ハート・マッサージ

この間パーティで知らない人にいきなり

見透かされたように

「もっと心を開かないといけないよ」

と言われた

私のこと５分くらいしか知らないヒトに言われても

真に受けることないんだけど

ちょっと心に響くんだよ　こういう類いの話

 

友達に連れられてヴードゥー教のお祭りに行ったとき

その言葉を思い出した

薄暗い「テンプル」に集まってきて

太鼓やトランペットの音に合わせて

延々と楽しそうに歌って踊る人たち

おばあちゃんたちが１時間ぶっ続けで歌って踊って（しかもみんな歌詞をちゃんと知っている）

私たちが業を煮やして去ったあとも

きっと朝まで踊ってたんだろうと思う

その間、間にちょっと不思議なリチュアル

真ん中の柱に向かって祈りを捧げて

聖なるボトルから水しぶきを吐き出したり

2人の女性の中に　ある「セイント」が乗り移ったらしく

彼女たちは「司教」のいる部屋へ入っていった

何しているのか聞いたら

「ご飯食べてる」

だって

 

謎めくヴードゥ教

ほとんどのハイチ人が信仰しているという

もともとはアフリカから奴隷と一緒に伝えられた

今回もヤギとか豚とか鶏とか沢山生け贄にして

そのお料理に溢れた部屋に

司祭がいてご挨拶に伺った

ラム酒のボトルをお土産に持って

ちなみに司祭は平日は銀行員なんだってさ

 

異文化　特にアフリカとか南米とかハイチのそれは

ものすごい壁を感じるし

宗教となるともっとそう

警戒心と懐疑心と疎外感で

自然と心がきゅっと固くなってる

でも怖いもの見たさで出向く

じろじろ見られるのが少し痛々しくて

背中が丸まる

透明人間になりたいのに

次々やってくる　挨拶の握手もほっぺのキスも

受け入れの印だから感謝するべきなのに

ぎこちなく　さりげなく

お祭りが2時間経っても始まらないのにも

そんなのハイチでは当たり前なのに

「日本のお祭りならオンタイムで始まるのになぁ」と要らぬ比較をしちゃった

批判的な考えが頭をチラツイているともう駄目出ししてる証拠です

いやな外国人！

 

こんな仕事もう１０年くらいしてて

ある程度心開いているつもりだけれど

疲れの度合いとか

機嫌とか

アルコール手伝ってないときとか

異のものに対して

ものすごい「入ってこないで」オーラ出してるのかも

 

それでもやっぱり

日本で内輪片手に花火大会で「たーまやー」と叫んでいるよりは

生け贄のヤギの匂いの中で解き放たれたように踊ってるおばあちゃんたちを眺めるのは

私らしくて

心躍るのは間違いない

問題はもっとそれを楽しもうとリラックスする気持ちが必要なのだ

ちょっくらお隣へ

体重は何kgですか？と聞かれ
That's none of your business
と言い返したくなるのをぐっとこらえ
ムニャムニャと1-2kg低めに応える

今からお隣のドミニカ共和国に出張
50分で着く
乗り込んで5分後に離陸
ディズニーランドのアトラクション的な…

「ドミ共」行くのこの３年で８回目

だーいすきな国

やたら好き

しゃーけど時差ボケきついねん！寝られへんー

ハイシアン・ララバイ

えっ　もう７月？（汗）

ほんとに？？？

 

あっという間に駆けていく一週間。

最近体調優れず、

歯切れが悪かったけれど、

週末にしっかり充電完了。

寝まくって、

遊びまくって、

満タン！

 

 

ハイチで初めてのサーフィンの機会だったけれど、

諸事情により敢え無く不戦敗。。。

次回はきっちりと借りを返します。

 

でも今まで生きてきた中で一番美味しいランビに出会った。

出会ってしまった。

ランビというのは、ホラ貝みたいなの。

ハイチで沢山取れるけれど、食感が好きでなく、今まであまり食べてこなかった。

 

多分伊勢エビも、今までで一番美味しかったかも知れない。

私、非常に贅沢者でして、

今まで散々伊勢エビ食べてきて、

伊勢エビというものは人間に許容量が決められていて、

それ以上食べるともう美味しく感じない生き物だと思っておりましたが、

いやー今回のは美味かった。

はい、贅沢者です。

↓　手前がランビ。奥が伊勢エビ。

 

マンゴー１５個

地方出張の帰り道に、

道端の露店で買った。

値段聞いて、

一瞬、単位何かって聞き返した。

 

５０グルド・・・。

１００円ちょっと。

１個じゃないよ。１５個。

 

だ、だいじょぶか。

 

ポルトープランスでは１個５０グルドするのに。

 

これがまた、宮崎のマンゴーと変わらない美味しさなんだって。

ほんと。

搾取のような気がするが、

これが市場。

過剰にとれて、余ってる。

うーむ。

加工品など輸出できれば・・・。

トトントントン

フランス語の

何度言っても言い慣れないフレーズ

 

Contente de t'entendre

コントントゥ　ドゥ　トントンドゥレ

「便りを聞いて嬉しいわ」

 

Grrrr...!!

Oh how life is.

In life, we meet some of the most amazing friends.
And we say good byes.
Any gorgeous relationship has an end.
All those amazing moments will never be the same, ever.
It just happens, that's life.

Especially in places like here,
with jobs like ours,
we move.
From one place to another,
from one life to another.

When I have to say good bye,
I don't want to be sentimental.
I just hug, and say good bye,
like we'll see each other tomorrow at the usual Monday meeting.
I hide all emotions and put them in a box somewhere.
Deep in my heart.
But I don't want to showcase it.
It's my feeling.
No one can share.

Life goes on,
and we stay in touch,
till we see each other somewhere around the globe
'cos we need each other.
I love you,
and I keep all my best wishes to you,
whenever you will be.

インフル来た

H1N1ウイルスが隣のドミニカ共和国で発生し

ついにハイチにも上陸

５件のケースが確認されたという

最初にニュースが舞い降り

ドミ共からの肉の輸入が全面一時停止になったとき

いち早く警戒モードになったワタシ

鳥インフルエンザ以来、日本で散々脅威になっているこの手の伝染病に

私もけっこう過敏になっているのは

甥っ子姪っ子ができたこと

まあまあ近い知り合いの家族がある伝染病で亡くなったこと

あと最近映画 Contagion を観たことと無縁ではない

ちなみにこの映画

普通でもスリリングなんだけれど

グウィニス・パルトロゥの役が浮気してたってのが

全体の中で相当スパイス効かせてて良いわー

あと今まで自分の中で否定したかったけど

やっぱりジュード・ロウが好きですと認めざるを得ないわー

 

で話モトに戻すと

H1N1にも周りは結構余裕の構えなんですねー

私は実はニュース到来の翌日予定していた送別餃子パーティをキャンセルしたいかも・・・

もしくは品目を変えるか、とまで考慮したのだけれど

えっ、ワタシ、こんな風に見えて（どんな風に？）、実は過敏過ぎ？

みなさん「じゃ、毒味しますよ」って感じ

っていうかH1N1って肉食べて感染するんじゃなくて

ヒトなどを介してウイルスが媒介する方が正しい？

要は肉を食べないんじゃなくて

ちゃんと手洗い、うがいをしろってこと？

過敏になる前に

ちゃんと正しい知識を得なさいよね　ワタシ。。。

 

そして私のハウスメイトの一蹴の一言

「あのね、この国にはもっと恐ろしい、コレラってもんがあるの。それに比べたらドミ共で８名くらい亡くなったくらい、大したことないでしょ」

 

ごもっとも・・・

この２年間で8000人以上（公式発表）亡くなったコレラに比べたら

脅威のレベルは低いわな

 

いずれにしても

こまめに手洗いしよーっと

爪も伸ばすのやめよかな

↑ やっぱ見かけによらず（だからどんな見かけやねん）

過敏か　ワタシ

日常茶飯事

マンゴーの季節がやってきた。

我が輩は出張中です。

今日のお昼ごはん。ミリトン。

野菜とヤギのお肉がしっかり煮込んであって、かなりお気に入り。

とご飯と豆とバナナ。

う、うまい。

でも夜は食いっ逸れ。

シンプルなサラダが無性に食べたい。

レタスとアボカドのサラダとか。

オリーブオイルとお酢と塩こしょうパパっとして。

あー食べたい。

 

午前中は20名ほどのおっさんたちと会議。

私は発言少なめで傍観。

言いたい放題、それぞれの主張を聞いてるのが面白い。

誰が本当にやる気があるか、信用できるか、話を聞いていたら一発でわかる。

妙に好きな時間。

 

部屋にゴキブリがちょろちょろ這っていて怖いのだ。。。

体操の床の演技みたいに、

部屋中を目一杯走り回っている。

靴の裏ではたくのも怖い。

無視して寝るしかない。

 

37歳独身女子のありふれたこんな一日。

今日はすっぴんで、髪の毛も朝起きたままみたいなボサボサ。

ゴキブリ以外は心地良い。ふふふ。

試験中。

巷は期末試験絶賛実施中です。

終わったら夏休み。

 

テスト、何で外で受けさせてるの？教室足りないの？って聞いたら。

この方がよく目を行き届かせられるからだそうです。。。

 

カンニングはばれずにやれよ。

 

ジムの前の寿司屋

地震から3年半くらいにが経ち、
私たちの住むペチョンビルがどんどん変わっていく。
レストラン・カフェ、バーやショップが軒並みにオープン。
ついにお寿司やさんも。
今まで空港の近くの国連軍のオフィスの中にあって大人気だったお店の二号店。
私もまだあそこで働いていたときは、
いくらフェイクのアメリカ風ロール寿司が素直に受け入れられない大和撫子の私にも、
緊急支援の環境下ではオアシスだった。

ペチョンビル二号店はみんな待ちわびてたから、
初日から大繁盛！
ハイソなハイチ人マダムたちと外国人でごった返してた。

さて私の反応は。
日本のビールが飲めるのは嬉しい。
顔見知りの板前のタケさんの梅酒のサービスも、
何かくすぐられる。
でも店内狭いし、
窓ないから閉塞感あるし、
混んでるし、
スタッフがまだ慣れてないからサービス悪いし、
握りはもちろんマイアミから来た冷凍だし、
巻きも間違えてマヨネーズついたの選んじゃった。
Booo.

私のお友達は、
「ニューヨークにいるみたい！」とアップルマルティーニにウキウキして、
リゾットとパンナコッタを頼もうとしていたから、
多分何でもいいんだ。

確かにアップルマルティーニとSex and the Cityばりのトークがあれば、
お魚の質はあまり関係ない。

いつも書いていると思うけど、
ハイチの現状を考えれば驚く人もいるかも知れない。
でもペチョンビルにはもっと高いお店が地震前からバンバン存在するし、
貧困があれば貧富の差が存在し、
私たちが最貧層の人たちと同じ生活をしてるわけもない。
私は隠すことなく、
途上国でのありのままの生活をここに書くようにしてる。

でもすぐ隣にいる彼らとの距離が近すぎるから、
モラル上のギャップはある。
一歩外に出ると、
心がギュッと掴まれることもある。
だからもっとお仕事がんばって、
お金もできるだけセーブして、
個人の寄付して、
友達と楽しいときを過ごして、
精神満たされて、
200%の人生を生きるのだ。