最終回までいちおう見通したんで、ということなんだけど、あらためての感想と言っても、以前の繰り返しにしかならないんだけど、やはり高橋さんの語りの説得力に尽きると思う。
これがNHKの番組であることを含め、ノックアウト君とのやりとりから見て、基本、すべてが台本であることは明らかだと思う。けれども、高橋さんの言葉は、心に刺さる。真っ直ぐに向き合って、心の声で語ってるんで、それが台本であっても、真意として伝わってくる。この能力は素直に凄いと思う。秋元康氏の言う「政治家向き」は、リーダーシップはもちろんだけど、この能力を見てのことなんだろう。
個別で面白かったのが、「気づき」について語ってるところ。とても大事なことだと思うし、普遍性のある現象というか、概念というか、言葉なんだけど、意外なくらいに目にすることは少ないし、「気づき」について語る人を見ない。なんでだろ。
あとは、全10回をずーっと見通して、なかなか良番組だと思ってたら、最後の最後になって、いわゆる「人権派」的な意味での、悪い癖が顔を覗かせて来たのが何とも。安易とは言いたくないけど、典型的な「被害者」と「加害者」の対立軸を、唐突に設定して来た。
せっかくそういう一見分かりやすい「対立」ではない、いじめの構造を解きほぐすような語り口だっただけに、最終回でこう来るかという残念な気持ちになってしまった。これ以上の深入りはしないけど、あらためてだけど、「人権」を扱う難しさを感じたかな。
これがNHKの番組であることを含め、ノックアウト君とのやりとりから見て、基本、すべてが台本であることは明らかだと思う。けれども、高橋さんの言葉は、心に刺さる。真っ直ぐに向き合って、心の声で語ってるんで、それが台本であっても、真意として伝わってくる。この能力は素直に凄いと思う。秋元康氏の言う「政治家向き」は、リーダーシップはもちろんだけど、この能力を見てのことなんだろう。
個別で面白かったのが、「気づき」について語ってるところ。とても大事なことだと思うし、普遍性のある現象というか、概念というか、言葉なんだけど、意外なくらいに目にすることは少ないし、「気づき」について語る人を見ない。なんでだろ。
あとは、全10回をずーっと見通して、なかなか良番組だと思ってたら、最後の最後になって、いわゆる「人権派」的な意味での、悪い癖が顔を覗かせて来たのが何とも。安易とは言いたくないけど、典型的な「被害者」と「加害者」の対立軸を、唐突に設定して来た。
せっかくそういう一見分かりやすい「対立」ではない、いじめの構造を解きほぐすような語り口だっただけに、最終回でこう来るかという残念な気持ちになってしまった。これ以上の深入りはしないけど、あらためてだけど、「人権」を扱う難しさを感じたかな。