時間治療のことを知る

今日もＭ新聞朝刊　１１面（くらしナビ）から

病気によって発症・重症化しやすい時間帯があるらしい…
また、同じ薬でも服用する時刻により効き方が異なることも分かってきたそうです

こうした生体リズムを考慮し、最も効果的な時刻に薬物投与する「時間治療」の研究が進んでいます


２ヶ月ほど前に見たテレビでも、抗がん剤の「時間治療」の特集をされていました

正常細胞の分裂・増殖は、朝から昼に向かって活発化し、
夕方から夜にかけて低下し、真夜中にもっとも沈静化している

がん細胞の分裂・増殖は、真夜中、寝ているときは盛んになり、
昼間は低下することのほうが多い

この時間のずれを利用して、正常細胞の分裂が活動しておらず、
がん細胞の分裂が活動してる時間帯がピークになるように
抗がん剤投与すると通常の1.5倍の量を投与しても副作用は少なく
がん細胞により大きなダメージを与えることができるのだそうです

夜間に投与することになるため、薬の調整や点滴の準備をするための人員確保の問題や
この治療を行うための諸々の条件について課題はまだまだあります

しかし、がん患者さんを治療の苦痛から救う今後期待される治療法だと思いました

治療の苦痛が軽減し、患者さんが治療により前向きになれますように

http://www.gsic.jp/anticancerdrug/ac_02/01/index.html