散歩のコースはどこですか

79歳の老人です。2年前まで現役で仕事をしていましたが、今は、趣味の
囲碁と読書と旅行などのほか朝の散歩が楽しみです。

限界集落

2018-07-24 08:52:49 | 日記

私は、つい今年の3月まで、現役で仕事をしていた。仕事は、一人暮らしの老人宅に、設置する介護用の緊急

装置であり、市や区などの役所の管理で、首からさげたペンダントみたいなボタンを押すことで、救急車を

よぶとことがでるものである。この装置を取り付ける工事ゃ一年間に一度、点検作業をすることが私の仕事であった。

この装置の取り付けは、ほとんどが市街地であるが、時たま、山間部である場合がある。東京都での代表的なところは、

奥多摩町であるが、この場所を紹介しよう。この場所は、小河内ダムからこの湖にそそぐ川に沿って、約6キロほど山を

登った奥と言うで東京都で最も奥地である。昔は、100人ぐらい住んでいたそうだが、現在は、10人ほどに

なっている。昔は、炭焼きや林業で生計をたてていたので人が多かったが、現在は、仕事か゛なく、だんだん減って

残ったのは、高齢者ばかりとのこと。畑で野菜を作り、その他の食品は、週に1度に軽トラックで売りにくるものを

買って生活している。昔は、小河内まで、山道を歩いて、買い物に行ったとのこと、そのため足腰は丈夫で

空気もよく、いがいに長生きのひとが多い。一人暮らしであるので、緊急の場合を想定して、このような装置

以外に、安否を確認できる装置もついている。すなわち、天井に人が歩いていると、それをキャッチし、役所に

自動的にその情報が電話回線を経由して伝わるものである。しかし、このような装置をつけても、一人暮らしの

人が寝込んだ場合には、病院に移り、この装置は撤去される。この撤去にも、仕事で行くことがあるが、荒れ果てた

家には、猿の群れが、わが物顔で、住んでいることもあった。このままで進むと、このは、どうなって行く

のであろうか。全国にもこのような、過疎地のが沢山出来てきている。ますます、少子化が進み、人口が1億人

を切るのは、すぐそこである。国は、このような、限界集落対策には、あまり取り組んでいないようであるが、

皆さんはどうおもいますか。