近々の話題として、トランプ大統領が宣言した宇宙軍の創設についての感想をのべたい。
当初、ラジオや新聞の見出しだけを見て、なぜ、従来の陸軍、海軍、空軍の3軍にさらに、この宇宙軍を造らねばならないのか
判らなかった。空軍のなかでよいのではとも思った。しかし、詳細を知って驚いた。ここまで、宇宙戦争が進んでいるのかと。
すなわち、現在、宇宙には、数えきれないほどの人工衛星がとんでいる。この役割は、GPSや静止衛星による気象観測など
かとおもっていたが、実際の目的は、軍事産業の一環としての道具であり、宇宙から地球のあらゆる攻撃基地を監視し、いざと
なっくるときには、攻撃できるための、通信制御基地である。このことから、自国の人工衛星を守るための宇宙軍を創設し、
特に、中国が同様の開発を実施していることへの対応手段なのだ。今、騒がれている、通信ネットワークを狙ったハッカー
攻撃に対しての防衛や衛星を撃墜、防衛する手段を行う人々を指す軍なのだ。昔、手塚治が作った宇宙戦争の漫画をみたことが
あったが、全くこの漫画が現実のものとなりつつある。このことは、今日本で防衛のために、とてつもない金額で、イージス艦を
アメリカから購入しいいるが、これでは、完全にはミサイルを打ち落とせないし、ハッカーなどによる通信手段の防衛も
できないとアメリカは知っているから、数年先を見て、この宇宙軍の創設を宣言したのだ。まったく、我々、老人には、未来がどうなるか
知ることはできないが、現実は恐ろしい。