相変わらずの暑さだが4,5日前からつくつくぼうしの鳴き声がしたと思ったら、夜は秋の虫の音がし始めた。
私の町の神社が神社庁のホームページにやっと記載されたので、気になる神社に朝早くでかけた。祭神様は天之御中主之神、高皇産霊神、神皇産霊神、天之常立神、国之常立神で根源とも言える大神様方が祀られている。
場所は先に調べていたが、もう一度神様名を確認しようとを立ち上げたが、なかなかネットに繋がらず、「応答なし」の文字が出る。約束の6時になってしまうので、確認せずそのままにして出かけた。
市の南側の外れの隣町と隣接する集落のその又外れになる。国道から、やっと1台の幅しかない木々に囲まれた曲がりくねった山道を登り、こんな所に集落があるのかしらと不安になりながら進んでいくと、森を出ると、急に視界が開け、山里の風景が飛び込んできた。学齢前に紅葉狩りに行った事があったが、たぶんであまり記憶に無い。母も女学生の頃遠足に来たと言ったが、70年以上昔の事であまり覚えていない。下の川沿いの家々の他あちこちの山に数件の家が点在している。
目印の公民館を探し進み、道を尋ねる人もいないので降りて、三叉路になると先に何があるか地図と照らし合わせた。橋を渡ると公民館の向こう側の突き当たりにその神社はあった。
今年立て替えられ新しく、地域の人が大切にお守りされているので境内も綺麗であった。この神社の場所が紅葉の名所で沢山の楓と大きなイチョウととても古そうな榊の木があった。どちらもしめ縄がはられ御神木だった。
私達は、境内をいつものごとく清め、祝詞をあげ、ご祭神様方に無事にこれた事と、すばらしい朝日を眺められた事を感謝した。お社の後ろから朝日は上ってきていた。新しい手水鉢のほか、湧き水が出る古い手水があり、私達はその御神水を頂き、ヒスイのブレスレットを水に浸し清めた。母は少し上にある枯れかけている小さな楓の苗木に杓でリレーして水をかけた。
朝早いので静、時折鳥の鳴き声がするものの、蝉も鳴き始めたのはすべてが終わってからだった。私達は朝日を浴び、木々の緑を楽しみ、とても明るく良い気を頂いた。「また、こようね。ざわざわしてなくて良かったね。」と口々に言いながら鳥居を出た。
帰り道は少し余裕が出てきて、周りもよく見える。神社に居る時、の走っていく音は聞いたが、人に出会う事は無い。半分は放棄された田畑が目に付いた。山の中なのでみかんにも適さない。
母の幼なじみがこの集落にすんでいるという。その人が「『町に出るにはタクシーに乗るしかない』と言われていたのが分かるわ」と言った。
その後、隣町のファミレスで朝食をとり、帰宅した。
で撮った写真をに取り込んだついでに、又神社庁のはホームページで確認すると地図が出ており、驚いた事に先程行った神社とは別だった。
その集落の中心近くに大元神社はあった。そのほか南の外れにも...
私達がお参りしたのは北の外れだった。しかし、なぜその場所と思い込んだのだろう???しかし、中心部の神社であれば山を背にしているので朝日は拝めなかっただろうと思うし、人の往来も多くあれほど良い気ではなかろうと思う。
でも不思議、なぜあの大元神社に行ったのか