THE 羅針盤・・・キックボクシング

(旧キックボクシングの羅針盤)
豊富な経験と知識から【経営】【アポ無し行動学】を伝えていきます。

サウスポー選手の距離を測る方法

2007-07-09 18:23:43 | Weblog
基本的に距離を測る技は、オーソドクス サウスポーかわりません。

ジャブ、インロー、前蹴り。この3つが一般的です。しかし、

サウスポー選手の方から、インローは相手のヒザが当たり、痛いと言う意見を貰いました。

ヒザではなく、内股(もう少し上)を狙うのもいいと思います。

それ以外で相手との距離を測る技としては、相手の前足のヒザに

前蹴りを軽く出すと言うのも、一つの手段だと思います。

皆さん、ヒザに前蹴りをもらった事はありますか?タイ人が良く使うんですが、

これをやられると目線が完全に真下に行きます。その後にパンチを出されると、

パンチが全く見えません。あと、サウスポーの選手はジャブを出すのもいいです。

ジャブは非常にカウンターを合わされ易い。

しかし、視点を換えると相手選手は絶対に乗って来ます。だから、単発で

ジャブ(サウスポーは右)を出すとレベルの高い選手はインローを合わせて来ます。

それを想定してジャブを出したら、スイッチし、

相手選手のカウンターのインローをかわします。

その後は、カウンターのカウンターで右ミドルでも良し、右ストレートでも自分の

好きな技を出して下さい。

インローの対処法として、足のスイッチでかわすと言うのは、あまり見た事ないです。


あとは、ボディーストレートを使うのもいいと思います。

はっしーさんのスタイルは、横に揺さぶるスタイルです。

上下の揺さぶりも入れてもいいと思います。

それを習得したら、ショートレンジ、ロングレンジ、ミドルレンジと奥行きで

揺さぶるスタイルを身に付けると更にレベルアップします。これは、

タイ人のお家芸です。

これが出来るプロの選手はほとんどいません。これが出来るレベルに達したら、

プロになっていいと思います。

タイ人と対等に勝負出来ると思います。ムエタイはそんなに難しくないです。



余談なんですが、俺はオーソドクスです。サウスポーとやる時、前足の位置

が勝敗を分けます。

外側にポジションをおいた方が、高い確率で勝ちます。

相手の前足が、外に出でしまった時皆さんはどう対処するんでしょうか?

俺はオーソドクスからサウスポーに構え直します。その状態から、

またオーソドクスに構えを修正します。

オーソドクス→サウスポー→オーソドクス と構え直します。

皆さんも試して下さい。自然と前足が適切な位置に修正されてます。


あとサウスポー選手でも、縦蹴りを使える選手は特です。縦蹴りとは、

足を真下から、しゃくり上げる感じで蹴るミドルの事です。

軌道はミドルキックの軌道ではなく、前蹴りの軌道です。

この技は、絶対にカット出来ません。この技を使うのは、

武田幸三と2回対戦してる、タイ人選手のペットナークンと言う選手がこれを使います。

ヒザを折り畳んで使うんですが、

パンチとローのコンビネーション選手にはかなり有効です。この蹴りだけで、勝てます。


結論は、サウスポーが左ミドルの為に距離を測る技は右ジャブ、腹部の前蹴り、

そして前足への前蹴りです。

サウスポーのアウトローは相手の外側に出るためだけに使うので、

相手に大したダメージはないです。

欲を言えば左アッパーを使えると気持ちよくKOできます。

ローキックは、パンチが上手くないと威力を発揮しません。パンチが下手な人は、

無難にミドルキックの連打を繰り出した方が、無難だと思います。

最後に、サウスポー選手が上手い具合に前足インローを使いこなせる様になると、

絶対にKOマシンになります。

しかし、何となくですがはっしーさんは非常にバランスのいい選手だと思います。

おそらくムエタイスタイルなのかなと思います。しかし、

ムエタイ選手にも色んな選手がいます。

アヌワットの様に、パンチをローの選手。ランボーと言う選手もパンチ主体で面白いです。

K-1を見るのもいいですが、世界は広いです。色んなビデオを見るのもいいと思います。

ブラジル人の自由の根底

2007-07-09 02:55:09 | Weblog
ジーコが日本代表監督の時、頻繁に「自由」と言う言葉を発していた。

しかし、日本人は自由に慣れてない。以前バイトで一緒に働いた、フットサルのプロでブラジル

の留学経験のある後輩はこう言ってた。

「ブラジルの練習は、ミニゲームでも試合形式のゲームでもストップ ザ ゲームが多いんですよ」

皆さんは、ストップ ザ ゲームの意味は分かりますか?

ミニゲームの途中に笛を吹き、監督がゲームを止め、

「今の状況は右ではなく、左にサイドチェンジだ!」

など細かく指示を出して来る。これにより、チームとして、何パターンか形が

出来た時点で自由なサッカーを目指す。

束縛→自由 と言う流れがあってこそ 質の高い自由は生まれる。

いきなり好き勝手にしろと言うのは、「自由」ではなくただの「野放し」。

野放しではなく、自由を指導者の手で実現し選手がそれを体現する。

この手法を子供の頃にマスターすれば、仕事にだって生かせる。

俺が思う理想的なキックスタイル

2007-07-09 01:14:47 | Weblog
俺の個人的な意見で申し訳ないんですが、日本人にもタイ人にも両方認められるスタイル

があるとしたら、ムーアンファーレッグのスタイルだと個人的には思う。

ボクシングの経験もあり、パンチもうまい。

試合数は、かなり行ってると思う。

新日本の伊原ジムで昔練習したと聞いた事がある。

パンチとローのコンビネーションも出来る。

プロモーターは、アンモー(チューワッタナジムの会長も兼任してる)だったと思う。

そう言えば話は飛ぶが、全日本の大輝の試合が、格闘ショップで流れていた。

買い物ついでに見た。マスコミでは、「凄い選手だ!」と取り上げている。

気になってその試合をみた。ゲンカート・チューワッタナとの試合だった。

両者恐ろしいくらい、下手だった。こんなレベルで、格闘雑誌も持ち上げたらまずいでしょ。

一言行っておく。新日本のウェルター級の方がレベルが高い。

ゲンカートも下手すぎる、しっかり練習すれば日本人がラジャとルンピニーのベルトを

独占する事も絶対出来る。だって俺たちは日本人なんだから。

もっと、指導者は本気で取り組まないと。

K-1に出たヒロヤ、NJKFの赤十字、大和。

若い選手でいい選手が出てる。しかし、このレベルの選手を育てるのは簡単。

ある程度の身体能力があれば、2年でかなり高いレベルのキックボクサーになれる。

30代、40代だろうが関係ない。俺がキックを始めたのが確か23の時。

日本男児はまだまだ行けるはず。

はっしーさんに対しての解答

2007-07-09 00:03:58 | Weblog
サウスポーで、右アウトロー、左ミドル、左ヒザ、左前蹴り。

これは、サウスポーの王道だと思います。更に強くなるには、サムゴーばりに左ミドルキック

を習得すれば今のままの戦いでも、負ける事はないと思います。

俺もサウスポー対策で、自分がサウスポーに構えて、マススパーをする事があります。この方が

サウスポーの選手100人とマスをやるより、効果があります。

あと、パンチはどの位出来るのでしょう?それ次第で、闘い方もかわって来ます。

もし、パンチが結構うまいなら、パンチとローキックのコンビネーションも入れても

いいと思います。

使う技を見るとおそらく、ミドルレンジのアウトボクサーだと思うので、パンチも

おそらくそんなに上手くないと思うんですが、どうでしょう?

左インローは、使えるなら持っておきたい武器です。武器が多ければ多いほどいいですから。

しかし、使い方に気をつけないと、魔裟斗対キッド戦の魔裟斗選手みたいにダウンを

貰う事になります。

その原因は、左インローはオーソドックスの選手に使おうと思ってると思います。

この技は、使ってみると分かるんですが、かなりの高い確率で入ります。簡単に入るの

で調子に乗って使い続けます。しかし、使い過ぎると前足が、相手の内側に

少しづつ入って行くので、カウンターのパンチを簡単にもらいます。


今のままでも、問題はないと思います。しかし、少し欲張るなら、奥足のローキック

を憶えてみて下さい。

この技を貰うと自然とこの足をつかもうと上半身のガードが甘くなります。

使うと分かるんですが、奥足ローを使うと必ずKOが出ます。試してみれば分かります。

奥足は、つぼがあると聞いた事があります。大体の選手は前足に体重がかかっているので、

ローをもらってもある程度耐える事が出来ます。しかし、奥足は体重が乗ってない分

効き易いです。相手は、露骨に嫌な顔をします。

結論から言うと、左インローと左奥足ローを憶えるとキックがもっと面白くなります。

とにかく楽しんで下さい。それが、更に強くなるコツです。

これは、あくまで俺の練習方法なんですが、シャドーや縄跳びはやらず、着替えたら直ぐ

仲間と軽いマススパーから、練習を初めてました。これをやると、対人に対して慣れて

来ると言うメリットがあると思います。

取りあえず自分より格下の選手相手に奥足ローと左インローを使う練習をして見て下さい。

使える様になって、これ違うなと思ったら、使わなかったらいいと思います。

しかし、対戦相手が奥足ローや左インローを使う選手が次やろうとする事が分かって来ます。

奥足ローを使う選手は日本人では、MAライト級の木村選手。新日本のフェザーチャンプ菊池選手。

K-1の佐藤嘉寛選手。思い浮かぶのは、3選手くらいです。木村選手は非常に危ない使い方をします。

スピードがあるから、真っすぐに入るんですがタイミングを読まれるとパンチをあわされます。

あと、ボディーストレートを使ってみてもいいと思います。パンチャーに対しては効果的です。

しかし、再度言っておきますが、今のはっしーさんのスタイルは理想的だと思います。

ただ、もっとキックを楽しみたいなら今のスタイルから脱皮してもいいと思います。

俺がサウスポーだったら、絶対に奥足ローキックを使います。

現にサウスポーで構えて戦う時は、奥足ローを使います。使う人間が少ないから相手は

戸惑うと思います。

危険な技です。かなり踏み込むのでカウンターももらい易いです。しかし、一度習得

するとK-1MAXの佐藤嘉寛選手の様に、身体能力があんなに低くても楽に勝つ事が出来ます。

あと、YOU TUBE でムエタイのビデオが見れるので、ムアンスリン;スペルは

muangsurin(確かこの人だったと思う)と思う。あとは、

センティアノーイ(山本キッドがタイで練習してるジムの会長で、往年の名選手)

この2選手をみると新しいスタイルが発見出来ると思います。

YOU TUBEは、ラモンデッカーなど今の世代の人が見た事のない試合がいっぱい見れるので参考になると

思います。あと、サマートもいい選手です。ボクシングでもチャンピオンになってます。