下流の散歩で、いつも気になる光景がある。福生南公園のベンチには、いつも、寝起きをこの場所で
している人がいる。2年前からみかけているが、冬の寒い日や雪の日は、寝袋で、雨の日は、
笠付きのベンチでと、新聞や本を読んでいたり、ラジオを聴いたりと、いつもベンチに
腰かけている。この猛暑の中、熱中症にならなければと心配であるが、今までに、救急車で担ぎ込まれた
形跡はない。しかし、食事はどうしているのか、気になるが、近くのコンビニで見かけることもなく、
多分、誰かが、食べ物を運んでいるのだろうか。戦後、フィリピンの小島(サイパンだったか)で小野田正一と言う
兵隊が戦争の終結を知らずに、10数年後に見つかったことが新聞をにぎわせたことがあった。この人は、穴を
掘って、その中で、暑さを避けて、昼間は、果物や昆虫、カエル、蛇などを採って、生活していたのであるが、
人間、粗食でも、水があれば、十分生きていけることをしめしている。しかし、今の時代、このように、長期
に渡って、ベンチのみで生活している人は、珍しい。ボランティアらしき人と、話合ってしるのを見たことがあった
が、このまま、いつまで、続くのか、見守っていきたいが、心配である。