清水区辻町にて鉄骨工事をおこないました。
まずは、工場での加工状況をチェックいたします。
柱と梁(横材)との接合部分は、溶接にて完全固定として設計されています。
・・(完全溶け込み溶接)・・
そこで、溶接の不備がないか、(空気の混入、ひび割れ等)超音波でチェックしました。
試験員は第三者機関の方が行います。
不備があれば、即溶接のやり直しを指摘されます。
7月某日 昨日の雨がうそのようにはれました。
建物の一番高いところで鳶さんが、作業しています。
水平のネットを掛ける前、親綱に安全帯をかけてはいますが、
こちらは、見ているだけで怖くなります。
ココまで組み終わるのに、通常1日で終わります。
この後、水平ネットを取り付け、今後の作業が安全に出来るようにします。
本締め(ボルトの固定)をする前に
鉄骨柱の寄りを確認します。許容誤差範囲は決まっていますが、
通常多くて1mm~2mm程度 ほとんどが0mmです。
ボルトを本締めしています。
ハイテンションボルトといって、一次締めを行った後、マーキングをして
本締めを行います。完了後、ナットとボルトのずれが、マーキングによって
分かります。共廻りしてしまったボルトは取替えです。ボルトを締める順番
も決まっています。
鉄骨建て方という施工の中で、管理すべき点はたくさんあります。
これを怠ると、後の工事にさまざまな不具合が出てきます。
そういったことのないよう、1つ1つの工事内容に目を光らせて行きたいと
思います。
ねずみのしっぽ