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不登校児童生徒34万6000人と深刻な教員不足 公教育の崩壊

2024年12月24日 | 日記

 文科省の最新調査の結果、不登校児童生徒が過去最多の34万6000人余に。小学生では13万人余で全小学生の2.17%。中学生では21万6000人余で全中学生の6.88%。

 小学生では100人に2人以上、中学生では100人に7人近くが不登校に。小学校では1クラスに1人の不登校生が、中学校では1クラスに3人から4人の不登校がいることになる。ここまで深刻に。

 そして、教員不足の深刻さ。近隣の吉川市では、もう2学期が終了するときになっても担任が配置できず、テストもできずに成績も付けられない事態に。

 文科省は、教職調整手当を現行4パーセントから10パーセントに引き上げ、処遇改善策で対応しようとしているが、全くの的はずれ。

 安倍晋三元総理の教育改革で、徹底した上意下達の管理統制と教育内容への介入により、学校現場から創意工夫が失われ、教員の熱意がそがれ、ブラック職場ともいわれるひどい状態に。

 このことが若い教員から敬遠される職場になっているのでは。

 本来、教育ほどやりがいのある仕事はない。子どもとの触れ合い、学ぶことの面白さ、知的探求心を介在して子どもとの絆を紡いでいくことの優れて人間的な営み。

 そのためには、子どもと学校、教職員を信頼し、教職員の集団的英知と民主主義に貫かれた学校運営を保障することが何よりも必要。

 このままでは公教育が崩壊へと向かうことに。

 ここ毎日、素晴らしい夕景が。翻って日本海側は豪雪に見舞われていることに。除雪作業に追われる人々を想う。


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