけ貼っときます.






2012夏: 利尻島&道北を巡るツーリング(1~2日目)初山別の夕日編

2012-08-21 22:16:48 | 旅行記

今年の夏も北海道ツーリングに行ってきました.



北海道行きのフェリーの予約は2ヶ月前からです.
お盆の時期だと6月に予約することになります.
といってもまだGWツーリングの余韻の残る状態ですので出遅れました.

何となくそろそろ予約の時期だなぁ程度に考えていたのですが,
やっぱり気になって太平洋フェリーのWebサイトを見てしまいました.
あっという間に予約が埋まっていくのを見ていると,もうダメです.予約してしまいました.

でも出遅れたので,予約できたのはお盆休みに入って3日目の便でした.
う~ん,予約開始は2ヶ月前の9時からですが,15分くらいでいっぱいになってしまうのはサラリーマンには厳しいですねぇ.

さて,フェリーは予約しましたが,北海道のどこに行くのかを考えてませんでした.
去年の夏は道東でしたが,ことしは定番の最北端に向かうことにしました.
地図を見ていると,稚内の西側にある二つの島が気になってきました.
日程的に二つの島を巡るのは無理があるので,島を一周できる利尻島に決めました.

ということで,今年は利尻島メインに道北を巡ることにしました.
といっても,行き帰りのフェリーの2泊を含めると道内にいられるのは4泊が精一杯です.
1日の走行距離も考慮して,こんなルートになりました.ちょっと無理があるかなぁ..というルートです.

route



出発当日 仙台発のフェリーで苫小牧へ



日々の生活に追われて,あっという間に2ヶ月が過ぎて出発当日です.
仙台発のフェリーで苫小牧へと向かいます.去年と同じ「きたかみ」です.

きたかみ


仙台港の風景ですが,去年は震災のあとの瓦礫や埠頭に大きな船が乗り上げていたりしましたが,今年はきれいになっていました.

仙台港


タグボートに引かれて方向転換して出発です.

タグボートに引かれて方向転換


さて,フェリーの様子は去年とほぼ同じなので割愛します.去年の様子は,こちらを見てください.



苫小牧から初山別へ



今年は,予定通り出発して予定通りに苫小牧に到着です.
朝起きて,デッキから見ると曇っていましたが,苫小牧に着く頃には晴れていました.

はれてきた


11時ごろに苫小牧に到着して,フェリーを下りたら道央自動車道でひたすら留萌に向かいます.
途中のPAで,お昼代わりのメロンです.

IMG_0561


高速を下りて留萌から海沿いを北上します.途中の道の駅「道の駅おびら錬番屋」で休憩します.
お昼がメロンだけだったので,何か食べようかとレストランを見ると,結構混んでます.
何か食べるものはないかとお店の中を見回すと,レジの横にウニおにぎりがあります.
これでいいかと海を見ながら食べることにしました.

道の駅おびら錬番屋


ここから更に海沿いの道を気持ちよく北上して,今日の宿の初山別に向かいます.
16時ごろに到着しました.キャンプ場と道の駅と温泉施設が合体したようなところです.

初山別温泉


部屋は,新しくて清潔な感じです.振興会が経営しているので町おこしなのかな.
ホテルの人に夕日は見られますかと聞いたら,それだけしか特徴がないんですよといってました.
キャンプ場のすぐ近くに海の中にたっている鳥居があって,鳥居越しの夕日が名物だそうです.

でも,宿に着いたとたんですが,なんか体調がわるいです.暫く休んでいると頭痛がガンガンしてきました.
う~ん,フェリーで良く寝られなかったのと,朝早くからデッキで冷たい風に吹かれたりしたのが響いたせいか風邪っぽいです.




初山別温泉の夕日



風邪薬を飲んで,何とか夕日をみにいきます.日没は18:44です.
お隣のキャンプ場の横を通り抜けて階段を下りると海に出られます.

初山別の道の駅に隣接したキャンプ場


きれいに整備されていて,お花畑もあります.

道の駅初山別に咲いていた花


名物の鳥居です.夕日までまだちょっと時間があります.

初山別の夕日


だんだんと,日没が近づいてきました.

初山別の夕日


現地のお天気は良かったのですが,太陽が沈む方向がちょっと曇っていたせいか,海が真っ赤に染まるという夕日ではありませんでした.

初山別の夕日


夕日をバックにカモメがとんでいきます.

初山別の夕日


それでも,割と大きな太陽が海に沈んでいくのを見たのは久しぶりです.

体調は悪いですが,気を良くして宿に戻って晩ごはんです.
なんでもフグが名物らしいので,フグ鍋付きのプランにしたんですが....

fugu


体調も悪かったせいももあるのですが,この食堂はキャンプ場の人も使うんですね.
従業員のおばちゃん数名で切り盛りしているようですが,手が回りきっていないというか...民宿ののりですねぇ.
キャンプ場から利用している人も,日没後の時間なので,メニューが限られていたり待たされたりしてました.
名物らしいフグよりも焼き魚(つぼだい?)は美味しかった.

さて,明日は,利尻島へのフェリーです,体調が悪いので晩ごはんの後すぐに寝てしまいました.
おやすみなさい.

つづく






温泉メモ:

キャンプ場に宿泊する人も利用するので,日帰り入浴もあります.
ちょっとヌルッとしたアルカリ性のお湯だったと思います.体調が悪かったので,あんまり覚えてません...
詳しくは,こちらをご覧ください.