車が消えた

ある日　一気に1000台以上の車が
ルワンダの首都キガリから消えた

原因は　ルワンダ政府の「公用車廃止宣言」

公用車はメンテナンス、燃料代が高すぎるし
高官の私物化して休日や私用にまで使っているので
政府の出費がベラボウに膨らむ原因となっているということで
一気に廃止した
今後は大臣や次官以外　皆レンタカーを使う

カガメ大統領のツルの一声で
さーっと行動するのがルワンダの凄いところだ

一気に渋滞が解消された
こんなに道路の空いている首都は
世界のどこを探しても
この国だけかも知れない

1000台以上の車は今後　オークションにかけられる
もちろん　売り上げは政府の財源になる
日本を含む外国ドナーの援助プロジェクトなどの車は禁止される
プロジェクト終了後に引き取っても
メンテナンス代がかかるからって

援助関係者ならわかるでしょうが
こんな優等生な国はありません
（普通は車欲しがってばかり！）

でもいいことばかりじゃなくて
弊害もある
今まで公用車で出勤していた政府の役人が
バスなどを使って出勤、移動するとの理由から
約束の時間に遅れてくる

1000台の車がなくなるということは
ドライバー1000人が無職になる
ルワンダの平均家庭は7人家族だから
7000人が路頭に迷うのだ
それを避けるために
運転手付きの車が売られるという噂もある

しかし　今からマイ・カーを買う私は
車の市場価格が大幅に下がることを期待して
浮かれております

私、１万ｍおよぎます

12月3日（土）
ワールド・スイム・フォー・マラリアのために
１万ｍ泳ぎますっっ


みなさんに「泳いでー」って言う前に
自分が泳がないとね

元１５００ｍソウル・バルセロナ代表の加藤真志先輩が
「現役時代一番きつかった練習」として
２万ｍ泳ぐというので
私も腹を括りました

とはいうものの。
ルワンダで　トレーニングを始めなければいけない

ルワンダで一番大きいプールを探しに行った
ホテル・ミルコリンと
ノボテル（ホテル）と
スポーツクラブのプール
おそらくどこも一緒で
スポーツクラブのがかろうじて１５ｍあるかな？？？ってとこで
そこでチャッチャとトレーニングしなくてはいけません

だから1万ｍという少々甘っちょろいかもしれない内容ですが
練習環境がないし
現役離れてもう５年
許してくださーい

当日はそんなとこで１万泳げないので
アフリカのどこか探しています

日本のみなさんも　泳ごう！！！！！！

さて　WSMにはどうやって参加するのだ？とよくわからないという
これを読んでいる現役選手の方には
もっと簡単なプログラムが用意されています

12月3日にチームのみんなで泳いだ距離を
全部合計してください
例えば○○大学水泳部30名がひとり1万ｍ泳げば300ｋｍ
あるちびっこ水泳教室で一人１ｋｍ、100人が泳げば　100km
マスターズも　素人さんも　ウォーキングも
日本全国　ぜーんぶ足しちゃおう！
地球を何周できるかしら？

ね　簡単でしょ？
ただし　これに参加するにはチームの担当者がウェブ登録を行ってください
そしてみんなで頑張って、マラリアで苦しむ人々のために泳いだ暁には
募金をして下さい
（蚊帳１つ６００円）
担当者はそれを指定の口座に振り込んでください

残念ながらまだウェブが整っていないのですが
全員の距離を自動的に計算してくれるようになるので
もう少しお待ちを・・・

日本中、世界中　ひとつになって泳ぎましょー！

い、言っちゃった。。。
もうあとには引けない。。。

異動

もうすぐルワンダに異動になります。

ハイ　そうです　私は変わっています。


ナイロビに来て４ヶ月
正直　去るのは淋しいー

ナイロビは大都会で
レストランもスーパーもカフェもクラブも
何でも揃っているし
実はエステとかいっちゃってるし
日本食レストランもあるし
スコットランドかと思わせるようなゴルフ場も多いし
マサイマラ、モンバサなどの大観光地もあるし
日本人も多いし（ケニアにいる日本人は６００人以上）
アパートは気に入ってるし
退屈しないし

だけどだけど
開発援助という仕事を選んだ以上
こんな国にいる方が恵まれていて

ルワンダにJICA事務所ができる
ルワンダ担当の私がそこに行くのは
至極当然のこと

最低限の生活は整えられるし
お給料もしっかりもらっているし
何よりも仕事はやりがいあるし
私は恵まれてると思う

ルワンダはまだまだ開発途上で
ずっと都会で育ってきた私には
少し淋しいかもしれないけど
きっといい経験ができると思う


それでも最近　
仕事は増える一方で
ルワンダでの業務は「ちょ、ちょっと待ちたまえ！」と
めずらしく不安になるほど過酷だし
プラス引越しの準備とか送別会とか
その他もろもろで
頭がパンクしそうで

そんなときに　蚊帳の中に蚊が入ってて
眠れなくなって
やらなきゃいけないことをあれこれ思い出してしまって
発狂しそうになったり
夜中に荷造りをはじめたり
ブログを更新したり
家族や友達や日本を想ったり

２９歳というこの微妙な年頃に
ルワンダなどというちょっと尋常じゃない国に住む自分に
多少の不安を抱いてしまったり

いま　私は少し壊れているかもしれない

肘をつくイノシシ

・・・ていうか

おかしすぎるだろう？！


一体、なぜなんだ？？？


答え

餌を食べやすいからだそうです

このまま歩きます


・・・道端にこういう風にいるわけではありませんよ　念のため
ナイロビ郊外『ジラフ（キリン）パーク』の猪です

アスカリ

日本では夏も終わり・・・と言われると
えっ　夏だったっけ？
と間抜けなリアクションをしている私です

標高1,700mだからなのか
ようわかりませんが
ナイロビは　寒かった・・・サムイノ キライヤネン

今日ぐらいからようやく温かくなってきたけど
今年は異常気象だったようで
８月になっても気温があがらず
朝晩は１０度くらいまで下がった

でもさすがに暖房はない

思わず湯たんぽを買ってしまったり
靴下を履いたまま　寝たいのを我慢して
だんご虫のようになって寝たり・・・

アフリカでこんな場所があるとは想像もしませんでした


夜遅く帰宅すると
いつも笑ってしまうのが
アパートの門番（アスカリ）がこんな姿で（写真）

「ジャンボー」と出迎えてくれる

彼はマサイ（マサイ族の人）なの
名前は・・・　長すぎて聞いた途端に忘れた

赤いストールはマサイ族の伝統工芸品
ずっと外に座ってるから
コートだけでは寒さをしのげないらしい
ご苦労様～

しかしここでのポイントは
その格好だけではなく
手に持っているもの

最初は何かわかりませんでしたが
よく考えると
　　　　　　　　・・・弓矢

そ、そんな馬鹿な！
アスカリが弓矢
ホントの話です
彼だけではなく　あるレストランの前の警備員も持っていた

あああ　実際に使っているところを見たい
不謹慎だけど
一度でいいから　強盗などが現れたときに遭遇したい

だってすんごいうまかったりして
逃げる強盗をロビンフッドみたいにピシャーッと仕留めたりしたら
まじで面白いではないか

ピンク好き

つい今朝のことである

同僚と　私のピンク好きの話をしていた

「最近になって　ピンクが好きになってきて。やたらとピンクのモノを買っちゃうんですよー」
「あらやだ　それって歳とった証拠よ」
「えっ　なんでっ」
「素の自分に華やかさがなくなってきたから　明るい色を身につけるようになるんだよ」
「そ　そんな馬鹿な・・・」

それはそれで完結する筈の話だった

しかし　夜　帰宅後に洗濯機をまわし
蓋を開けてみると・・・

　　　　　　　　すべてピンクに染まっていた

犯人は　週末に買ったタオル（写真）
「ゴルフ用だから」と
安いタオルを買ったのだ

たったの70シリング　＝　100円くらい

それが　私のお気に入りの白シャツを台無しにした

アフリカでは　白を着ないのは原則である
汚れるから　

フィールドに出たときなんて
上から下まで誇りまみれになる
だから私も汚い服ばかり　要らない服ばかり　
スーツケースに詰めてきた

だけどあまりにも汚い服ばかりで恥ずかしくなって
この間　思い切って白シャツを一枚買ったのだ
バーゲンだけど　すごく気に入っていた
汚くなるとイヤだから　あまり着なかったし
うちのアパートには洗濯までしてくれるメイドさんがいるけど
私は絶対に洗濯は自分でしていた

ここケニアでの　まさに『一張羅』だった

そ、それが。。。　


うかつだった

油断してしもた

100円のタオルにやられた
MADE IN INDONESIAに！！！
これまたすごい威力で
シャツだけじゃなく　下着も靴下も　全部染めた

もともとピンク色のカットソーやタオルやパンツは
色褪せていたのに
甦ったように威勢のいいピンクになった

いっそのこと　ピンクとして着るか？

ピンク好きとは言ったから
ピンクの神様に気に入られすぎたのだろうか
でも白も大好きなんだよ～

立ち直れまへん