めざせ百名画

旅行も山もどうもご無沙汰なので、現実的な映画鑑賞をテーマにしてみました(いい加減)

19(ソロモンの偽証 後編)

2015-05-18 05:12:55 | 日記
この、前・後編ってどうなんでしょうね?

リング・らせんみたいに続けてやるならいいけど(あれこそ別けても良かったか。リングの余韻をもう少し引き摺りたかった)

原作の宮部みゆきについては、外回りのM君からよからぬ評価を聞いてましたが。

この映画館は6回観ると次の1回は無料というサービス券があって、その権利を「午前10時の~」の1,000円で使ってしまうのも

勿体無いのでキープしているうちに2枚も溜まってしまっていたので、ここで使わせてもらいます。

ご親切に、前編の要約から始まります。





大体において、封切りから2週間そこそこなのに、この映画はここでは朝一の1回しか上映してません。

これは「怪しい」じゃなくて「確信」ですね(不人気)

野球と違って映画は大画面であれば1人でも楽しめるとは思いますけど。

飛び降り自殺?についての裁判が始まります。

運営は中学生が行い、そこに大人が「証人」として引っ張ってこられてます。

どんな心境?

ガキの遊びだろ?が普通の感覚でしょう。

主役級の中学生役はきちんとオーデイションで選ばれた人達なのでまあいいですが、後ろに居るセリフのないその他大勢の

中学生達は、カメラに映ってるのに目が泳いだり、集中できてなかったりがやけに目に付いてイライラします。

なんだか大人が晒し者になってます。

1番目の証人は田畑智子。

ふがいない~とは違って、乳は見せてくれません。

服を着てると小池栄子に似てますね?どうでもいいですが。

検事役や弁護人役の中学生が容赦なくぶつけてくる質問に、観てる方もイラッとします。

裁判は5日間の予定ですが、次々と証人が呼ばれて、色んな事が浮き彫りにされていきます。

残念?なのは、描写がほぼ体育館での裁判の場面しかないので、話から取り残されていくような気分になる事。

夜になって、家に帰って、色々打ち合わせとかあるのが普通でしょ?この手の話なら(たとえば推定無罪 ハリソンフォード)

前編1本と後編の3/4ほど進んで色んな事が明らかになって、さあ最終日。

検事は2人の証人を申請してきます(ここまでの脈絡何も無し)

それも思わせぶりで名前を明らかにしません。

ま、子供裁判なんで、検事側も受け入れます。

1人目は電気屋のオヤジ。

老けたなぁ?なんて名前だっけか?伊丹十三の映画のレギュラーだったこの人?

この人の記憶によって(また人の顔を良く覚えてやがる。刑事か?お前は)最後の証人が申請されます。

お前か?

それは禁じ手じゃないのか?

しかもしかも、外回りのM君の危惧?した通り、1+3/4積み上げた山を、なんと全て、引っくり返しました!

エエッ?

ドラゴンクエストをやってて、難敵を倒してやっと迷宮を抜け出たと思ったらキャロ(飼い猫)に器械を踏まれて

リセットされて、迷宮の入り口に戻されてしまった気分です(三味線にしたろか?)

お前(最後の証人)のその証言が最初に有ったら、事件そのものがとっくに解決して、この映画も作らなくて良いんじゃないの?

しかもその証言はただの事実なので、その他の事が伏線になってる訳でもなんでもないんですよ?

ミステリーとしても反則でしょ?

こりゃだめだ、宮部みゆき、と烙印を押しました。

昔はこんなじゃなかったのにね?

劇場を出て1階に下りるのはエレベーターですが、観客全員が1回で乗れてしまいました(泣)

一旦アパートに帰って、洗濯だのブログなどした後、また出掛けます。

もう1枚サービス券があるので、再び錦糸町です。