経済協力開発機構(OECD)が調査した集計結果が公表された。
日本の中学校教員の仕事時間は一週間当たり56時間で世界一の仕事時間。
48ケ国の比較。平均は38.3時間。
小学校教員も日本は週54.4時間で15ケ国中トップ。
週五日勤務で1日あたり、中学校では11時間を超える。
小学校でも一日あたり11時間に近い。朝、7時に出勤し、夜6時に帰るという生活。
自分の経験でも、朝7時過ぎに登校し、職員打ち合わせまでの1時間はその日の授業準備。
子どもが下校してからの3時半過ぎからは学年会、担当分掌会議などで5時過ぎまで。
退勤時間が過ぎてから、たまっている仕事の片づけ、記録の整理、明日の授業の準備も。
時々、児童生徒の行方不明があり、全教職員で捜索など。いつも学校を出るのは夜7時、8時過ぎ。
9時過ぎも珍しくなかった。
教育と言う特殊な仕事。教材作りなどは面白く、時間を忘れるほど。
集団での子どもをめぐる話し合いも重要で結論ありきではない。だから時間がかかる。
かように手間も暇もかかるのが教育と言う仕事。そう簡単ではない。
しかし、あれこれの策を弄しても根本的には教職員増が長時間過密労働解消の鍵。
一クラスの子どもの数を30人以下にし、小学校低学年は20人以下。
と言うくらいの抜本的な改革が必要。お金をどこにかけるのか、
政治の責任。
丹沢の大山は信仰の山である。江戸時代から大山詣でが盛んであったそうな。
豆腐料理が今も名物。しかし、この時期、人が多くて閉口する。
富士が大きく見える眺めは気持ちがいい。