散歩のコースはどこですか

79歳の老人です。2年前まで現役で仕事をしていましたが、今は、趣味の
囲碁と読書と旅行などのほか朝の散歩が楽しみです。

戦後期の私その2

2018-08-02 08:55:44 | 日記

昭和20年10月ごろには、ソ連軍は撤退し、そのあとには、蒋介石の軍が新京には、入ってきた。私の家の前の道路には、

塹壕がつくられ、その前のレンガ造りの長いビルには、兵隊の姿が見られた。しばらくして、夕方に、遠くの方に、

ラッカサンの降下するのがみえたが、その夜に、激しい戦闘があった。これは、中国の内戦で、八路軍(共産党)が

押し寄せて来たのである。社宅群を真ん中にして、ビル側の蒋介石軍と背後に迫った八路軍との射撃戦が、数日続いた

ようだが、その後、いつのまにか、静かになった。蒋介石軍が一夜のうちに、いなくなったのだ。残ったのは、社宅

に残された、銃弾の跡であった。その後は、中国の共産党の政府が、多分、この満州を統治するように、行動を開始

したと思う。このため、日本人は、中国の支配にはいり、会社も今まで雇っていた中国人(志那人)を担ぐ必要が

あったのではないか。このため、金銭的にも、困窮し、父からの進めで、母が道路でポップコーンみたいなものを販売しはじめた。

このような、生活が、翌年の春まで続いたようだが、その後、帰国の話がもちあがり、一家全員が帰国することになるが、

この話は、次回とします。