こんにちは、ごりら🦍です。
『重量鉄骨3階建て住宅』のオーナー様宅で
今回はガラス交換工事を施工させて頂きました。
『こどもエコすまい支援事業』という政府の補助事業なのですが
住宅の断熱性の向上の為の補助金となります。
これは『住宅省エネ2023キャンペーン』の一環で、
家庭部門の省エネを強力に推進する為! なのです。
オトクな補助金なのですから使わない手はありませんよね。
他にも『先進的窓リノベ事業』や『給湯省エネ事業』などの補助事業もありまして
『断熱内窓』の設置で工事金額の約半額が助成されたり
『ヒートポンプ給湯器(エコキュート)』への切替でも
一台当たり¥50,000円の補助があったりもします。
とにかく 『お得』なのです
前置きが長くなりましたが
今回のお客様宅、建てて頂いてから30年以上も経つのですが
当時の窓ガラスは、単板ガラス(1枚のガラス)となっておりました。
その単板ガラスを断熱性の優れた複層の遮熱LOW-Eガス入りガラスに交換する工事となります。
今回交換するガラスの「遮熱LOW-Eガス入り」をご説明致します。
まず「遮熱LOW-E」ですが、これは「LOW-E膜」といった特殊な金属膜のことを言います。
熱の移動には「伝導」「対流」「放射」の3つの種類がありますが、
LOW-E膜は、「放射」を抑える役割があるんです。
次に「ガス入り」の部分ですが、これは「アルゴンガス」という気体で
空気より「熱伝導」が低いため高い断熱性を発揮します。
そのうえ空気よりも比重が重いため「対流」も発生しにくくなるのです。
2枚のガラス(複層ガラス)の内側に、この「LOW-E膜」を設けて
中空層部分に「アルゴンガス」を入れた『複層LOW-Eガラス』となります。
まさに最強のガラスですよね
それでは、実際の工事の説明に入ります。
まず、既存のサッシ障子を取外しします。
大きい掃き出し窓ですが、ガラスが単板なので そんなに重たくはありません。
そして、ガラス交換を工場で行うため一度トラックに積み込みです。
工場では、既存の単板ガラスを取外し、新規の「遮熱LOW-Eガス入りガラス」に
替えて障子をくみ上げています。
ガラスの取外し状況👇
新しい『複層ガラス』の取付け状況👇
そして、出来上がったサッシ障子をお客様のところへ搬入し取り付けます。
最後にサッシの建付けの調整をしたら工事完了になりますが、
・・・今回、ちょっと大変だったのは新規のガラス障子を各階に運ぶことでした。
実際のおろしている写真👇
この様に全て手作業での荷下ろし、荷揚げ、となるのですが
新しい『複層ガラス』はやはり重量がありますので、・・・重かったです❗️
ガラスってパッと見た感じ軽く見えますが、実際は20キロ近くあるんです。
傷付けない様に慎重に運び入れて行きます。
お客様宅での作業は サッシ障子の取外しとはめ込みだけですので
その時だけ、お部屋の中やベランダを通らせて頂きました。
新しいサッシ障子が入りまして、工事が完了しますと
外の騒音も静かになりました。
断熱性能だって、今までのガラスに比べて約5.5倍熱を逃がしにくくなります。
『暑さ寒さも彼岸まで』なんて言われてもうすぐ 暑さも和らぐかもしれませんが
この次は冬の寒さにも、その威力を発揮してくれるのです。
快適な室内空間をお届け出来る事を 嬉しく思います。
今後も『お得な情報』を発信していきます!
これからも頑張ります。
以上、ごりら🦍でした。