ロシアの攻撃力の凄さの一端が実感できた。アマゾンに甘えて無料作品に絞っていたけれど、たまにはプライムビデオで新作を見ようと、思い切ってクリックしたのに、支障があってご覧いただけませんと無情にも拒絶された。何回繰り返しても同じ反応だったので、別にどうしても観たいわけではないからと、既に購入していた『奥さまは魔女』シリーズで我慢した。すると翌日、アマゾン引き落とし登録のクレジット会社から、もう忘れたけれど何とか言う店で15万円幾らの買い物をしたかと問い合わせがあった。知らない店だったので無いと答えたら、最近不審な利用が頻発していて危険なのでカードを廃棄して、新たのを発行してもらうことになった。本人利用でないことが確認できたので、悪用金額は引き落とし対象にならないとのことだったので安心した。
その日、今度は鉄道利用サービス会社を名乗って、今回システムを変更するに当たってサービス利用が3月末で終了するとのメールが届いていた。それ以降も継続したい場合はこちらで手続きをと指示されたので、ついそのページを開いて入力欄に連携のクレジットカード番号などを記入した。どうなったかなと翌日、その会社のウエブページを見たら、当社を騙る偽メールが配信されていると注意喚起されていた。あれッと思って、回答したアドレスにアクセスしようとしても既に塞がっていた。やられた!と慌てて、その連携クレジット会社にカードの廃棄を依頼する電話をした。何十分も通話待ちをさせられた挙句やっぱり、腰が抜ける金額が使われていた。涙ながらにお願いして、保険適用にしてもらうことに成功。カードは無料で新規に切り換えていただくことができた。
3日で2つのカードにピンポイントで俺を攻撃してくるとはプロの仕業でしかあり得ない。ウクライナ侵略のプーチン撲滅を声高に唱え続けている報復として、狙い撃ちされたのに違いない。炬燵だって、差し込みもスイッチも入れているのに温かくならない、オカルトのような障害も起きている。どっかの政府機関の犯行と判断せざるを得ない。
実際はウクライナに手いっぱいで、隠居老人の暇潰しのSNS投稿にまで目を光らせているわけはなかろうけれど、油断も隙もならない嫌な世の中になったものである。サイバー攻撃を受けた腹いせに、光源氏の末裔としては催馬楽をひと節謡って、気を紛らわせるしかない。
埒も無き
戦さに怒り
覚えれば
老い鼠われ
羆懲らさむ