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敗戦から75周年 全国戦没者追悼式での天皇と安倍総理の言葉の違い 

2020年08月15日 | 日記
 今日は8月15日、日本の敗戦から75周年の夏。
テレビで全国戦没者追悼式の式典を観る。
天皇と安倍総理の言葉を聞く。
 「310万人の尊い犠牲の上に今の平和がある」などの言い回しは同じだが、
天皇の言葉には「深い反省の上に立って」の文言が。
安倍総理は「積極的平和主義の下」国際平和に貢献するとの文言。
 あの戦争を引き起こし、310万人余の国民を犠牲にしたことは強調されるが、
加害者として2000万人にも及ぶアジア諸国民の命を奪った侵略戦争への
反省が一言も語られないこの異常さ。
 かろうじて天皇が「深い反省」と述べたことは日本の良心を救うことに。
一宗教法人である靖国神社に安倍総理が、玉串料と榊を納め、現職の4閣僚が
堂々と参拝するこの国の異常さ。
現職閣僚が特定の一宗教法人を公人として参拝するのは、
日本国憲法の政教分離の原則に明確に違反する行為。
 安倍総理は、靖国神社の隣にある千鳥ヶ淵戦没者墓苑に参拝したとのニュース。
こちらは身元の分からない遺骨を慰霊する施設。こうした無宗教の国立の
慰霊墓を国の責任で整備すれば、靖国問題は解決するのでは。
 靖国神社は戦前の侵略戦争遂行の国策を支え推進するための神社。
付随する展示などの主張は侵略戦争美化を謳い、その基本は今も変わっていないのでは。
日本の民主主義と歴史認識が戦後75年たっても、今なお問われる8月。