AKB48の旅

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城恵理子さん復帰の波紋

2013年10月16日 | AKB
とても興味深かったんで、いろいろ私的コードに引っかかるところはあるんだけど、やはり取り上げてみたい。

何と言っても驚かされたのが、事態に対応できずに、動揺したメンバーが多かったこと。ぐぐたすに、そんな生の反応がいくつも上がり、渡辺美さんや山田さんが、火消しとも取れる書き込みをしてた。1年前に一度卒業した一メンバーの復帰に対して、一見して過剰反応とも取れるその様子が、シンプルに興味深かった。

それだけメンバーの間で、城さんの存在が大きかったということなんだろうし、さらに、その卒業のインパクトが大きかったんだろうし、それにも増して、復帰のインパクトが倍返し状態になったのかもしれない。城さんはチームMの初代センターであり、秋元氏から「逸材」の太鼓判を押されていたんだから、それは当然の反応なのかも知れない。

けれども、どうだろう。もしこの反応が、メンバー自身の内向きの序列意識から来てるのだとしたら、そして少なからずのメンバーがそのようなんだけど、それってこれまでも書いてきた、NMBの脆弱性を、ものの見事に抉り出したことにならないか。外から見えるNMBの問題点については既述だけど、とすれば、この城さんの復帰は、そんなNMBを過剰励起状態に引き上げる、不安定化を極限まで推し進める、正に神の一手になるかもしれない。

「NMB48 3rd Anniversary Special Live」という最大級のハレの場でのサプライズということは、秋元氏が城さんに賭けたということであり、今後のNMBの行く末は、城さんにかかっているということになるのかも知れない。秋元氏がかつて言っていたように、城さんがホンモノであるなら、この試練に耐え抜けるだろうし、そうでなければ、今度こそ完全に砕け散ってしまうかも知れない。

城さんに背負わされたものがどれほどのものか、ご本人に自覚があるのかどうか分からないけど、今度こそ、前田さんの背中を見失わないで欲しいなと、他人事で申し訳ないと断っておくけど、そう思う。