THE 羅針盤・・・キックボクシング

(旧キックボクシングの羅針盤)
豊富な経験と知識から【経営】【アポ無し行動学】を伝えていきます。

魔裟斗の闘いを分析する

2007-07-12 23:44:08 | Weblog
まず、魔裟斗選手が劣勢に立たされた試合を2試合上げるとすると、

ブアカーオ戦それから最近やった小比類巻戦だと思う。

ブアカーオ、小比類巻ともに前蹴りを多用した。だって当たり前。


パンチとローキックのコンビネーションを主体とする選手に有効な攻めは、

「前蹴り」と決まってる。

これは、セオリー。とくに、コヒ選手は前蹴りで攻めた後、

魔裟斗選手はそのプレッシャーを避ける為、時計回りに動いた。

これは、ボクシングの練習を取り入れてる、デメリットだと思うが

それを予測していた、小比類巻選手は、ローキックに攻撃を切り替え、

時計回りに動く魔裟斗選手に攻撃を仕掛けた。

このコヒ選手の攻め方はすばらしい。おそらく、チームドラゴンの会長、

前田憲作さんがしっかり叩き込んだんだと思う。

魔裟斗選手は今年のK-1 マックスを優勝しないと、もう優勝は絶対に出来ない。

完全に攻撃は研究され尽くしてる。俺もその一人。今度のMAXが楽しみでならない。

中田英寿の戦術をキックボクシングの応用

2007-07-12 23:25:00 | Weblog
中田英寿がワールドカップの確かクロアチア戦のあとでこう発言した。

「ペナルティーエリア外から、ミドルシュートを打ちクロアチア選手が

ゴール前に集中したらサイドから崩して行く。」

サッカーをやっていた人なら、分かると思います。まず、真ん中から露骨に

攻め相手選手が中に意識が集中した時に外側から攻める。


これは、キックでも同じ。ストレートで相手のガードが顔の正面に

意識が行った瞬間、フック(外側)で外側から攻める。

この外側と内側の攻撃の分類は、きちんとしておかないといくら

技術が上達しても、勝つ事は出来ない。

今使える自分の技をしっかり分類しておく。そうすれば、

相手がどんなに筋肉ムキムキだろうが、

胸毛がぼうぼうだろうが関係ありません。仕留めて下さい。

サッカーを4つの要素に分割してみる

2007-07-12 23:13:55 | Weblog
サッカーはゾーンで分けると、守備ゾーン、中盤、攻撃ゾーン。この3つのゾーンに分けてる。

しかし、別の分け方で分類も可能だと思う。まず、サッカーは「攻撃」と「守備」の2つに大きく

分ける事が出来る。

それを更に2つに細分化すると「攻撃」は「攻撃的な攻撃」「守備的な攻撃」。

「守備」は「攻撃的な守備」と「守備的な守備」に分ける事が出来ると思う。

皆さんもご存知だと思いますが、オフサイドトラップは、「攻撃的な守備」に分類入ります。

最近は、日本代表のレベルも上がりアジアで試合する時は、完全にゴール前に固まって、守備を固め

ボールを取ったら、カウンターを狙うチームが多くなってますね。

これは、「守備的な攻撃」に分類されると思います。

日本人選手は、中盤の選手に質の高い選手が多い。だから、「攻撃的な守備」「守備的な攻撃」と

言う2つに秀でてる。しかし、サッカーはゴールして点数を稼ぐスポーツ。

ゴールを決めると言う、「攻撃的な攻撃」が本来必要なはず。

しかし、それを実現すべきフォワードがいない。

やはり、私は今年で30歳になりますが、戦術 戦略の重要性を今になって感じます。

これを知っていれば、仕事にも生かせると思います。

事業部制、インセンティブシステムなど全てサッカーの中に含まれてると思います。

こどもにはサッカーを絶対にやらせた方がいい。俺もこの年になってサッカーを

小、中、高 とやってよかったと思う。

キックおいて相手選手の攻撃をつむ方法

2007-07-12 22:58:46 | Weblog
キックボクシングにおいて、相手選手の攻撃の芽を早めに摘む方法を書いて行きたいと

思う。この間、NJKFの興行で、フェザー級のタイトルマッチがあり、

久保選手と岩井選手が対戦した。

この試合、久保選手の闘い方の賢さに驚いた試合だった。

試合の前半久保選手は、露骨に岩井選手に対し首相撲を仕掛ける。タイトル戦とは思えない地味な

始まりだった。後半になると疲れてしまった岩井選手の手のガードが下がった。その瞬間を待ってたと

ばかりに久保選手はヒジを入れ、見事勝利しチャンピオンになった。しかし、

岩井陣営からはブーイングの嵐。しかし、俺もしょうがないかなと思う。

露骨に首相撲し過ぎかなと。


しかし、この闘い方最近ムエタイ選手など良く見受けられる。

首相撲の出来ない選手に対して、前半は首相撲で攻めスタミナを奪い 手のガードが下がった所で

ヒジ打ち。


別の視点で解説すると格闘技の要素は2つに分ける事が出来る。「攻撃」と「守備」。

しかし、もっと細かく分けると攻撃は「攻撃的な攻撃」と「守備的な攻撃」

守備は「守備的な守備」と「攻撃的な守備」。この4つに分ける事が出来る。

この中で「守備的な守備」は決してしては行けない。亀になってガード一辺倒になってる

状態。これは、絶対行けない。

まず久保選手は首相撲を「守備的な攻撃」として使い、相手の攻撃の芽を摘んだ。

岩井選手は、ボクシングの選手の様に軽くステップを踏み、動きながら闘うタイプ。

足が止まると何も出来なくなる。

久保選手は、岩井選手の足を止める為に試合の前半首相撲を使った。その結果、岩井選手の動きは

止まり、久保選手はヒジで仕留めた。

相手の攻撃を早めに摘む方法。それは、「守備的な攻撃」を試合の前半で使う。

その攻撃で相手が疲れた時、「攻撃的な攻撃」で相手を仕留める。

「攻撃的な攻撃」と「守備的な攻撃」「守備的な守備」と「攻撃的な守備」。

格闘技の要素をこの4つに分ける。そうするとどの分類の攻撃が多いかで、攻め方がかわってくる。