THE 羅針盤・・・キックボクシング

(旧キックボクシングの羅針盤)
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キックボクシングに必要な考え..オープン攻撃

2007-07-28 07:31:53 | Weblog
オープン攻撃。これは、サッカーでは良く使う言葉です。その言葉の意味は

相手選手の少ないスペース、またはオープンスペースにパスを出して攻撃することを

意味します。ムエタイ選手が前半、ゆっくり相手の様子を見ながら攻撃するのは正に

オープン攻撃です。

そのオープン攻撃で相手のウィークポイントを探り、後半でそこを攻めます。つまり、

クローズして行くのです。これをぼくは、クローズ攻撃を名付けてみました。

攻撃はオープンから、クローズに変化して行く。この考えに異論はないと思います。


K-1選手を例に取ると魔裟斗選手は、オープンな攻撃はないです。

クローズのみの攻撃です。しかし、クローズのみと徹底してる所が良い所だと思います。


あとは、魔裟斗選手は常に2択からの選択しかしません。

ブアカーオ選手などは、6パターンくらいの中から次の攻撃を選んでいます。

しかし、魔裟斗選手は2パターンからの選択なので単純計算すると6パターンの選手に比べ

選択の時間のプロセスが長くなります。その為、そのプロセスをなるべく省略する為に

他の選手より手数が多いのです。しかし、6つの中から選択するより、2つの中から選択

した方が、迷う事がないので判断スピードを上げるにはいいと思います。しかし、その

反面相手選手に決定的な攻撃を加えるまでに時間がかかります。


魔裟斗選手が、手数にこだわるのはそこから来てます。

相手の攻撃を探るためにオープン攻撃を仕掛け、その後にKOを狙う為にクローズ攻撃に切り替える。

理想的な攻撃だと思います。