THE 羅針盤・・・キックボクシング

(旧キックボクシングの羅針盤)
豊富な経験と知識から【経営】【アポ無し行動学】を伝えていきます。

チャンピオンの意味

2007-07-23 19:43:18 | Weblog
ボクシング、ムエタイ、修斗、K-1など階級など含めると沢山のチャンピオンが

いる。世間一般ではチャンピオンは強い奴を倒した選手がなる。もしくは強い選手がなる

と思ってる。

しかし、逆の視点から観ると自分より弱い選手とやり続けた選手がチャンピオンになれる

と言う見方も出来る。


余りにも弱い選手とやり続けると強くなれない。しかし、強い選手とやり過ぎると今度は

黒星がつづき、その選手の商品価値が下がる。

その加減が難しい。だから上手いプロモーターはそのさじ加減を知ってる。チャンピオンの

作り方を知ってると思う。

俺の専門はムエタイとキックボクシングですが、ボクシング雑誌も良く観る。

その中で注意して見てるのは、ジョー小泉の記事でボクシングをビジネスの観点から書いてる。

非常に為になる。

この方、プロモーターもされていて、たしかチャンピオンも創ってる。

だから、過去にチャンピオンを排出したジムは選手がケガでつぶれると言う例は稀だと思う。

俺の在籍したジムは、出来たばかり(2年くらい)で既に4人がケガで引退してる。

(正確に確認出来てるのは、3人。1人は多分そうだろうと予想される。)

だからアマチュアで経験をつみ、プロを考えてる選手は、そのジムのマッチメークを

良く観察した方がいい。アマチュアで1ヶ月に3,4試合組むジムもある。

まさにタイ人の感覚だと思う。キックボクシングはきちんと規定をもうけないと

危険だと思う。

最後に俺の個人的な意見を言うと

「チャンピオンとは自分より弱い選手とやり続けた選手がなる」

多摩大学の思い出..2

2007-07-23 07:28:35 | Weblog
この間引っ越したので荷物を片付けてると大学時代のノートが出てきた。

その内容は、ビール売り上げのシェア争いに関しての内容だった。

アサヒビールは急激にシェアを延ばした。その要因としてキリンビールは、居酒屋や酒屋に営業を

かけたのに対して、アサヒは消費者に向け試飲会などをしかけたと言う内容の授業のノートだった。


そのシェアを上げる為の戦略について消費者にダイレクトに訴えるか(アサヒ)

酒屋や居酒屋の様に販売店に訴えかけるか(キリン)と言う販売の目標設定に関しての授業だった。

10年前に多摩大学はこんな授業をしてたんだと関心した。

居酒屋や酒屋は、お酒を飲む消費者に辿り着くためのプロセスであり、そこへの販売は通過点にである

と言ういい例なのかなと思った。

この内容が間違ってる場合は指摘して下さい。俺がノートに勘違いして書いた可能性もあるので。

菊地剛介(伊原道場)は目黒スタイルの継承者になった

2007-07-23 07:06:50 | Weblog
昨日(2007/7/22)の新日本キックボクシングの興行を観た。

石井宏樹選手は、非常にできが悪い。対照的に菊地剛介(伊原道場)選手は良かった。

今新日本は、治政館や藤本が抜けるともめてるらしい。しかし、今抜けても全然問題

ない位に伊原の選手の出来が良かった。石井はここ2,3年で進化が止まってる。

NJKFライト級の桜井洋平とやったら、絶対に負ける。昨日近くで観戦したが桜井洋平の方が

5倍くらいスピートが速い。最近藤本の選手は、良い選手出てないと思う。

このピンチの状態を伊原ジムがどう乗り切るかが楽しみになって来た。

藤本ジムが目黒スタイルを継承出来ない今、伊原ジムがその責任を担うしかない。

石井宏樹から菊地剛介(伊原道場)に完全にバトンは手渡された。


歴史の変わり目をもしかしたら観れるかも知れない。

9/16 にあるタイタンズ ネオス2。ここで何かが起きるかも知れない。

しかも菊地剛介(伊原道場)の対戦相手は、竹村健二(名古屋JKF)。

この名古屋JFKと言うジムは、今K-1 MAXでもおなじみ佐藤嘉寛選手が所属していた

ジム。今現在も練習はしてるはず。

この交わるはずのない2つのジムが今交わる事に。

竹村健二(名古屋JKF)は、完全なムエタイスタイルと聞いてる。この選手を目黒スタイルの継承者

菊地剛介(伊原道場)選手がいかに崩すか。見物だと思う。

佐藤嘉寛と言う平凡な逸材をあそこまで仕立てた名古屋JKFと伊原ジムの対決。

もしかしたら、歴史が変わる瞬間を観る事が出来るかも知れない。

石井宏樹(藤本)に一言!

2007-07-23 06:29:27 | Weblog
昨日(7/24)に後楽園で新日本キックの興行を観戦してきた。まず、石井宏樹(藤本)に

一言。構えが悪い。近くで観戦してた人は気づいたかもしれませんが、

後ろ足(石井選手はオーソドクスなので右足)のかかとが地面について構えてる。

だめ!これじゃ俊敏に動けない。

よく観察して欲しい。

ブアカーオやノッパデッソーン・チューワッタナ(ラジャウェルター級チャンピオン)

はパンチではなく蹴り中心の選手。しかし、絶対にべた足で構えてない。後ろ足はつま先立ち。

参考にして欲しいのは、最近の魔裟斗選手。K-1マックススタート当初は完全なクラウチングスタイル

だった。しかし、今はアップライトで構えてる。しかし、自由自在に動いてる。

アップライトの方が、バランスが良くて動き易い。まず石井選手は構えを変える事。

その2は、前蹴りを多用する。しかも単発で使うのではなく、コンビネーションの流れの一部分と

して使うと目黒スタイルに更に磨きがかかる。

危険なムエタイジムを発見

2007-07-23 06:15:43 | Weblog
危険なムエタイのジムとは、俺が去年まで所属していたジムなんですが、

出来て2,3年しか経ってないのに、既に4名の選手がつぶれてるとの情報が入りました。

網膜剥離2人、急性硬膜化血腫1人(自分)、慢性硬膜化血腫1名。計4名がつぶれました。



慢性硬膜化血腫の選手は、以前別のジムにいた選手で、その昔のジムではK-1でもおなじみの

ルスラン・カラエフのスパーリングパートナーをしていたが、ルスランが容赦なく殴って来る

のでなってしまった。しかし、1年たってまた別のジム(ムエタイのジム)で再起を果たした

のですが、最近の対戦相手がパンチが非常に強い選手と当ってしまい、かなりパンチをもらって

ました。その後ジムに全く練習に来ないらしいです。おそらくつぶれたんではないかとささやかれ

ています。その選手、極真空手の重量級のチャンピオン。しかし、パンチは凄く下手でした。

俺とパンチだけのマススパーをしても、俺は1発も貰いませんでした。

このパンチの下手な選手にパンチの強い選手を当てるジムもどうかと思う。

マッチメークがかなり下手だと思う。

まず注意しなければ行けないのは、日本国内でジムを経営してるタイ人のジムのオーナーが

タイ国内でプロモーターの経験があるかどうかと言うのがポイントになると思う。

おそらく全くないと思う。タイのムエタイのジムの会長やオーナーは

元ムエタイ選手はほとんどいないと聞いた事がある。軍人や警察官が会長やオーナーになる

ケースがほとんどだと聞いた。最近は山本キッドが練習してるセンティアノーイジムの会長は

現役でも有名な選手で、引退してから自分のジムを持ってる。

これはごくまれなケース。タイではムエタイは賭けの対象。ムエタイ選手は競馬の馬様な扱い。

その感覚が抜けてない。理想的なのは、日本人の経営するジムに所属し、練習はタイ人が経営する

ムエタイのジムで練習するのが要領がいいと思う。だから、J-NETの選手は要領がいい。

他のジムでテクニックを盗み、それを団体に吸収してる。これが本来理想的だと思う。


その代表格が小宮由紀博(J-NETWORK/フォルティス渋谷)だと思う。

9/16 新日本のタイタンズネオスで再戦が決まってるらしい。

このカードは4月22日に行なわれた「TITANS NEOS」のメインイベントで行なわれ、
小宮が石井から2ダウンを取り、あと一歩のところまで追いつめたが、5Rの残り1分で
石井がヒジで小宮の額を切り、奇跡の逆転TKO勝ちを収めたとの事。

この闘いは、小宮選手が既にある技術(ムエタイの技術)を組み合わせる事

により進化したのに対して、

石井選手は目黒スタイルと言う日本人が強引に生み出したスタイルをかたくな

に押し通してる。

「良いものは全て吸収すればいい」と言う考えと、「目黒スタイルと言う日本人の理想」

と言う2つの哲学がリングの上でぶつかり合う。

今の日本経済と似てる。外資対日本企業。かなり題名と内容がかけ離れてしまった。

しかし、今キックボクシングは歴史の分かれ目に来てる。

日本人は常に強さを求めて来た。それは、この国が資源の乏しいと言う事も原因の一つだと思う。

今が踏ん張り所だと思う。


プロキックボクサーが応用したパレートの法則

2007-07-23 03:55:41 | Weblog
俺は、去年までプロのキックボクサーをしていた。引退の原因は試合でKO負けし、

病院に緊急で運ばれた。この病名は「急性硬膜化血腫」。簡単に説明すると脳出血。


実は、プロになる為に所属ジムを換えその直後の事故だった。

新しいジムになり練習方法など全てが替わっていた。


しかし、俺はこのキックボクシングを通してある法則性を見つけた。

パレートの法則は皆さんご存知だと思う。80対20の法則。もしくは、

ニッパチの法則と略称で言う方もいると思う。

この法則を使い、勝利のシナリオを描いていた。


説明すると練習の時、実践を想定したスパーリングを言うのを格闘技では行う。

ボコボコにやられる時もある。しかし、俺はある法則を自分に課していた。


練習の際の対戦相手のレベルを自分で選別していた。

練習の対戦相手の内、80%は自分の格下選手を選び自分の技の引き出しを増やす。

格下なのでプレッシャーは低いので普段使わない技を実験的に使う事が出来る。

その格下相手で増やした引き出しを、残りの20%の格上選手相手に試し、

増やした技が実践で使える技か確認して行く。トライandエラーを繰り返し 

らせんを描く様に上に上昇して行く。

この方法でアマチュアでは、無敗で勝ち進んで行った。

しかし、ジムを換えた瞬間から調整方法がかわった。

そのジムは管理が厳しく、練習の際のスパーリング

の相手を常に指定される。だから、俺は常に格上とスパーリングしていた。

その結果、大けがをし引退してしまった。

自分の法則を守ればこんな事は起きなかったはず。世の中には、

目に見えない法則が存在する。

現に、それを自分の身体で実践して来た。

だから、合コンをする時でも自分より金を持っていたり、

カッコいい奴を絶対に揃える。

しかし、それは絶対に全体の20%まで。

そうする事により、女の視点で考えると、この男カッコいい男、

金を持ってる男をもっと知ってるかもと思う。

だから、更に合コンをしたいと次に繋がる。 合コンの幹事で自分よりブサイクや金を

持ってない人間を連れて来る幹事がいるが、そう言う人間は絶対に次合コンをしたい

とは思われない。

皆さんもぜひ使ってほしい。会社で周りが自分より働ける人間ばかりだと落ち込む。

逆に、自分より働けない人間ばかりだと天狗になってしまう。

だから、格上20%、格下80%の配分を絶対に守らなければ行けないと個人的には思う。